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大坂なおみ選手 全米オープン優勝 黒人人種差別への無言抗議

大坂おなみ選手 全米オープン優勝

大坂おなみ選手、全米オープン優勝おめでとうございます。
前回大会で太ももの違和感で決勝を辞退されてからテーピングを巻いての出場。

そして何より止まらない人種差別へ、これまで被害に遭われた方々の名前を記したマスクをつけたことが話題になりましたね。
7枚マスクを作り、7試合戦いきって、優勝する、ただただ感服いたします。

人種差別に対して抗議活動をした結果の代償

日本では、人種差別に関して表面的な部分しか大きなニュースにはなりませんが、アメリカではスポーツ選手や著名人が、大きな声をあげて人種差別を抗議することに、様々な反対意見も多いです。

2016年、アメリカンフットボール(NFL)のコリン・キャパニック選手が、人種差別に対する膝つき抗議を行ったことは日本でも有名ですが、彼がこの抗議によって、職を失ったことは知らない人も多いと思います。

この抗議行為により、所属チームから契約を解消され、どのチームとも契約できずフットボールができない状態が続いてました。

2019年になり、和解に至っていますが、プロスポーツ選手が失った3年間は選手生命としては決して短い期間とは言えないと思います。

人として信念を貫いたことに多くの人の心を動かしたことはゆうまでもありませんが、
抗議活動をすることで何かを失うこともあるかもしれないということ、スポンサーの問題、所属チームとの契約解消、スポーツ団体との関係性は、プロスポーツプレイヤーにとって大きな問題です。

1人の女性が声を挙げた意味

様々なスポーツ選手や著名人が、チームや協会団体、スポンサーとの兼ね合いもある中、新しい形の抗議活動を行った大坂なおみ選手。
一貫してその姿勢はぶれることなく、強い信念を感じました。

黒人差別で被害に遭われた方々はもちろんですが、きっと大坂選手自身もこれまでの人生で少なからず不快な思いをしてきたことはあるのだと思います。
現実に起きている事、これまで起こってきた問題、これらを風化せずいかにして情報を発信していくか、プロスポーツ選手、テニスプレイヤー、そして一人の女性として、非常に強い使命感が伝わって来ました。
ただただ尊敬いたします。

大坂なおみ選手がマスクに遺した7人の犠牲者さま

ブレオナ・テイラー(Breonna Taylor)
エライジャ・マクレイン(Elijah McClain)
アマッド・アーバリー(Ahmaud Arbery)
トレイボン・マーティン(Trayvon Martin)
ジョージ・フロイド(George Floyd)
フィランド・カスティール(Philando Castile)
タミル・ライス (Tamir Rice)

調べると本当に恐ろしい出来事ばかりです。
今に始まったことではなく昔からこのような問題は起きていて、また7人の方だけではなく、もっと多くの人が犠牲になっていると思うと、心が痛みます。

被害に遭われた方々、ご家族ご関係者様の悲しみ、ご無念のお気持ちを考えますと、言葉で表す事はできません。
最後になりますが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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