見出し画像

レストランマジシャンのトリビア? ~知っていて損のないお店の事~

毎度どうも、レストランマジック研究所小林です。
今回は、ちょっとしたトリビアとして、こまごましたことを
書いていこうと思っております。

飲食店での演技をすることを考えているのでしたら
まあ知っておいて損はない事かと。

マジックにも、飲食にも?直接的には関係のない事
になってくるかもしれませんが
思わず「へ~」って言いたくなるかも、です(笑)。

まず、日本食の事柄に関して
懐石料理、とまでかしこまらなくても
ホテルなんかで、和食のコースなど
夕食で食べることあるじゃないですか?

で、そういった時のお品書きってこんな感じかと。

コースの中に「食事」?って思った事ありません?

これ、もう少し広げて考えると「料理」と「食事」っていう差が
あるんですね。
なんか、この識別も色々とあるようなのですが
料理とは、目も楽しむし、お酒も楽しむしという
トータルな考え方の概念のようです。

食事はもっと分かりやすく「お腹を満たすもの」のようです。
大抵この部分で、ご飯ものが出ますよね?
炭水化物で、お腹を満たすのが、食事です。

なので、そこより前でお腹がいっぱいになってしまうのは
違うので、量は少なめで、彩りも楽しみ、お酒のペアリングなども
楽しむわけです。

で、それをしていくと、結果的にそんなにお腹に入るスペースも
無くなってくるので、結果お食事も少なめかと。

なので「料理」でお腹をいっぱいにするのは、ちょっと違っていて
「食事」で色々とお酒を飲もうというのも、ちょっと違うようです。

そう考えると「お食事処」というのは、簡単に言えば飯屋なんですね。
お腹を満たすことをメインに考えている所なので、この表記に
しているはずです。

それとは違って「小料理屋」などと表現されるお店もあります。
これは、料理を振舞う事を考えているので、ちょっとずつ
色々と楽しむところ、という事です。お腹を満たすことをメインではなく
雰囲気なども含めて楽しむ場所になってきます。
結果的に、高価になりがちかと。

料理には、お酒が欠かせないような気がしますね。
お食事には、どっちでもいいような気がします。
これに関しては、僕がお酒を飲まないから、というのも
あるような気がします(笑)。

自分が出演を頼まれたお店が、どういったものなのか
こういった、お店の肩書?のようなものから
想像できる部分があるってことです。

さて、では視点を西洋に向けて(笑)
お店のランクが名前で分かるって、理解してます??

フランス料理、イタリア料理のお店だと似たような名前が
ついていることありますが、あれって大体
お店のスタイルを表現していたりします。

そして、それがある程度お店のランクになってきたりもします。

これって何に関わるかとなると、ドレスコードとかにかかわってくるので
実は出演するお店のランクってわかってないと、恥をかくことも。
ひいてはクライアントさんに恥をかかせてしまう事もあり得ますので。

フランス料理だと
カフェ(Cafe)
ブラッスリー(Brasserie)
ビストロ(Bistro)
レストラン(Restaurant)
オーベルジュ(Auberge)
グランメゾン(Grande maison)
こんな感じになっていると思います。

カフェは、僕らのイメージ通りですね。
夜になるとお酒の提供もあるような場所で
もちろんドレスコードなどはなく、気楽に入れる所です。

ブラッスリーって、ビールの醸造所という意味があったようで
なので、お酒を気軽に楽しめる、居酒屋さん位のお店を
表す言葉です。カジュアルなお店です。

ビストロは、ブラッスリーよりもちょっとかしこまっている感じ?
お料理主体な所がこの名称を使いがちの様です。
とはいえ、あまり大きなお店ではなく、ある種家庭的な
こじんまりしている所があります。

