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夏イチゴ試験栽培@伊東・伊豆高原

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伊東・伊豆高原で夏イチゴの栽培が定着できないか、試験栽培で検証することにしました。リゾート地で、家庭菜園以上、副業農業をお考えの方に、栽培課題、観察のポイントをご提供することを目… もっと読む
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#いちご栽培

夏イチゴ試験栽培2023 4-5月:着果負担に耐えられる丈夫なイチゴ株は育てられるか?

信州大の栽培ガイド資料「信大BS8-9 h品種特性と栽培指標」信州大学農学部 蔬菜花卉園芸学研究室 2013 年 3 月に、掲載されている参照草丈データと、伊東市・大室高原(ビニールハウス)での草丈の実測値の推移を下図に示す。 4-5月で、長野と伊東市・大室高原の栽培環境の顕著な違いは夜間最低温度 気象庁アメダスの最高温度、最低温度の4-5月のデータを参照すると 日中ハウス内温度は、3区共にいちごの最適栽培温度(18-25度)と想定されるが、伊東市大室高原と長野県区/信大区

夏イチゴ試験栽培2023  5月生育状況 驚きの早期収量の立ち上がり

5月1日、20g粒の早期収量開始、夏イチゴの試験栽培で想定外の早さ 4-5月:伊東・伊豆高原のビニールハウス内の株の成長は早い 信州大の栽培ガイド資料「信大BS8-9 h品種特性と栽培指標」信州大学農学部 蔬菜花卉園芸学研究室 2013 年 3 月 では、定植から数十日(45日間の記載あり)は株の成長を優先するために、花房を摘除することを推奨している。 但し、信州大の試験栽培の長野県と、伊東市・伊豆高原の気候の違い(特に日中最低温度の著しい違い)があるためか、ビニールハウ

アジア農業専門家が、「生育データから夏イチゴ栽培の課題を読み解く」第2回 収穫データ実績 

試験データ① 収穫量推移結果(1株あたり平均果重) (編集部)  今回の渡辺さんが、試験栽培した屋外プランター環境で、1株あたりの収穫量が、信州大学公開文献「信大 BS8-9ʼの 品種特性と栽培指標」の試験データと比較しても、遜色の無い栽培結果となっています。 試験栽培を始めるにあたって、そのような高い収穫生産性を実現できると想像していましたか? 1株当たり平均果重の推移(単位 g) (渡辺氏) 普通に育ってある程度は実もなってほしいとは思ってました。長さ50cmのプラ