報56 鬼ブログ祭り~27時間テレビ手記12~
今年もFNS27時間テレビが終わりました。
27時間テレビウォッチャーとしては、久々に上出来だと思った為、視聴した感想を書き連ねていきたいと思います。
noteでは初めて書くので、軽くあらすじを。
元々、うちの家系はあまりこれ系等の番組が「目的や内容が無い」という理由で好きではなく、そこまでがっつり見せてもらっていませんでした。
それから大学へ進学し1人暮らしに。2008年の「ひょうきん夢列島」(総合司会さんま)を17時間近く見てから、27時間テレビの持つパワーや独特なアレな感じに目覚め、以降気に掛けるようになりました。
以降、毎年別ブログで長い事感想を書くのが恒例になっていったので、一応貼っておきます。
RB105 「 27時間テレビ 」 (2008年/ひょうきん夢列島/さんま)
RB396 「 bad a mouth 」 (2009年/ヘキサゴン/島田紳助)
RB671 「 結局15時間くらいしか見てない 」 (2010年/ヘキサゴン/島田紳助)
RB936 「 テレビ見過ぎの疲労day~清々しくない朝が来た~ 」 (2011年/めちゃイケ/ナイナイ中居)
RB1151 「 生きた伝説を見た日~FNS27時間テレビ手記~ 」 (2012年/いいとも/タモリ)
RB1325 「 視聴地獄~FNS27時間テレビ手記~ 」 (2013年/女子力/女芸人11)
RB1486 「 武器はブログ~俺×27時間テレビ感想文~ 」 (2014年/スマスマ/SMAP)
RB1598 「 本気になれなきゃブログじゃないじゃ~ん~27時間感想~ 」 (2015年/めちゃイケ/ナイナイ中居)
RB1708 「 ブログフェスティバル~27時間テレビ手記~ 」 (2016年/フェス/陣内ザキヤマ他)
RB1837 「 ブログのれきし~27時間テレビ手記~ 」 (2017年/日本の歴史/ビートたけし村上)
RB1927 「 ブログで何を書いてきたか~27時間テレビ手記~ 」 (2018年/日本の食/ビートたけし村上)
以上、全11回でした。
2019年の3度目のビートたけし・村上の「日本のスポーツ」もある程度見たんですが、俺の求めてる27時間テレビ像とあまりにもかけ離れていて、下書きの時点で断念しました。
前置きが長くなりましたが、ここからが今年の感想です。
基本敬称略で行きます。
・オープニング
総合プロデューサーに扮したロバート秋山が無駄に壮大に紹介するのは良かった。
流石にオープニングCGくらい欲しかったような。オープニングに行かないまま次の企画に行った印象。
そもそも、今年4年振りの開催という事でしたが、既に2017~2019年が録画回だった為、実質7年振りなんですよね。そして総合司会が千鳥、かまいたち、ダイアン。そして知らない番組が旗艦番組。もう不安しか無く、そこまでがっついて見る気もしてませんでした。
・27局連続チャレンジ
最近は24時間テレビよりも地方局との連携が感じられる27時間。 24時間はエンディングくらいで、あとはローカル差し替え枠でよろしくやってくれって感じですものね。
普通にすごいチャレンジから、フジだなぁ、27時間だなぁと思う物まで様々。 禿げ頭に吸盤くっつけてシャンパンタワーに乗せるのをオープニングにやるのなんてこの番組くらいかと。このくだらなさを壮大にやるのが27時間。これだよこれこれ感。
・鬼連チャン
旗艦番組ですが、見た事ありませんでした。
朋ちゃん、面白いとか面白くないとかの前に映しちゃいけない人だった。絶対おクスリやってるって。ちょっと壊れすぎてて見てられなかったです。見ましたけど。ヤバい人がテレビに居た方が面白いのは間違いないんですが、ちょっとこれは俺の趣味に無かったです。 かまいたち山内が参加した360枚しか売れなかった伝説のラップCDいじりは面白かったですが。
日向坂46のメンバーが山内グッズでラップCDいじり、またPV流れたのは性格悪くて面白かった。
何故かこの番組で推されまくってる、ほいけんた。声のコンディションが悪く、過去一さんまの真似が似てなかったのに笑いました。
あと、コーナー途中やコーナーとコーナーの間、アナウンサーパートに入る際のチャイムが懐かしくて、27時間見てるなーって感じました。
・チームDEファイト
ご存じ、初日のゴールデン帯の大人数パート。 マイクのバランス取れてない感じも懐かしいですね(褒めてはいない)。
ごっつええ感じのレギュラー陣から浜田を除いた5人+キム兄の「ほぼごっつ」チーム。27時間テレビに正式にごっつの名前が出るとは。
松ちゃん、じゃんけん強くてあっち向いてホイ弱いの笑いました。あとスタッフのミスで向いた方向と別方向からパイが噴射されたのも、持ってるなーと。しかし、ガキ使のTANAKERでパイ投げられ、この番組であっち向いてホイに負けてパイ噴射され、ほんと第一線で頑張ってるよなとしみじみ。
