【ネタバレあり】カタハネ 感想

カタハネの全CG回収が終わったので、感想を書きたいと思います。


全体の感想

全体的には、プレイして良かったと思えるゲームだと思いました。
個人的にプレイしていて特に良かったのは、雰囲気・世界観(CG、bgm、背景)だと思います。異国情緒溢れる世界観をminoriの味わいのある背景やbgm、キャラ達の立ち絵で表現していて良かったです。キャラ絵の表示の仕方も、一般的なキャラの頭から腰まであたりを表示する方法だけでなく、長方形の枠の中に顔を表示させる方法も使っていて面白かったです。
キャラクターについてもシロハネ編については、みんな魅力的で文句なしのキャラクターたちでした。
さて、ここからは少し不満点も書いていきたいと思います。
一番の不満点はシステム周りでバグがあり、一部シーンがスキップされてしまう現象が起きたことです。(FANZA版で購入しました)
(これは修正パッチを入れることで治りましたので、今後のノベルゲームのプレイには修正パッチの確認をしていきたい……)
プレイ1週目終了後に攻略サイトを見つつ、CG回収を進めていったのですが、一部選択肢が選択不能になっていました。
それだけでなく、物語終盤における演劇の練習シーンがごっそりスキップされるバグもありました……。
最初にプレイしたときに、劇の練習もあまりなく、いきなり演劇シーンが始まってあっさりしているなーと思ってましたが、バグのせいでスキップされていたと後で気づきました……。後で修正パッチを入れて色々なシーンの辻褄に納得がいきましたが、最初のプレイでそのシーンを見れなかったのが残念でした……。
残りの不満点はクロハネ編への切り替わりタイミングについてです。
クロハネ編へはシロハネ編で役者がそろいはじめ盛り上がってきたタイミングで切り替わりが発生します。
ここで、私としては盛り上がってきたシロハネ編からクロハネ偏に急に切り替わってお預けを食らった気分でした……。そこが少し不満点です。


シロハネ編

群像劇形式で展開される物語をうまくいかしていると思いました。
キャラもセロ・ワカバ、ライト・ココ、ベル・アンジェ、シルヴィア・トニーノと良い相性のペアが出来上がっていて見ていて楽しかったです。
お話の流れとして私的に一番好きなのは人形劇のあたりのシーンが一番好きです。

クロハネ編

随所随所でCGが輝くシーンがあったのは良かったです。
ですが、個人的には「アインが逆賊として扱われる」という結末をシロハネ編で告げられていたため、あまり物語にのめりこむことが難しかったです。
「アインが逆賊として扱われる」という事実を知ってしまったことから、クロハネ編の結末がソーリーエンドとして決着することはほとんど確定しており、そこがクロハネ編を読み進めていくうえで最終的な展開がなんとなくわかってしまって、読んでいくのが中々辛かったです。
個人的に話の順序として「シロハネ編⇒クロハネ編⇒シロハネ編」ではなく、「クロハネ編⇒シロハネ編」のような流れにしていた方がクロハネ編の最後がどうなるのだろう……と先の展開をワクワクしながら見れたのかなと思いました。


まとめ

カタハネは異国情緒のある世界観、中世の歴史ものとしてみた時には良い物語だと思いました。
設定・世界観が良かっただけに、システム周りやクロハネ編の結末が明かされてプレイをしなければならなかった部分が少し残念な点でした。

個人的点数


キャラクター: 4.0 / 5.0
世界観   : 4.7 / 5.0
セリフ回し : 4.0 / 5.0
音楽    : 4.5 / 5.0
CG       : 4.7 / 5.0
ストーリー : 3.9 / 5.0





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