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企業向けのリスク管理サービスを開発するベンチャー企業の文化とは?代表インタビュー!

こんにちは!Resilreのバックエンドエンジニア兼採用担当の中川です。今回のストーリーでは、私たちResilireの企業文化を紹介したいと思います。そもそも私たちが誰で何をしているのか、というところは下記の記事をご覧下さい。

https://www.wantedly.com/companies/tech-design

中川: よろしくお願いします。
津田: よろしくお願いします。

1.信頼できるチーム / Trustful Team

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中川:早速インタビューに入らせて頂きます。まずは Value に「信頼できるチーム」とありますが、これを設定した思惑をお伺いできればと思います。

信頼できるチーム / Trustful Team一人一人がプロフェッショナル意識を持ち仕事に責任を持つ。時にはシビアな判断もできるチームを目指し、互いを信頼し、透明性のあるコミュニケーションを徹底しよう。


津田:事業を成長させる上で、一人一人がストレス無く気持ち良く仕事していける環境にしたいと思っていて、その為には互いに信頼し合えるチームでありたいなというのがあります。

僕らの考える信頼できるチームを細分化すると「プロフェッショナル意識」、「シビアな判断」、「透明性」という三つがあります。

プロフェッショナル意識とは、個人プレーではなくチームワークを大事にし、一人一人が自分の役割に責任を持つ、やり切るという意味を持っています。わかりやすくいうと、プロスポーツチームの在り方に近くて、一人一人がチームとしてどうやったら勝てるのか考えて意思決定できる事を理想としています。個人がやりたい事をするのではなく、組織を考えて行動できる人がプロフェッショナルだよねという考えになります。

中川:なるほど。シビアな判断も出来るチームとはどういう事でしょうか?

津田:組織の在り方として、「正しい方向性に促せる判断や行動を全員ができるか」という視点になります。組織を強くしていくためには、チーム全体のことを考えて時に「それは間違っている」と言える勇気も大事です。仮に誰かがValueに沿わない発言や行動をとった場合、違和感を感じる時、相手が声が大きい人だと指摘しづらいところもあると思うんですよ。笑

中川:そういうケースありますね...。笑

津田:放置する事ってその時は楽なんですよね...。ただ、そういった発言や行動を放置してしまう事を繰り返すと、そういう文化が根付いてしまうんですよね。それは長期的に僕らが信頼関係を築いていく事を阻害してしまう大きな要因になってしまいます。

なので、明確な意思を持って、組織にとってどうあるべきか考え正しい方向性に皆が促していく事が重要だと考えています。

中川:なるほど。そういった方とは仕事がしづらい気持ち、分かります...。笑 そんな時に明確な指標があると、メンバー全員が前進し易くて良いですね。

津田:あとシビアな判断というところを掘り下げると、時に自分のポジションを捨ててでも組織の成長を優先できる覚悟があるかどうかだと思っていて。

例えば、僕より事業を成長させてくれる人、CEOに適任な方がいたらその人にポジションを譲る事も最悪考えるという意味です。

中川: え!?

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津田:これは全ポジションに言える事です。勿論前提として、絶対自分がそのポジションにいる事が最も組織の成長に貢献できると自信を持って言えるよう成長し続けるのですが、そういったケースが発生した時、組織の成長を主軸として判断できるかというのは非常に重要だと思っていますし、大事にしている事です。

中川:そうなんですね。とことん成果に公平にという事ですね...!
最後に透明性のあるコミュニケーションというのはどういった事ですか?

津田:僕らSaaSを運営する組織にとって、部門間の連携が凄く重要だと思っていて、連携していく為に必要な情報は全て共有していきたいって気持ちがあります。なので基本何も隠さない事ですね。経営レイヤーだけとかセールスの人だけが保持している情報をなるべく無くしたいんですよね。例えば私は会社の財務情報も毎月皆さんに包み隠さずお伝えしたりしています。

中川:してますね。 そんな会社で働いたことが無かったので初めて見た時は驚きました。笑

津田:会社がやばい時は素直にやばい!!って言いますからね笑

あとは、基本的にslackなどではオープンなチャンネルでやりとりするような文化にしています。これも特定の人のみが保有している情報を無くす為です。
基本どの情報も取りに行けるようにしているので、課題に対し手を挙げた人にはバンバン任せてオーナーシップを持って貰う形にしていますね。マイクロマネジメントはしません。その代わり、仕事にプロ意識を持って責任持ってやり切ってねという感じですね。

中川:私もResilireで働く中で、毎日色々な情報が目に触れるな、と感じていました。それに対して質問しても隠さず答えてくれるので、素敵な文化だと感じています。会社全体の情報共有方法にはどんなものがありますか?

