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PHOTOSHOP / 熱い夏を吹き飛ばせ!!!超炭酸アイスクラッシュビジュアルの作り方

こんにちは。

札幌を拠点とし活動中のレタッチャーの大谷キミトです。

今回は炭酸水の広告イメージ
夏の暑さをぶっ飛ばしてくれる超炭酸アイスクラッシュビジュアルの作り方!

こちらが完成イメージ!
炭酸水の強烈な強さと冷たさを強調したビジュアルです。

完成イメージ

作り方自体は全部無料!

有料部分は完成レイヤーデータのダウンロード
使用しているブラシのダウンロードと氷や飛沫素材
そしてこのブラシを含む下記7点は商用利用もOK素材だよ!

商用利用OK素材

awa.jpg(泡)
ice_A.psd(メインの氷の塊)
ice_B.psd(飛び散る氷の塊)
shibuki1.jpg(飛沫1)
shibuki2.jpg(飛沫2)
yuge.jpg(湯気)
ice.abr(細かく砕けた氷ブラシ)

レイヤー構造まで気になる方や素材も欲しいは人は是非チェックしてみてね!

では早速つくっていく!!


1.背景素材を合成していく

まずはice_A.psdという素材を開きます。

ice_A.psd

次にice_Bをひらきice_Aの下に入れ込みます。

ice_B.psd

一番下には新規レイヤーを作り黒で塗りつぶしてblackと名前をつけておきましょう。

レイヤー構造1

次にshibuki.1jpgという素材を入れ込み、右上赤丸スマートオブジェクトに変換します。

右上赤丸よりメニューを表示
スマートオブジェクトに変換


スマートオブジェクトに変更することで、元の画像を保ちながら編集を加えることができます。

続いてshibuki1のレイヤーを描画モードを「スクリーン」に変換、さらに複製し、ice_Aの上下にサイズや角度を変えならが配置していきます。

shibuki1を複製しice_Aの下にも配置
shibuki1を配置したイメージ

同じようにshibuki2.jpgも「スクリーン」で重ねていきます。
今回はshibuki1を複製し3点,shibuki2を複製し2点配置しています。

レイヤー構造3
shibuki2も配置

バーン!という衝撃が出てきましたね。

2.ペットボトルの合成

Bottle.psdを開きレイヤーの一番上に配置
スマートオブジェクトにしておきましょう。

Bottle.psdをレイヤー上部に配置
ペットボトルを配置したイメージ

3.泡を入れ炭酸を強調する

awa.jpgをひらきペットボトルの上にのせ、描画モードを「スクリーン」に変更。
awaレイヤーを選んだ状態で右クリックをし【クリッピングマスクを作成】(command + option + G / Ctrl + Alt + G)を選択すると、ペットボトルの部分のみに泡を表示することができます。

