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Vol.7 RESASとは?

今までRESASでの分析事例について投稿してきましたが、RESASとは何かを説明しておりませんでしたので、今更ながらですが、簡単にご説明させていただきます。

〇RESASとは・・・

・地域経済を活性化する上で、地域の現状・実態の正確な把握が必要不可欠
・このため、地域経済に関連する様々なビッグデータを「見える化」する
 システム(RESAS)を構築 し、地方創生版三本の矢の「情報支援」とし
 て、2015年4月より提供
・地域のデータ分析の「入り口」として、初心者でも簡単に使えるシステム
 を実現。各自治体が「地方 版まち・ひと・しごと創生総合戦略」のKPIを
 設定する際など、地域政策の現場で幅広く活用

地域経済分析システム(RESAS)のデータ一覧より

少し難しいですね。
簡単に言ってしまうと、国や自治体等、地方創生に関わるような機関や、その地域で事業をされる事業者の方々も「その地域の現状を知ることは、何かアクションを起こす時には必要」、ということで作られたシステムになります。
つまりは、その地域の特徴や傾向を見るには適したシステムということですね。

※地方創生とは

○RESASマップ一覧

では、実際にどのようなシステムが見られるのでしょうか?

地域経済分析システム(RESAS)のデータ一覧 P2抜粋

①の人口マップから⑨の地方財政マップまでありますが、スタート当初は、25のメニューしかありませんでしたが、日々進化しており2021年12月現在では、82のメニューが見られるようになっています。

また、2020年度ではありますが、約752万PVとなり、多くの方々にも見られるようになってきています。
参考まで、以下が詳細メニューになります。

地域経済分析システム(RESAS)のデータ一覧 P3抜粋

○RESASの特徴

  1. インターネットで無料で提供されている(スマホでも利用可能)

  2. ID・パスワードなどの事前登録も必要なし

  3. 直感的に使える分かりやすい画面構成

  4. 地図やグラフが自動的に作成されている

  5. 他の地域や年代との比較分析も簡単

私個人的には「4.地図やグラフが自動的に作成されている」が一番の特徴だと思っています。

通常、データ分析と言いますと、Excel等で数字が羅列してあり、そこから色々と読み解きながら、またビジュアルを考えながらグラフ作成をしないといけなかったりするのですが、RESASの場合はその必要がなく、最初からグラフが提供されています。
これだけで多くの時間が削減できたりしますので、大きなメリットになりますね。
実際には、このような感じでグラフが見られます。

総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」より

操作方法も非常に簡単ですので、まずは一度試してみてください。

<操作マニュアル>

<地域経済分析システム(RESAS)のデータ一覧>


グラフの説明や活用方法については、こちらをご確認ください。

https://www.chisou.go.jp/sousei/resas/pdf/resas_update.pdf

今回は、RESASの概要について見てきましたが、次回は、RESAS内に各種機能について見ていきたいと思います。

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