津田:開発面では、毎週の定例ミーティングで開発の方向性や現状を共有し合って議事録残していたりしていますね。ビジネス面だと例えば採用戦略や成長戦略、ロードマップ等僕の頭の中をドキュメント化して共有したり。弊社は、ドキュメント文化が凄くあると思います。何でもnotionで共有する。

中川:確かに。何かアクションを起こしたら、目に見えるもので残ってますよね。

津田:そうですよね。それこそ僕がお客さんや、投資家の方とミーティングしたらその議事録は誰でも確認出来ますし、開発側のドキュメントも残してもらうようにしてますし。

ただ情報が多すぎて追えない人もいると思うので、今後社内での情報共有がもっと円滑にできる仕組みを作っていきたいですね。

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2.顧客の成功 / Customer Success

顧客の成功 / Customer Success目先の利益を追い、顧客に寄り添えなくなった組織は持続できないと考えています。どうやったら顧客が成功するのかを一番に考えて価値のあるプロダクトづくりをする。

中川: 次に、Valueの二つ目に「顧客の成功」とありますが、これを設定した思惑をお伺いできればと思います。顧客に寄り添えなくなった組織とあるのですが、そういった経験や目の当たりにした事が過去にあったのでしょうか。

津田:無意識に自分が作りたいものを作ってしまったというのは良くあることだなと思っていて、実際に僕自身も過去の開発で失敗した事があります。開発者都合や開発者視点でこうあるべきみたいなものって総じて使う側にとって価値のないものになりがちなんですよね。笑

僕らが作りたいものと、顧客が求めているものが全てマッチするとは限らない。
マッチしなければ使って貰えないし感動は生めない。
だから顧客にとって何が価値あるものになるのか、その視点を絶対にブラしてはいけないなと思っています。

中川:なるほど。顧客の求めているものはどのように把握されているのですか?

津田:僕がお客さんと会いまくってヒアリングしまくるって事はずっとやっていますね。そこで、お客さんがどんな課題を抱えていて何をResilireに求めているのかひたすら聞いてそれを皆んなに情報共有しています。

あと、お客さんに弊社のNotionに入って頂き、直接機能の改善要望を頂くというのもやっています。

中川:Notion入られていましたね!お客さんが直接要望をNotionに打ち込んで頂いているのを見て驚きました。笑 密にコミュニケーション取られているんですね。

津田:そうですね。シンプルに顧客との対話数を増やすというのも重要だと思っています。

中川:ちなみに、目先の利益を追うと...とありますが、これはどういった意味なのでしょうか!

津田:これ結構難しいところで、お客さん視点でプロダクトづくりを行うという話と一部相反する部分があるんですよね...。

例えばResilireのお客さんはほぼ全てエンタープライズになるんですが、お客さんの要望に応えまくってカスタマイズしまくると直ぐに1社から多くの利益を得られる可能性があるんですよね。でもそれはしてはいけないと思っていて、勿論そうすべきタイミングもあるとは思うんですが...。

僕らはResilireを少しでも多くの企業のリスク予防に貢献できるプロダクトにしたいと思っているので、僕らが将来的に生み出したい価値とはズレるんですよね。
なので、長期的にプロダクトがお客さんにより貢献できるようになるには...という視点で考えると、目先の1社からの利益は追わず、他のお客さんにとっても価値ある機能からつくっていこうとなるわけです。

中川:なるほど、長期的視点でお客さんにとって価値あるものかという事なんですね。

津田:そうですそうです。

もう一つ大事な事があって、じゃあ全てのお客さんが持っている要望にそのまま応えておけば価値あるプロダクトになっていくのかと言うとそれはNOだと思っていて。
大きな価値を生むには、お客さんの期待を大幅に超えるものでないといけない。
ただ、要望に応えるだけだと期待通りで終わる。
だからどうやったら期待を上回る改善をできるか皆が常に考えていますね。

中川:期待を上回る為にやっている事とかはありますか??

