けんじ

日々を戦うサラリーマンが、2021年に3人の子供達を抱えてセミリタイアいたしました。投…

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日々を戦うサラリーマンが、2021年に3人の子供達を抱えてセミリタイアいたしました。投資業コンサル業として、会社を経営しながら、日々トレードをしています。アラフィフで完全な自由を得た経験をもとに、様々なジャンルで発信させていただきます。趣味はグルメと旅行。

最近の記事

二つ道があれば、苦しい道を歩んだ方がいい??

今の20代、30代の世代で、「株クラ」という「株クラスター」と呼ばれる人達が増えています。 要は、節約・倹約を徹底して、入金力を高め、米国株・米国インデックス債に投資し、20年後にFIREを目指す人達です。 Twitterにはそういう人達が溢れ、今の米国市場の値動きに一喜一憂しながら、資産額を自慢しあっています。 私の20代、30代は、仕事・自己投資・遊び・トレードに一生懸命で、かなり睡眠時間を削っていましたが、毎日充実していました。 早く結婚して家庭を持ちたかったの

    • 45歳で2ndキャリアを考えよう。

      YYoutubeで、戦力外110kgおじさん、という人の動画が上がってきました。 その配信は、戦力外を売りにして、車中泊をしながらVlogみたいになっているのですが、その人のキャラと、再生回数が非常に多くて、戦力外の割には生活が潤っている感じがして、今の時代にマッチしているなと思って、自然と登録ボタンを押していました。 今回のテーマに関し、サントリーの新浪社長が、45歳定年説をとなえ、炎上して今は火消しに成功しているようです。 しかし、そこから派生して、45歳で2ndキ

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      • いかに自分らしく生きるか

        アラフィフで、3人の子供達を抱えてサイドFIREしました私が、自由を得た経験をもとに、発信させていただきます。 今の時代を生きていて、気を遣いすぎて息苦しい人たちにはぜひ届けたいテーマになります。 NHKの放送によりますと、自分に満足している、と回答した欧米人は約9割、日本人は約4.5割とのことです。体感的には私もそう思います。 仕事で米国人や豪州人とよく付き合っていましたが、彼らは普通に成熟した大人であり、普通に等身大で、普通に強気な人達でした。 これが当たり前かも

        • イントレプレナーの憂鬱

          今まで、事実上3回のイントレプレナー(社内起業家)として仕事をしてきた。プロジェクトマネジメントも数多く。 前例がないこと、前任者がいないこと、全社対象業務であることを持ってイントレプレナーと自称している。 何れも、自己完結にてやり遂げ、そして、その後社内組織化され、多くの従業員の業務へと繋がっている。 常に目線は経営者目線であったつもりであるが、その時々の未熟さ故に、経営者の満足を得るものであったのか否かはよくわかっていない。 イントレプレナーの常として、成果は会社

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          ヘイルメイリーではだめだと思うこと

          アメリカンフットボールで、残り時間わずか。逆転のタッチダウンを狙ったイチかバチかの神頼み的なロングパスを「ヘイルメイリーパス」という。 米国での「ヘイルメイリー」の使い方はごく一般的なようで、ゴッドファーザーパート2でのワンシーンでも出てくる言葉である。 ゴッドファーザーことマイケルコルレオーネが、弟フレド暗殺前に、釣りにでかけるフレドが子供達に釣りの極意を教える。 「ヘイルメイリーって祈れば大物が釣れる」 挑戦し続ける人生において、「一発逆転」での神頼みには触れては

          ヘイルメイリーではだめだと思うこと

          やり遂げる力とそのプロセスの重要性について

          「レジリエンス」では、「やり遂げる力」が大事だという。 目標達成のために、120%の力を振り絞って、歯を食いしばってやり遂げたときの達成感は相当高いものだと思う。 但し、大事なことは、その「プロセス」において、様々なステークホルダーが関係しており、「和して同ぜず、同じて和せず」という目線と、コミュニケーション能力による調整力が必要である、ということは言わずもがなである。 私が敢えて表現したのは、「成果主義」の強い組織では、「結果重視、プロセス軽視」になりがちな一方、「役

          やり遂げる力とそのプロセスの重要性について

          人生100年時代の心身の健康資産の維持について

          私は40代であるが、人生の折り返し地点に来てみると、所謂老後があまりに不透明であることに気づく。 細る年金への期待、長くなる労働期間、時代環境の変化に伴う軋轢によるストレス、そして、日々の生活実態を省みることにより、老後があまりに不透明だと気付く。 日々の生活は、拘束時間次第でワークライフバランスにばらつきがあるが、毎日リフレッシュできるほど充実してはいない。 夕食後にソファーに横になると、いつの間にか睡魔で夜遅くに目が覚める。 子供達は既に寝ていて、一人寂しいリビン

          人生100年時代の心身の健康資産の維持について

          楽観と悲観の境目について

          「人生いろいろ」とは、よくぞ言われたものだと思う。 人それぞれ「生き方」そのものや人生自体が、まさにいろいろであり、一括りで表現しやすい言葉かと思う。 ただ、「心の持ちよう」については、人それぞれ色んな要素が入り混じっていることかと思うが、その要素となる変数についてはいくつかあげられるように思う。 「健康」「経済力」「家族」「将来性」、その他にもあるだろう。 その4つについて言及すれば、いずれも4本柱となっていて、どれかに不安があると、「悲観」が頭をもたげてくるように

