ルミネセンス

夏と
海に
ほんとうは
親和性なんてないこと
知っているのに
ただ落差にふれたくて
熱さと冷たさに橋を架けた
混じり合えば
ぬるいだけの
その季節をあしもとに沈めて
いくらでも歩ける気がしていた
突き刺さっても
流れ出しても
なんなのかわからずに
気づけなかった言葉を
踏みつづけて
声は光っている
陽射しよりも
きっと、強く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?