津田:ひたすら要望の背景を深掘りする事ですね。
何を解決したくてこの要望を出したのか考えたり聞いたりします。その中には実は機能改善しなくても解決できるものもあったり、お客さんの要望よりこうした方がより本質的な解決に近づくのでは?と考えられる部分があったりします。それを素直にお客さんにぶつけて、こんな感じとかどうですか?と聞いていきます。その反応含め持ち帰り、メンバーと共有した上で、どういう優先順位で開発すべきか議論し改善していきます。

まだ全て完璧でない部分もありますが、そういった意識を皆が持っているので、プロダクトの進化が早い気がしています。

3.素早くやる / Be Agile

素早くやる / Be Agileスタートアップにとって最も重要な優位性はスピードだと考えています。間違っても良い。朝令暮改当たり前。自分の過去の間違った意思決定に拘らず、確実では無い中でも確度の高い意思決定をスピード感を持って行っていこう。

中川:次に、Valueの三つ目に「素早くやる」とありますが、これはどういう事なのでしょうか!

津田:スタートアップにとってスピード感は大事ですよね。そもそもスピード感ないとスタートアップじゃない。だからレスも開発も全部少しでも早い方が良い。
でもスピード感を持つには、少ない情報量で仮説立てて挑戦していく事が必要で、それはある種誤った意思決定をするリスクを許容していることになります。

なので、先週自分がこれが正と考え意思決定したことが、次の週で間違えだと気づくこともあります。その時に素直に「先週自分が言ったことは間違えでしたごめんなさい!こっちにいきましょう」と言えるかどうかは大事だなと思っています。
周りも「先週言っていた事と違うじゃないか!」と言わず、「確かにそっちの方が良さそうですね、そっちでいきましょう!」と言えるようなチームにしたいですね。

4.イノベーションを起こす / Innovation

イノベーションを起こす / Innovation最先端のテクノロジーで、社会に変革を起こす新たな価値を生み出し続ける。その為に一人一人が常に学び続け、業務領域を飛び越える挑戦を積極的に行っていく。

中川:最後に、Valueの四つ目に「イノベーションを起こす」とありますが、こちらについて教えてください!

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津田:これまでの総まとめのような感じになりますが、お客さんの要望に応えるだけではなく、想像を超えるような価値創造の為にどんどん挑戦していこうという意味合いです。
常に延長線上の成長ではなく、飛躍的な成長を実現していきたい。その為には常に皆が新しい事を学び続ける事と、挑戦し続ける姿勢が重要だと思っています。

中川:確かにそう言われてみれば、今難しいけど今後こうしていきたい、こういう挑戦していきたいって皆んなから意見出る事多いですね。しかもそれが少しずつですけど本当に実現していっている感じもありますね。

津田:そうなんですよね。例えばResilireが生まれた時(アイデアベースの時)の話をすると、企業のリスク予防に貢献できるクラウドサービスをつくりたい。BCM(事業継続管理)のDXを実現したいって話を専門家の方とかにしていた時があって。

でも殆どの人には「そんなのは無理」って言われたんですよね。「そんなものを作っても儲からない」とも言われましたし。
それ言われた時は、めちゃくちゃ真っ当な意見だなと思ったんですよね。

でも企業にとってのリスクはどんどん増えていて、損害も日々大きくなっている。
ということはそれだけ負があるということだし、その負に対し差分を生む事ができたらそれだけ大きな市場が作れるはずだって信じて挑戦してきた部分があって、その甲斐あって少しずつ実現できてきているところがある気がします。

Resilireの原点は、無理と決めつけずに課題構造の理解に努め技術をキャッチアップして解決する方法を模索してきたことにあるので、その姿勢を大事にし続けたいなと思っています。
スタートアップは不可能と言われる事を可能にする仕事だと思っているので、

せっかくスタートアップに来たならできないことをできないと決め付けず、実現する方法を一緒に考えていこうぜ!誰もできない事に挑戦していこうぜ!って思ってますね。

中川:熱い🔥今後が楽しみですね、私もResilireでどんどん挑戦していきたいと思います!この度はインタビューありがとうございました!

津田:ありがとうございました!

今回は、Resilireの代表である津田さんにインタビューを行いました!新進気鋭のスタートアップ企業のCEOの頭の中が覗けて、非常に興味深い時間でした。次回の記事もお楽しみに!

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