見出し画像

ホテルや旅館でInstagram(インスタグラム)で集客する方法とは?活用のポイントとは

世界中のトレンドを手軽に検索することができるInstagram(インスタグラム)。近年では、旅行の目的地や宿泊先を決める際に、Googleなどの検索エンジンではなくInstagram(インスタグラム)を使って情報収集する人が増えていて、ホテルや旅館にとって絶対に欠かすことができない重要な広告ツールのひとつとなっています。

そこで今回は、Instagram(インスタグラム)を使った集客やプロモーションの方法について、活用のポイントを詳しく解説していきます。


Instagram(インスタグラム)とは

Instagram(インスタグラム)は、世界最大のソーシャル・ネット・ワーキングサービス「Facebook」を運営する「Meta(旧Facebook, Inc.)」が提供している写真や動画を共有するためのSNSです。ここ数年で爆発的に利用者数を増やし急成長しているSNSのひとつで、世界中で10億人が利用し、日本国内のユーザーはおよそ3300万人にもなると言われています(2019年6月時点)。

その特徴は、写真や動画の撮影、共有に特化している点で、フィルター機能や文字入れ機能などを使って、自分の撮影した写真や動画を編集することも可能です。近年では女性を中心に利用者が伸び続けていて、個人の利用だけでなくマーケティングツールとしてInstagram(インスタグラム)を利用する企業が増えています。


Instagram(インスタグラム)がホテルや旅館の集客に適している理由

Instagramは文章だけでなく、写真や動画投稿がメインであり、ビジュアルで訴求することに長けたツールです。ホテルや旅館においては、自慢の設備や料理をInstagram(インスタグラム)で積極的に情報発信をすることで集客につなげているケースも少なくありません。
では、どのような写真や動画を投稿することがホテルや旅館にとっての効果的な集客方法となるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

宿泊施設だけでなく周辺の観光名所もアピールできる

施設自慢の設備や料理の写真だけでなく、周辺の観光名所を投稿することで、ホテル・旅館だけでなく、地域をアピールすることができます。利用者に具体的な旅のプランをイメージしてもらい、宿泊予約を促す効果があります。

写真を撮る目的で訪れる人もいる

Instagram(インスタグラム)を使用するユーザーの間では、
インスタ映えする場所や料理は人気になることも多く、写真を撮ることが目的で観光を行うユーザーも増えています。ホテル周辺の観光名所や、ホテルで提供する「インスタ映え」する料理の写真を高クオリティで撮影することができれば、同じような写真を撮ることを目的に訪れる人が増えることもあるかもしれません。


Instagram(インスタグラム)はインバウンド対策としても有効

Instagram(インスタグラム)は、インバウンド観光客の集客に力を入れている場合にも宣伝効果を発揮します。その理由を詳しく見ていきましょう。

インバウンド観光客はSNSで情報収集をしている

インバウンド観光客の多くは日本のホテルや旅館を調べる場合、Instagram(インスタグラム)をはじめとするSNSを活用して情報収集をする傾向があります。Instagram(インスタグラム)での情報収集の特徴として、ハッシュタグ機能を使った検索などが挙げられます。インバウンド観光客の好みや興味をリサーチした上で、日本らしさを積極的に発信していきましょう。

インバウンド観光客は旅館や日本食に興味を持っている

観光庁が発表した「訪日外国人消費動向調査」によると、2018年に日本を訪れたインバウンド観光客のうち、実に70%が日本食に興味を持っていることがわかります。また、温泉入浴が28.1%、旅館の宿泊が19.2%と日本ならではの文化やサービスも人気が高いことがわかります。

インバウンド観光客にとって日本食や温泉、旅館は普段の生活とかけ離れており、イメージや魅力がつかみにくい場合があるかもしれません。Instagram(インスタグラム)を利用し、文字情報だけでなく写真や動画などの資格に訴える方法によって、効果的にその魅力を伝えやすくなるというわけです。
※上記の割合は複数回答による割合となります。