awaレイヤーを描画モード「スクリーン」/クリッピングマスクの作成
ペットボトル部分のみ泡が表示された状態

awaレイヤーを複製、サイズや位置を調整して泡がいい感じに見えるよう増やしてみよう

awaレイヤーを複製

水からはみ出してしまった泡はマスクを使って消してね。

awaレイヤーにマスクを追加
炭酸イメージ

4.氷に埋め込む

では次にペットボトルを氷の塊に少し埋め込みましょう
ここでは氷の屈折のような歪みを作る作業をしていきます。

Bottleレイヤーを選び、上部メニューバーの【 フィルター 】 → 【変形】→ 【置き換え】を選択します。

【 フィルター 】 → 【変形】→ 【置き換え】

次のボックスがでてくるので水平比率を10/垂直比率を10にしてOKを押します。

置き換え設定

するとファイルを選ぶ画面になります。
ここでダウンロードしたice_A.psdを選びましょう
※置き換えはpsdファイルのみ選択することができます。

置き換え/ファイル選択
置き換えによる変化

このように氷のピクセルに合わせ変形をすることで、氷の中に入っているような屈折を作り出すことができます。

さらに Bottleレイヤーにマスクをつけ、 Bottleの周辺を薄く消し込みます。

Bottleマスクイメージ
マスクで Bottleの周辺を消し込む
レイヤー構造

次に Bottleレイヤーをトーンカーブ(command + M / Ctrl + M)
少し目立つようコントラストを調整します。

Bottleレイヤーのトーンカーブ調整
Bottleレイヤーにトーンカーブがついた状態
Bottleレイヤーをトーンカーブで調整

メインのペットボトルが目立ってきましたね。

5.砕けた細かな破片を飛ばす

現在全体的に大きな塊と細かな粒しかないので、もう少し砕けた小さめの粒も作っていきます。
小さめの粒はブラシで描いていきます。

まずはダウンロードしブラシice.abrを読み込みます。
読み込み方法はこの二つを覚えておくとよいでしょう。

1.Photoshopアイコンにドラッグ&ドロップする

2.ブラシツールからブラシの読み込みを行う。

ブラシツールを選択し、ブラシプリリセットピッカーを開きます。

ブラシプリセットピッカーを開く

右上赤丸のメニューを開き「ブラシを読み込む」をクリックします。

ブラシを読み込む

ダウンロードしたice.abrファイルファイルを開きます。

ice.abrを開く

iceブラシが読み込めました。

iceブラシ

では新規ファイルでどのようなブラシか試してみましょう。
背景を黒にした3000px × 3000pxの新規ファイル(command + N / Ctrl + N)を作成しました。

新規ファイルの作成

先ほど読み込んだiceブラシを使い白でワンクリックしてみましょう。
次のように描かれたはずです。

iceブラシ

これをワンクリックではなく、ドラッグすると次のようになってしまいます。

iceブラシでなぞったイメージ

このままでは使いずらいので、このブラシがランダムに描けるように設定していきます。

ブラシの設定というパネルを開きます。
見つからない人は上部メニューバーから【 ウインドウ 】 → 【ブラシ設定】で出すことができます。

ブラシ設定を表示
ブラシ設定パネル

今回ブラシ設定は次のようにします。

ブラシ設定 / シェイプ
ブラシ設定 / 散布
ブラシ設定 / その他

今回ペンタブレットを使っていない人は筆圧のコントロールはできないので、パラメーターや、ブラシサイズ、不透明度等を変更しながらいい感じに描けるよう調整してみて下さい。

このようにドラッグするとランダムに描けるようになったはずです。

ランダムに描けるようになったiceブラシ

それでは元のファイルに戻りましょう。
ice_Aレイヤーの下に新規レイヤーを作成し「ice_brush」と名前をつけます。
先ほど作ったブラシで、氷が砕けたような演出を加えていきます。

ice_brushを使用し砕けた氷を演出

1回ではうまくいかなくても何度か調整しながら描いていきます。
氷が砕けた感じがでてきました。

6.湯気の追加

氷のひんやり感をさらに出すために、湯気を追加してきます。
yuge.jpgファイルを開き、スマートオブジェクトに変換しておきます。
ice_brushレイヤーの下に入れ、描画モードを「スクリーン」にします。

yugeレイヤーの追加

shibukiと同じように何個か複製し、配置していきます。
今回は4つ配置しました。

yugeレイヤーの複製と配置レイヤー構造
yugeレイヤーの複製と配置

レイヤーが多くなってきたのでグループを使いまとめていきます。
まとめたいレーヤー(yuge)をshiftを押しながら全て選びグループ化します。(command + G / Ctrl + G)
管理しやすい名前に変更します。
今回はyugeとします。

