耳つぼダイエットとはいかに？

2020年2月19日 13:14

耳つぼダイエットってどうなの？

かなり以前から「耳つぼダイエット」というものが存在します。

耳つぼダイエットで痩せますか？という質問をたまに頂きますので今回はその事について書いてみたいと思います。

どうしようか？迷っている人はしっかり読んで下さいね。

まず、基本の基本から！ダイエットは　摂取カロリー＜消費カロリーという絶対的な公式があります。どんな事をしても摂取カロリーが消費カロリーを上まれば、脂肪となって体に蓄積されます。

耳つぼダイエットとは耳にあるとされる100を超えるつぼ（経絡）のうちの「食欲を抑えるつぼ」と「ホルモンの働きを調節するつぼ」を刺激する事でダイエットしようというものです。

実際に、東洋医学では耳には飢点（きてん）と呼ばれる過食を抑制するツボがあるとされています。他にも非常に細かいつぼ（経絡）があるとされています。

また、1956年、フランスの神経内科ポール・ノジェ博士によって「耳には人体の各器官が投影されている」と発表されました。耳にある反射点を使った療法は「耳介療法」や「オリキュロセラピー」といわれており、耳つぼは「中国式」と「フランス式」に分かれるそうです。

日本では整体院や治療院などで行われていたり、サロンなどで行われていたりします。

ただし、あくまでも耳つぼを刺激する事で「食欲を抑える」というのが耳つぼダイエットの元々の趣旨です。ですからもし、食べる量が変わらなければ痩せる事はないのです。

また、耳つぼへの刺激の効果もかなり個人差があるようです。通常の食欲が１００だとするとそれが５５まで下がる人もいれば、９５までしか下がらない人もいるそうです。このような数値化がそもそも出来ないのでその効果を測る事はかなり難しそうです。

これは実際に（かつて）耳つぼダイエットのサロンをしていた方から聞いた話なのですが、ダイエット効果を高めるためサプリメントの併用をお勧めする事が多いようです。そのサプリメントもかなり高額らしく、いわゆる置き換えダイエットを推奨されるようです。

ですから、耳つぼダイエットで痩せるというよりは、サプリメントを併用した食事制限をした事により痩せさせる事も実際に多いようです。

そして、これは大事な事ですがダイエットは、いきなり痩せたものは必ず戻るようになっています。

ある一定期間、体に入ってくるカロリーが極端に足りなくなった時に脳は「生命の危機」と認識します。そう認識すると生命維持のために基礎代謝を下げます。そして身体に入ってきたエネルギーを貯めようとします。

サプリメントで痩せても、少なくなるのは水分と筋肉です。エネルギーが消費されにくく、かつ脂肪をためようとする身体に変化してしまったらリバウンドどころか、どんどん痩せにくくなります。

これは、耳つぼダイエットに限りませんが注意しなくてはいけない事です。

また、これも実際に耳つぼダイエットのサロンをやっていた方から聞いた話ですが、食欲を抑えるつぼと増進させるつぼはとても近い位置にあるので間違って食欲を増進させる事もあるそうです！

ただし、耳つぼに刺激を与える事で、食欲が以前よりも少なくなる人もたしかにいます。

そうなれば、理想的なダイエットになる可能性もあります。落ちた食欲内でバランスの良い栄養と量を意識すればいいからです。

今までなら、“もう一杯”と食べていた習慣が少なくなるかもしれません。あとはその習慣に体を慣らしていけばいいのです。

長い歴史があるので全く痩せない！とまでは断言できませんが、耳つぼダイエットだけで食事管理をせずに痩せるという事はありません。個人差もあるのでメリットとデメリットをしっかりと見極めたいものですね。

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