見出し画像

ステーショナリー好きのマジシャンから ~道具は選ぶもの~

既にどこかに書いたことがあるような気がするのですが
ステーショナリーマニアです、僕は。

主な守備範囲は、封筒とサインペン。
なので、海外に行った際、一番ワクワクするのは
地元の文具屋さんみたいなところ。

封筒を何種類も買ってきたり、サインペンを色々と
試してみたりってなるので、お土産代がかからないこと(笑)。
特にアメリカとかって、封筒は激安だったりするので。

なんかシャーピーのシルバーとかで、ワイワイしているのを
マジック界で見ることありますが、僕にとっては
「まあ、あるよね、普通に」
程度でして。

さて、封筒に関しては「マニラ封筒」というのが好みです。
山吹色位の色の紙で、日本ではあまり作られていないサイズですね。
この封筒、いくつかいい点があって、1つに水に強いんですね。
多少濡れた程度なら、問題ありません。

元々はなんか油かなんかを塗ってたんじゃなかったっけ?
日本で言えば、本物の番傘の製法とかでは、そうしますね。
あれ、漆と油とか塗るはずだし。

後は、透けないんですよね。
日本で透けない封筒を探そうとすると、実は結構高価な
封筒を手に入れないといけなくなるか、二重封筒が必要になります。

価格から考えると、透けないという部分でのコストパフォーマンスは
マニラ封筒がベストだと思います。
実際にはサイズが非常にたくさんあって、ちょうどポーカーサイズの
カードにぴったり的なモノもあります。

海外から商品を買うと、ギャフカードとかこの封筒に入ってくるので
この封筒だけでも、ちょっとワクワクするなんて人もいるでしょう。

厚い紙って感じですが、あまり丈夫か?となると
もろい感じもあって、破るのは簡単だったり。

カードマジックには結構お勧めなものだったりしますので
ぜひ使ってみていただきたいですね。
ただ、日本では手に入れにくいものなのですが。

なので、レストランマジック研究所は海外から購入して
販売をしております。

そして、サインペンではないのですが、最近ペンで
気づくことがありました。

純粋にメモなどをする時のためのペンとして、BIGのボールペンを
バッグに入れていたりします。
BIGのペンというと、どういった色を思い浮かべるでしょう??

今の人は、オレンジのボディのものを思い浮かべるでしょうが
僕はさらに古い、白いボディのものを好んで入れていました。

コレ、キャップが黒、ボディが白なので
バニッシュしたりスリービングしたりすると、はっきり見えるわけです。
価格も安いし、使い勝手があるので、ずっとそうしていたのですが。

どうも、生産も終わり、そうそう簡単に手に入らないものに
なってしまったようで。
でも、できればそれがいいと思い、色々と調べて行ったら
海外で何とか少量手に入りそうなので、それを確保する予定に。

日本で見たら、たぶん無在庫ショップというか、並行輸入なので
ペン1本が1000円近くという、信じられない価格!!
これ、買ったとしても、海外でさえほとんど在庫が無いので
本当に入手できるかは別になるだろうなあ、なんて。

このボディが白でキャップが黒、というのは
通常使用のサインペンでも、僕はこのタイプを選んでいて
寺西のマジックインキのペンを使っています。

これも、比較的最近?キャップの形状が変わったんですよね。
(とはいえ、もう10年位になるかも)

昔は完全点対称なキャップでした。
なので、ある意味できっちりはまると取りにくく
そうでないと、外れやすいという感じでした。

今のキャップは1か所だけ出っ張っていて
きっちり閉まっている時には、その部分に力をかけることで
回転して外れます。

逆に閉め忘れるとかが少なくもなるでしょう。

小さなところにも、工夫をしてくれていて
使いやすくなってくれているわけです。

シャーピーの外身?になるシャーパとか、カッコいいのですが
もしサインをさせるデックがボロボロとか、エッジが汚れているなら
単にチャラいだけのペンになるでしょうし。

例えば、マジックで何かを書き留めることがあるのなら
モレスキンのメモパッドみたいなものと、それなりのペンでも出したら
分かる人には一発で分かるわけですし。

さらに進めると、外身はいい感じ、でもインクはフリクション
とかにすると、色々とできるのではなんて事を
研究されている方もいるでしょう。

そうそう、僕自身はカードインワレットなどよりも
紀良 京佑氏のカードインカードなどを使う事が多いのですが
それを入れておく封筒は、意図的にちょっと豪華に見えるような
ものにしておいたりします。

例えば、ティファニーブルーに近い色にしておくとか
明らかに厚手の封筒にしておくとか。
そうした方が、そこから出てきたサインカードが余計に高価なものに
感じるきっかけにもなるでしょ?

結構マジシャンって総力戦なんですよ。
特に、至近距離でマジックを演じる場合には。

手先が見られているなんて当たり前のことで
時計、ベルト、ネクタイ、スーツ、靴、バックなどなど
全て見られているので、言葉は悪いですが総力戦で
値踏みされます。

直接現象に関係のない物も、ちょっとこだわってみてもいいのでは?
ってことで。

まあ、僕は単にステーショナリーが好きなだけなのですけどね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?