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【ネタバレあり】終わる世界とバースデイ 柊√ 感想

ものすごく悪いというわけではないけれど、特に良い場面もないというのが正直な感想です。


・柊への恋愛感情

主人公から柊への恋心。
これが柊√で一番引っ掛かるポイントで感情移入できなかった点です。
途中で親と仲を拗らせていることは分かりました。
それで、柊が勇気が欲しいから抱いてほしいというのでなあなあで主人公が行為をする流れが唐突すぎて頭の中に「?」マークが終始浮かんで消えませんでした。
そのあと、主人公が柊のことを好きだと気づく描写もありましたが、『え?柊のことを好きだと気づく要素あったかな?』と思わざるをえませんでした。
この主人公の恋愛感情はこのルートをするうえで主人公が柊を守りたいという思いを生み出し、柊のために行動する理由となる部分なのでもう少し丁寧に描写してほしかったというのが正直なところです。
はっきり言ってしまうと、主人公の感情の描写が「雑」だなと思いました。

・親との確執

柊はおじさんと不和がありました。
この不和もおじさんが柊を救う際に、おじさんが実は柊の父親であることが明かされるという流れでした。
ですが、正直驚きや面白さが何もなく、『へー、そうなんだ』くらいにしか思えませんでした。
なんというか主人公のおまけ感が強いです。
このルートでは、主人公が柊のために特段何か行動を起こしていない印象です。
そのため、『これ、主人公必要あるのかな……』と思ってしまいました。
家族愛的な部分をテーマとして見せるなら、主人公との愛情という部分をもう少し細かく書いて、この親との確執とリンクさせてほしいと思ってしまいます。

・エンディングについて

まあ、こういう終わり方もあるよなという感じです。
世界が凍っていく中、二人で過ごしていく……。
セカイ系らしい普通の終わり方でした。
でも、何かしら読者が面白い・感情を揺さぶられるなにかが欲しいと思ってしまいます。


・まとめ

柊は良いキャラだと思ったので、最初に攻略しました。
ですが、正直言って微妙というのがこのルートの感想になります。
(レコンキスタが良かったので、本作への期待値が上がっているのもあるかもしれませんが……)
全部の√をプレイしたら評価がまた変わるかもしれないので、それに期待です。




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