そしてレストランですが、日本だとこの表記をしてあると
気楽な飲食店位に考えがちですが、フランス料理でこの表記のある
お店だと、ドレスコードが生まれます。

男性ならジャケット着用とかタイ着用とか、女性もスニーカーなどは
ダメだったり、極端に肌の露出があったりするのは避ける場所。
まさにお料理を楽しむ場所になります。

ですので、レストランよりも気軽なランクの所は
ある意味でお食事処の役割が強いのでは、ともいえると思います。

そして、オーベルジュですが、これは
レストランに宿泊設備がついたところ、という感じです。
主体はレストランであることが大事です。
飲食店としては、かなりランクの高いお店になってきます。

テレビドラマでも有名になった?グランメゾンですが
これもまた、飲食店のランクを表すもののようで
和製のフランス語だそうです。なので現地では「?」になるかと(笑)
ミシュラン三ツ星のレストランを表す、という感じのもののようです。

一定年齢以下の子供は入れず、ドレスコードもしっかりしている
という感じのお店です。

さてさて、元々カジュアルなタイプのイタリアンにも
同じようにお店のランクというかコンセプトを示す言葉があり
お店に合わせる必要が出てくることも。

ある種の専門店を表す語尾?が「ria」というモノのように感じます。
専門店ですが、そのハードルは高くなく、比較的気楽に
入れるお店であることが多いです。

パスティッチェリア(Pasticceria)
お菓子やケーキを販売しているお店のことをパスティッチェリア
というようで、パティシエも語源が同じものでしょうね。

ピッツェリア(Pizzeria)
ピザ専門店のことをピッツェリア
スパゲッテリア(Spaghetteria)
パスタの専門店の呼び名です。
ビレリア(it:Birreria)
ビール専門店、ビールバーの呼び名。
カフェテリア(Caffetteria)
イタリアの喫茶店です。

カフェテリアも、この分類に入ってくると思いますので
どれくらいの気楽さで入れるかは、お分かりかと思います。
ある意味で、お食事処の部分が強いかと思います。

次は、居酒屋感の強いお店になるようですが
オステリア(Osteria)
少し高級な居酒屋というイメージをもつレストランの呼び名です。
ベットラ(Bettola)
食堂・台所の意味であり、オステリアとほぼ同じようなレストランです。

日本だと、ラベットラの落合シェフが有名ですが
かなりカジュアルにイタリアンを食べてほしいという思いが
店名からもわかるわけです。

肩ひじ張らずに、食べに来てよ!みたいな想いを感じます。

そして、もう少しきちんとコースで食事を味わうような所が
トラットリア(Trattoria)
となり、日本でいえば大衆食堂に位置するレストランの呼び名になります。
語尾はriaであることからも、伝統的料理(トラディショナルとか)のお店の
意味合いが強いかと思います。

そして、リストランテ(Ristorante)
イタリア料理のレストランとしては、高級料理店の呼び名で
コース料理をメインに提供してくる飲食店です。ただ現在では
オステリア・トラットリアなどの看板名をつけてカジュアルに
売り出すお店が増えてきているようです。

まあ、名前の響きなどから決めている所もあるでしょうしね。
ただランクの判断は、情報としてできるかと思います。

もう少しお酒に傾いている所の表記は
エノテーカ(Enoteca)
ワイン専門店、および居酒屋になるようです。
エノテカピンキオーリとか、名付けているお店もありますが
現地のイメージとはちょっと違ったランクになっているような
気もします。

最近はイメージがつきやすいのが、バール(Bar)でしょう。
立ち飲みができるお店で、コーヒーの提供をしていたり
なんてお店でもあるようです。

まあ、ある種の基準位に知っておくと便利な時があると思います。
どういったものを求めたお客様が来られるのか
なんとなく想像できたり、ですので。

とはいえ、お店の実際は、お店に足を運んでみないと
分かりませんので、レギュラーで出るお店ならともかくなのですが
うかがえる場合には、出来るだけうかがって雰囲気を
肌で感じておくことがいいでしょう。

小林は、代打で出る場合、営業で伺う、等のお店で
行ける場合にはあらかじめうかがって、ご挨拶だけ
させていただくというのが、多かったです。

そうすると、本番当日は2回目の事になりますので
少し気が楽なんですね。
何か参考になれば、幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?