ホテルや旅館がInstagram(インスタグラム)で集客をするためのポイント

では、実際にホテルや旅館がInstagram(インスタグラム)を活用して集客をする場合、どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。集客効果を高めるためのポイントを詳しく見ていきましょう。

Instagram(インスタグラム)上のコンセプトを決める

まず、どのような客層をターゲットにするのかを明確にしましょう。その上で、そのホテルや旅館のどのような雰囲気を伝えていきたいのか、どのような印象を抱いてもらいたいのかといったコンセプトを決めていきます。例えば、高級感を求めるユーザーをターゲットにする場合、重厚で高級感のある写真が良いかもしれませんし、快適さや利便性を求めるユーザーに対しては、モダンでクリーンなイメージの写真を投稿するなどの工夫をすると良いかもしれません。

写真のとり方を工夫してフォロワーを集める

Instagram(インスタグラム)を使った情報発信を積極的に行なっていても、写真のクオリティが悪ければ利用者はその旅館やホテルに対してマイナスのイメージを抱いてしまいます。ホテルや旅館、料理、周辺観光地などの魅力がしっかりと伝わるように写真の撮り方を工夫して、フォロワーを集めましょう。

ハッシュタグを使って見つけてもらう

Instagram(インスタグラム)を活用する際に忘れてはいけない機能が「ハッシュタグ」です。ハッシュタグとは、投稿をカテゴライズして検索しやすくするための機能で、単語の先頭に「#」をつけ「#japanesefood」や「#triptojapan」などとタグ付けすることです。これにより、興味のある事柄をハッシュタグで検索して、最新の情報を入手することが可能になるのです。Instagram(インスタグラム)利用者の多くはハッシュタグ機能を利用して投稿の検索を行なっているため、人気のあるハッシュタグを投稿につけることで投稿がより多くの人の目に触れやすくなります。

有名なインスタグラマーに協力してもらう

Instagram(インスタグラム)利用者のなかでも特に多くのフォロワーを持つ「インスタグラマー」は、その投稿が多くの人たちに影響を与えるため「インフルエンサー」とも呼ばれています。こうしたインスタグラマーを旅館やホテルに無料で招待して写真を投稿してもらったり、プロモーションのアドバイスをもらったりすることもおすすめです。

UGC(User Generated Contents)の活用

UGC(User Generated Contents)とは、ユーザーの手によって制作されたコンテンツのことで、SNS等に投稿されたコンテンツなどを、広告のクリエイティブに活用することを言います。具体的には、一般ユーザーの投稿を、ユーザーの許可を取って旅館・ホテルがリポスト(自分のアカウントでシェア)することで、提供者のフォロワー等に対し、アピールすることができます。一般ユーザーの投稿の中には、プロでも撮れない「奇跡の一枚」もあり、「いいね」や「シェア」などの多い、エンゲージメント率が高いユーザーの投稿であれば、投稿者のフォロアーも見に来てくれるため、新規顧客への期待も高まります。許可を求められたユーザーも、公式アカウントからの依頼に喜ぶユーザーが多いといわれており、UGCはユーザーとホテル・旅館の双方にとってメリットがあると言えるでしょう。

Instagram(インスタグラム)を使ってホテルや旅館の集客をする場合には、コンセプトを明確にして情報発信をしていきましょう。

※2019/11/06公開の記事を転載しています


毎週配信をしているリゾLABのメールマガジン「リゾMAGA」。新着記事の紹介、旅行・観光関連のデータやプレスリリースなど、旅館・ホテル業界に関わる方におすすめの情報を届けます。

▶メルマガ登録はこちらから


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

記事を最後までお読みくださり、ありがとうございます。励みになりますのでコメントいただくのも嬉しく、今後の参考になります。また、課題共有と解決ご提案、協業のご相談は、お問合せフォームよりリゾLAB編集部までお気軽にお寄せください。適切な担当者がご返信いたします。