途中、NHKとのコラボが挟まり、ローションボウリングの途中だった為、かまいたち濱家が粉とローションまみれで歌ってました。NHKに変えると、あっちが歌番組としては本家なのに歌詞テロップすら出ておらずひたすらシュール。あと画的にほんこんさんセンターなの笑いました。 終了後、NHKでは台車で連行されそのまま司会する濱家の姿が。
フジでは引き続き競技続行。 松ちゃん、2連続ぬるっと横から落ちていくの一番笑いました。発言でも体張っても笑い取るのずるいですわ。
23時半でコーナー終了。間髪入れず、日テレ系では千鳥かまいたちアワーが始まります。こうしてみるとほんと売れてるんだなぁと。「ダイアンが孤立奮闘してると思います」は草。
・ラブメイト10
毎度おなじみ、Mr27時間テレビですが、今年はこのパートのみ。ホンマでっかもお笑い向上委員会もないしね。
岡村、さんま、今田の3名に、途中からダイアン、更に裏被り終了後は千鳥、かまいたちも登場で計9人。総合司会全員はガヤガヤしすぎて要らなかったというのが正直なところ。最近は総合司会が出るのも恒例になってるが、独立コーナーみたいな扱いの方がいい気が。
火薬田ドンも健在。 流石に活舌怪しくなってきましたが、ベッタベタで好き。小ドンこと劇団ひとりの似てるようで似てないちょっと似てるビートたけしの物まね好き。
この枠はTwitter実況見ながら見たの失敗でした。否定的な意見が結構多め。俺の嫌いなフェミ寄りのご意見が多め。うるさい寝ろ寝ろ!
まぁ確かに、「今夜も眠れない」時代から、前半の雑談パートが面白いんであって、ラブメイト10自体は企画としてはそこまで…って思いはありますが。ただ、電話によるハプニングとか考えると、やはりこの企画ありきなのかもしれません。
あと、トントントンのネタは「今それは危ねぇだろ」って思いましたが、さんまなりの想いなんですね。50年テレビ出てる人は違う。
そして、スポットニュース枠がまさかのラブメイト10終わり。つまり午前2時。23時台とかにやってた気が。
・真夜中のお笑い連チャン
「昨年離婚」、「今年離婚」、「声が大きいだけ」など、ひどい煽りVTRで、深夜の27時間テレビが帰ってきた感じ。
麒麟川島、ラヴィットは見てないのですが、安定の司会っぷり。進行兼ジャッジマンは適任かと。 他局なのにしっかりラヴィットポーズとる場面も。浸透してんなぁ、アレ。
「サンクチュアリ綱引き」 袋に洗濯バサミ挟んで綱引き。バカすぎて笑いました。午前4時の生放送なんてこんなんでいい。勿論、痛みを伴う笑いが全ていいとは俺も思いませんが、この抑制され切ったバラエティー番組界に、しかも生放送でこれをやってくれる感じ。
ほぼごっつを持ってきたときも思いましたが、これ見た時にもしかしてフジ本気出してる?と思いました。アレ、今年行けるのでは?と。
竹山とアンガールズ田中の中堅が、午前4時に玉袋に洗濯ばさみつけられて阿鼻叫喚してるのは実にくっだらなくて良い。
相撲対決で、ジャッジマンの川島が破れ泥に入るも、謎のプライベートビーチ発生で画力で負けるの最高のオチ。
暴露系も面白いっちゃ面白いんですが好きではないので、こういう馬鹿企画で通してくれたのは良かったですね。
例年通り、めざましテレビになると共に睡眠。
・めざましテレビ
・いたずらジャーニー
・FNS逃走中
寝てた為、見てないです。
・2日目(7/23) FNS鬼連チャン歌謡祭
起床し、途中から見始めました。
多分鬼連チャン見てないと分からないノリ(出演者)があったが、まぁそこはフジっぽいかなーと。よく分からんというのが正直な感想。
初日の鬼連チャンでも思ったが、歌をメインにワイプでガヤ出すタイプは、テロップ無いと結構聞き取れずしんどい。字幕放送はあるが、ラグがあるので微妙ですし。あまり生に向かない気が。
調整枠なのか、延長戦。 島谷ひとみ・丘みどり・BENI、倖田來未、DA PUMPの3組。本業を繋ぎに使うんじゃないよ、贅沢な。
・ナゾトレ川柳
安定のくりぃむ上田節。 来ない総合司会陣に対し、「ENEOSより油売ってる」は流石。
このパート、別段期待してなかったんですが、謎解き要素のクイズですし、上田の回しもあり普通に面白かったですね。
日本一たちの悪い素人こと上田兄に、トシの兄まで。本当に似てるし、熊本からきて一問も答えさせないの笑う。
・有吉騙せたら10万円
最初の足つぼマッサージに乗っているのはどっちだけ見ました。
「間隔広い」と余計な事言った所為でバレるの笑う。
これを見た後、出勤。
・芸能人が本気で考えた!ドッキリGP
・400m走生サバイバルレンチャン
見てないです。
・サザエさん(録画)
最後のブロックだけ、録画したので後で視聴。
