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大好き瀬戸内

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穏やかな波間に浮かぶ小さくかわいい島影、瀬戸内海はまるで湖みたいな静かな 海面と点在する島々が織りなす独特の風景が人々の心を掴んで離しません。
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#地域活性化

道州制はどうなった?🏬

「道州制」。この言葉がどこか懐かしく感じる。今回のコロナ禍で「都道府県」の果たす役割、存在価値が再認識されたが、もう少し大きな問題になるといきなり「国」となってしまい、地域ごとに異なる考え方や実情を反映する場所がない。これまでは国で決めていた政策を実現するのに、この制度は今の日本にはぴったりとも思ったのだが、政治の場で議論が深まることはなかった。  コロナ禍では東京一極集中によるリスクも再燃 東京だけ一向に減らないコロナ感染者の数に、地方分権、首都移転といった論点にいきなり

高松空港の機能充実は更に進むか🛩

 高松空港は、民営化2年を経過した。何が変わったの?という方は一度、高松空港から飛行機を利用してもらいたい。セキュリティーエリアを通ると、待合スペースを中心に居心地が大きく変貌した。現在は制限エリア手前をリニューアル。物販や飲食のテナントの改装も行っている。  昨年は瀬戸内国際芸術祭開催年。国際線でソウル線に続き台北線もディリー運航化が実現。地方空港で2つの国際定期路線がディリー運航している空港は聞いたことがないと言われた。  そんな環境を整えられたのも、いち早く路線誘致

激変の時代、平成。香川に変化は起きたのか?🌉

 平成の後半で香川県内で報道された経済ニュース中で、最も多かったニュースには、「高松空港の民営化」があったのではなかっただろうか。  高松の街を歩いていて1番感じたことの一つは、「それにしても外国人が多くなったなあ」ということである。  果たして2000年代、今から10年前まではまさか、こんな状況になることを誰が予測をしたのか。誰も今の姿を思い描くことはできなかった。 平成の最初、瀬戸大橋開通という一大ビッグプロジェクトこれに続く四国観光の“ビッグバン”は案外長くは続か

瀬戸内から世界へ〜変化を魅せる地域🛥

今から40年前は高度成長期から安定成長期へのまっただ中。悲願の瀬戸大橋の工事が始まり、本州が陸続きになる四国にとっては夢の様な“開国前夜”とも言うべき時を迎えていた。 :そして現在。当時とはいささか趣は異なるものの、確実に第2の波が押し寄せて来ていたことを実感していた。  3年に一度のトリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭が開催される。そして地方空港二番目の民営化で全国的に注目を集めた「高松空港」の国際線の更なる充実が図られていた。  外国人観光客が更に増える一年。長年のデフ