数値をコードに変換するTEXT関数

会社の業務システムを使っていると、さまざまなコードを見かけることがあります。商品コードや支店コード、社員コードなどがそれに当てはまります。これらのコードの中には、0001や0002のように、先頭にゼロが埋まった4桁の数値も存在します。

こうしたコードを含むデータを業務システムからCSV形式で出力し、Excelで開いて集計や加工を行う機会も少なくありません。しかし、CSVファイルをExcelで標準的に開くと、Excelは親切心から0001を1、0002を2へと自動的に数値に変換してしまいます。もし、CSVファイルを開いた後にコードをキーとしてVLOOKUP関数で他のテーブルと参照させようとしている場合、この数値変換が原因でうまくいかないことがあります。

数値変換を回避して開く方法としては、Excelのクエリ機能を利用する方法があります。しかし、今回限りであれば、そこまで手間をかけるのも面倒と感じるケースも多いでしょう。

そこで、TEXT関数が役立ちます。

TEXT関数を使用すれば、数値に書式設定を適用することで、表示形式を変更することができます。今回の例では、A1セルに数値に変換されてしまったコードが入っており、元のコード形式に戻したいとします。

=TEXT(A1,"0000")

このように、TEXT関数を使うことで、数値から先頭にゼロが埋まったコードに変換することができます。TEXT関数は、数値から文字列への変換だけでなく、日付形式の変換などにも幅広く活用できます。

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