例によって、総合司会の6人が登場しますが、今までにも増して強引な登場の仕方。サザエさん一家との絡みがほぼ無く、強引にねじ込んだような登場でした。腕相撲対決の横にいる人とか、そんな感じ。
・大縄レンチャン
一部は会社の休憩中にリアルタイムで、一部は録画で視聴。
27時間テレビ、縄跳び好きだなー。いいともの年もやってましたし。
「本家24時間ばりの感動」って言ってましたが、やっぱり偽物の感覚はあったんか。確かに元は24時間のアンチテーゼですけども。
稲ちゃんの酸素ボンベボケ、ゴールデンに見せる絵面じゃなくて好き。
「縄跳び伸ばしてもらわんと俺ら漫才2時間やらないといけなくなる」の悲痛な叫びっぷり。何ですかね、漫才2時間のパワーワード感。
和田まんじゅうがダウンして、ガキ使の松本挑戦シリーズみたくなってました。何度か飛んだの普通にすごいし、あれなら自ら飛んだ方が楽だろうと。
なんというか、この最後の方のゴールデンタイムでグダるのが27時間たる由縁。悪いところだし、このベターっとした時間帯こそ27時間。
残念ながら、27時間テレビって基本「持ってない」んですよね。
ダンクシュートは外すし、ドミノやれば失敗するし、特技披露系は大体失敗するし。
この(ノ∀`)アチャー感を笑い飛ばしてこそ、27時間テレビだと思ってます。
演者の底力と言いますか、お祭り感で誤魔化してるというか。この全力で馬鹿やってちょいちょいスベッてる辺りが、無意味だけど面白い事の真骨頂だと思ってます。
Twitterの実況タグ追いかけてたら、「YoutubeやTikTokみたいにコンパクトにテンポ良く編集された動画を見慣れているので、生放送でダラダラと展開するコンテンツを見るのは辛い」というツイートを見かけました。
ある意味、そういうコンテンツへのアンチテーゼでもあるんですよね、27時間って。CM中以外は全部見せるし編集もテロップもナレーションも無いって言う。演者と企画力が物を言う、まさに生もの。いつ何が起こるか分からないワクワク感も、お祭り要素を盛り上げる一つだと思っています。
だからこそ、生ではなかった2017~2019年は面白さはともかく評価としては最悪だったわけで。そら面白いですよ、VTR繋げた「いつものテレビ」なんですもの。 27時間テレビはやっぱり「生の作品」であって欲しいわけです。
・耐久フィナーレ漫才(録画)
始まる前から完全に死んでるの面白かったです。
かまいたちの「電車で寝てる人を起こせるか」という漫才。やたら強いツッコミ。もう力加減分からなくなってるのか、疲れから雑になってるのか。
千鳥の「『ほんこーん』って言って板尾が『はーい』って言う事無いやろ」というツッコミ。 あの人は言いかねないんだよなぁ。 あと「これから発展していく国ですか?」の突っ込みめっちゃ笑いました。3組ともちゃんと面白いのすごいですわ。
・グランドフィナーレ(録画)
恒例、新人アナウンサーによる提供読みで、生の緊張感に、後ろには27時間テレビの名場面が流れる。やっぱこれだよ感に包まれます。これを見なくては27時間テレビは語れません。まぁ仕事で見れなかったので録画で見たわけですけども。
ダイアン津田の母親の歌唱による「時代」に乗せてエンディング。謎の感動。やっぱり、全力で馬鹿やってる回のやり切った感のあるエンディングは最高です。
24時間もそうですが、長尺番組のスタッフロール好きなんですよね。これだけ多くの方が関わった「作品」なんだなと思わせてくれるので。
最近、そこまでフジ系を見てないので旗艦番組を知らないですし、何ならやるかどうかも割と直前になって知ったくらいなので、期待値は低かったのですが、俺が見始めてから上位と言っていいほどいい回でした。
深夜なんて、真っ向からBPOに勝負してましたしね。体を張ったお笑いがやりにくい今、深夜の解放区にアレをぶつけてきたフジの本気度を買いたいと思います。紳助の年のような感動的な企画や演出は不要だと思います。27時間テレビはくだらなくあるべき。改めてそう思いました。
結局、トータルで16時間程度見ました。
余談ですが、自分は某地方局のマスター室で働いています。
モニター監視業務と言い、要は番組やCMが順番通り、品質や内容に問題なくOAされているかを見る仕事をしています。
1時間交代で計4回、つまり4時間テレビ(と運行表)を見てます。
27時間テレビ開始前の日勤で4時間、帰宅し27時間テレビを10時間、寝て起きて3時間、出勤して4時間、帰ってきて録画を1時間見てるわけです。2日間でうちの局とフジ系で計22時間以上テレビ見てるわけです。
その話を会社でしたら、「どんだけテレビ好きなんだ」って言われました。どうだか。
サポート頂けると、恵まれない大人にワクチン(リポD)を買ってあげる事が出来るので、気が向いたらよろしくお願いします。