shiftキーを押しならがまとめたいレイヤーを全て選びます
グループ化し名前を変更

他にも同じように管理しやすようグループ化していきます。

管理しやすいようグループ化

次にレイヤースタイルを使ってメインの氷の周りにも白さを出していきます。
ice_Bレイヤーの赤丸付近何もないあたりをダブルクリックします。

赤丸付近をダブルクリック

レイヤースタイルのボックスが表示されます。
光彩(外側)にチェックをいれ下記のように数値を変更します。

ice_Bのレイヤースタイル設定
ice_Bのレイヤースタイル適応後

7.全体バランス調整

ここからは全体を整えて仕上げに入っていきます。

もう少しバーンと弾けた印象が欲しいので氷の塊の裏側を明るくし、メインのice_Bを見やすくしていきます。

yugeフォルダの上に一つトーンカーブを作成し明るくします。

トーンカーブを追加し明るさを調整
メインの氷を目立たせる為裏側を明るくした

ここまできたら後少し!

再度ペットボトルの調整を行います。
もっと炭酸のシュワシュワ感が欲しい!
氷に埋まった感が欲しい!
この2点を再調整します。

まず炭酸のシュワシュワ感ですが、shibuki1レイヤーを複製し  Bottleレイヤーにクリッピングマスクし配置しました。
Bottleの下の方が細かな泡が出ているイメージです。

shibukiを2点配置
shibuki追加イメージ

炭酸のシュワシュワ感が強調されました。

次は氷に埋まった感をさらに追加します。

Bottleレイヤーのレイヤースタイルを使います。
先ほどと同様、 Bottleレイヤーの何もない部分をダブルクリックしレイヤースタイルを表示します。

ここでブレンド条件のスライダを使い氷の光をブレンドさせていきます。
青丸は(option / alt )を押しながら動かします。
 

ブレンド条件の設定
ブレンド条件を適応したイメージ


ここで注意する点はメインのペットボトルが見えにくくなるほど過度な調整はしないことです。 
炭酸水の広告なので商品が見やすい方が良いでしょう。

8.仕上げ

さぁいよいよ最後の仕上げです。
全体の色味、トーン、質感を調整していきます。

まずは調整レイヤーの「カラーバランス」を一番レイヤーの一番上に入れます。
より冷たさを強調する為、青みを入れていきます。

調整レイヤーカラーバランス

階調の中間調を下記のように設定します。

中間調

同様にシャドウも青みよりに変更します。

シャドウ設定

今回ハイライトは変更なしです。
青みがつくことで冷たさが強調されました。

カラーバランスで調整後

続いて調整レイヤーの「色相・彩度」を作成
彩度を0にし、描画モードを「ソフトライト」不透明度を47%にしました。

色相・彩度設定
描画モードと不透明度の調整

これで画面にコントラストがでて絵に締まりができました。

色相・彩度と描画モード調整後

全体が少し暗いので明るくする為、レイヤーの一番上に調整レイヤーのトーンカーブをつけます。

全体を明るくするトーンカーブ
トーンカーブ設定
トーンカーブ適応後

そして最後はみんな大好きハイパスオーバーレイ!!
一番上のトーンカーブレイヤーを選んだ状態で「表示レイヤーを統合した新規レイヤーを作成」 (command + option + shift + E / Ctrl + Alt + shift +E)をします。

表示レイヤーを統合した新規レイヤーを作成

この表示レイヤーを統合した新規レイヤーを作成(レイヤー1)の名前を「ハイパス」に変更します。

上部メニューバーの【フィルター】→【その他】→【ハイパス】を選択
今回は半径を2.0に設定します。

ハイパス設定

このハイパスレイヤーの描画モードに変更します。

ハイパスレイヤーの描画モードを「オーバーレイ」に変更

これで質感がバリっとシャープになり、より力強さが出ました。

これで完成です!

完成イメージ

みんなもこの夏に向けていろんなアイスクラッシュビジュアルつくってください!

架空広告みたいにデザインしてSNS投稿もしてOKだよ!
みんなたくさん練習してかっこいいの作って投稿してね!

ここから先は元素材とレイヤーデータがダウンロードができます!!

この7点は商用利用もOKだよ!

商用利用OK素材

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