          楽観と悲観の境目について

          知らざるを知らずと為す是知るなり

          知識と情報が昇華して、「ナレッジ」を習得すると、自分の成長を自覚できる。 知識は、経験知、形式知、暗黙知等色々あるが、自分の意志に従い、貪欲に成長を続けていく中で、知識レベルが高まっていく。 情報はインターネットに溢れている。 但し、本物の情報があるとは限らない。 かといって、本物の「考えるヒント」があるとも限らない。 本物の「考えるヒント」は、本質を追究したところにあるものだと思う。 本質を得られれば、知識、情報との融合、そして統合を経て、「ナレッジ」へと止揚さ

          知らざるを知らずと為す是知るなり

          組織人として創造的破壊の時代に備える

          業務改革やRPA等の導入は、既に多くの企業で実施している。 業務改革等にて浮き彫りになるのは、生産性の低い、単能工的な業務の洗い替えの必要性である。 最初は、働き方改革法案の施行に合わせて、総労働時間の短縮、という効果と同時に、残業の多い組織人の時間的解放が実施されていく。 しかし、その先にあるのは、だぶついた従業員数と賃金低下圧力というマイナスのインパクトを想像するに難くない。 デジタル高度人材やプランナー等を中心に組織が運営され、自動化されないサブルーチン業務を担

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          芸術とスポーツと文学の符合する点について

          小林秀雄の「人生について」の「スランプ」の章のくだりを改めて読んだ。 プロ野球の名選手は、「スランプが無くなれば、名人かなーーこいつは何とも言えない。だが、はっきりした事はある。若い選手達が、近頃はスランプだなどとぬかしたら、この馬鹿野郎という事になるのさ。」 その道の上手にならなければ、スランプの真意は解らない、という。 プロとして、スランプの何たるかを解しないでは相済まぬ次第だろうか、という。 ひと昔前の芸術家は、好んでインスピレーションという言葉を使ったが、今で

          芸術とスポーツと文学の符合する点について

          交通の技術革新:「安全第一」

          ボーイング737MAX8の墜落問題は深刻だと思う。 「ソフト制御」の自動操縦における瑕疵の可能性が高まっており、「墜落」即「死亡」という航空機事故の怖さを改めて実感している。 乱気流に揉まれた香港上空での「ジェットコースター」状態の機内の状況を思い出す。女性や子供たちの悲鳴が未だに耳に残っている。 ただ、航空工学の専門家の方に、「物理的」に墜落する可能性は極めて低い、という話を聞いて安心して乗り続けている。 しかし、「ソフト制御」に瑕疵があるとすれば、「安全第一」の交

          交通の技術革新:「安全第一」

          置いたら(老いたら)あかん:呑み行為の許容範囲について

          昔々の一気飲みは散々でした。 「置いたら(老いたら)あかん!置いたら(老いたら)あかん!」との掛け声の下、飲み干すことが暗黙の了解となっていた飲み会が多くありました。 その後、一気飲みで色々事件が各地で発生し、今では夜の街以外にはもうないことでしょう。 今思うに、先輩方の掛け声には、深い不快な意味があり、「給料は我慢代が半分相当」という非常識がまかり通っていた時代を反映していたのだと思います。 ただ、つい最近まで、若しくは依然として現代も、組織人としては、多くの理不尽

          置いたら(老いたら)あかん:呑み行為の許容範囲について

          忙中閑あり:瞑想の用

          安岡正篤の六中観の「忙中閑あり」の節では、「ただの閑は退屈でしかない。ただの忙は文字通り心を亡ぼすばかりである。真の閑は忙中にある。忙中に閑あって初めて生きる」とあります。 私の社会人生活を振り返ると、予備校の寮の寮監をしていた学生時代の部屋の固定電話がなった時から全ては始まっています。 自衛隊のような体育会での疲弊した学生生活で、先行きに見通しが全くない時の1本の電話により、社会人生活が始まりました。 20数年間を総括するに、「激」「劇」「忙」「疲」等々の単語は浮かび

          忙中閑あり:瞑想の用

          旧態依然の大企業に不都合な時代環境について

          4月2日の経済教室を踏まえます。 -quote- 以前は職の安定性は企業特殊的な人的資本(他の企業では役に立たないスキル)の蓄積を助けるといった議論もなされたが、現代の企業で企業特殊的な人的資本がどれだけ重要なのかは再考の余地がある。 -unquote- 上述は、とりわけ大企業に言えることかと考えますが、大企業ほど縦割りの背番号制が多い時代が長く続き、実際の転職市場も、基本的にピンポイントの職種マッチングが多い現状があります。 私の場合は、たまたま「井戸掘り役」とし

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          クリエイティブと自己資本の関係について

          デザイン思考、アート思考、そしてクリエイティブな潮流は、高度な生産性であり、ゼロからイチを産みだす潮流と言われています。 これらを財務諸表で考えると、「他人資本」に十分に「目配り」して、「自己資本」へと取り込み、「総資産」に厚みを持たせて、「高いフロー」を実現させていく、と言い換えることが可能かと思います。 つまり、「他人資本」に依拠した「レバレッジ」ではなく、「他人資本」でさえも、「自己資本」へと「昇華」させて取り込み、「自己資本」を増強させた上での「高度な生産活動」と

          クリエイティブと自己資本の関係について