見出し画像

イミテーションズ:豹の巻

コンテンツをご覧いただきありがとうございます
レストランマジック研究所 小林です。

レストランマジック研究所では「イミテーションズ」シリーズ
というものをリリースしておりまして
今回のものは「豹の巻」になります。

色々と、ツッコミ所があると思うのですが
まずは「イミテーションシリーズ」というのは、今までに僕が
学んできた事柄を特定の切り口でまとめてきたコンテンツになります。
バリバリオリジナル、というわけではなく、何かしら
大元があり、小林のフィルターを通ってきたものですので
「イミテーション」という表現をしています。

イミテーションと言っても、単なる偽物ってことじゃなく
使える汎用品って感じでしょうか?
で、豹の巻ってなんじゃいなってなるんですけども
このシリーズはとある中国古典を模しております。

「六韜三略(りくとうさんりゃく)」というもので、これら兵法書で
「六韜」と「三略」という2種の書物に分けられ
タイトルは六韜の方からいただいています。
ちなみに「韜」とは、矢を入れておくための袋を意味しているようです。

よく知られているのは「虎の巻」って言うのを聞いたことの
ある方も多いと思いますが、これが六韜から来ています。
色々なタイトルの付いたものが6巻あり、そのうちの1つが虎の巻。

この巻には兵法の極意が書かれていたので、そんな風に取り上げられる
事が多かったので、慣用句として使われるようになったようです。
ちなみに、今回の豹の巻は
「特別な戦場(森林・山岳・谷間・湖水)での応用的な戦術」
についてまとめられているものです。

今までのイミテーションズは、基本的にトリックを扱ってきましたが
今回は、ちょっと変化球をかけて、様々な応用的戦術を
お伝えできればと思っております。

こんな感じの内容になっていると思っていただければ、と。
最初の転用は、マジックショップなどで売っている物ではなく
一般のアイテム、または全く分野違いのものがどのようにマジックに
転用できるのかをお伝えしております。

意外な所で、自分の探していたモノに近い何かを見つける
なんてことは、経験があると思いますが、そんな出会いの
効率を上げるような、そして街に出た時にルーティーンで見て回る
お店のリストに入れておいた方がいい所が増えるかと思います。

認知に関しては、人はどのような認知のシステムがあるのか
だったり、その認知の癖などを時間をかけずに判断できないか
等です。

書籍などに関してもおすすめしておりますので、参考になれば
幸いです。安易にメンタリズムにつなげるのはお勧めしませんよ(笑)。

心理ですが、相手の心の中なんて、何があるのか
分かるわけないのですが、ほんの少しでも、そこに対して
こちらが有利になるように働きかけができないか?
なんてことにつながっています。

この辺の事で大切なのは、誰でもが活用できる
練習すれば上手くなる、みたいな事を意識しています。
元々コミュニケーション能力が高いとか、傾聴する力があるとか
そういった人だけが出来る事って、僕は好みではないので。

言語に関しては、日常のコミュニケーションにも活用できる
事柄ですが、やはり役に立つ書籍なども参考にしつつ
「言語」そのもの、だけではなく言語の持つ情報が
どのように伝わるのか、等にも触れているので
効率よく、こちらの想いを伝える事への第一歩になると思います。

ここに関しては、男女差などもあるので
そういった分野に関しても少々触れています。

様々なアイテム、書籍、原理など広範にわたっての
内容になっていきますが、マジックをできるだけ効率よく
演じたいからこそ、他の事柄での摩擦やリスクを減らしたいと
思っていると思います。

マジック分野に関しては、いくらでもコンテンツを手に入れる事が
できると思います。ショップに行ったり本屋に行けば
本やDVD、ダウンロードコンテンツがたくさんありますので。

でも、例えば
「様々なアイテムをメンテナンスするためのアイテムってどこにあるの?」
とか
「ミスディレクションなどをかけやすくする方法ってあるの?」
とか
「テーブルアプローチの際に具体的に注意することとかあるの?」
とか
マジックの分野でさえ、あまり検討されていない内容に対して
何かしらのヒントを得られたら、と思っている方には
刺激になると思います。

逆に「答え」を求めているような方には
あまり向かないでしょう。
マジックは人と人との間で行われるものなので
どんなに自分を適切にコントロールできたとしても
相手次第で、同じ結果にはなりません。
なので、出来るだけ多くのパターンを認識しておき
できるだけ自分の望む状態に持っていけるような
そんな「手法」や「原理」を学んでおいた方が、当意即妙な
対応ができるようになるわけです。

まあ、経験値が高くなると、特定のパターンに
相手を誘い込んで、必勝パターンで畳みかけるっていうのも
多くなると思うのですが、時代によって、人によって、その場によって
実際には様々になりますので、答えではなくヒントやルールのような
少々抽象度の高いレベルしておけると、便利だと思います。

1個1個の情報は、具体的なレベルで提示されるかもしれませんが
それらをどのように活かしていくのか、という事に関しては
柔軟な思考を持って頂ければと思っております。

もしかすると「そんなの、当たり前だよ!」って思う事にも
触れているかもしれませんが、僕自身はこれらのことに気づけたのは
小さなことであっても、プラスになっています。

だいぶ長い内容になると思います。
今回イミテーションシリーズを始めてNOTEでリリースします。
というか、文字媒体で出すことが初めてかもしれません。
だいぶ長いものになると思いますが、何かの気づきになれば幸いです。

トータル1万7千文字以上の内容になりますが、実はこれでも
少々絞った感じなっております。
マジックでの直接的な戦いではなく、様々な分野での戦い方に対しての
知恵やスキルは多々あるという事です。
まずはここからの内容をお楽しみください。

ここから先は

15,738字 / 2画像

¥ 2,000

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?