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神様になった日 #05 本気レビュー

一難去ってまた一難。
どうもレペゼン中野区です。

表紙絵はイザナミさんです。
次回には修正してもっとかわいくなっています。たぶん。

ギャグ回が続くと思いきや、いきなりの真面目回。
オリジナルアニメならではの予想できない面白さがあります。

正直なことを言うと2話までは「大丈夫か・・・?」
という感覚で見ていましたが、3話以降の振り切り方が良かったと思います。
ちゃんとストーリーを紡ぐより、ぶっ飛んだ構成、意外性があるお話が個人的には好きなので麻枝さんのアニメ3作品の中で、一番エンタメしていて面白く感じています。

気づいた方もいると思いますが、今回の5話はかなり重要な内容を描いていますのでそこら辺をひろいつつレビュー+考察をしようと思います。

イザナミの父①

浅井監督のツイートにて、ある方をモデルにしているとのことでした。
PA作品とゆかりがあるとすればおそらく、庵野さんがモデルでしょう。
エヴァンゲリオンの監督で、声優としても「風立ちぬ」で参加していたりするので、アニメ業界では超有名人です。

普段は寡黙で淡々としているが、オタク気質で好きなことには饒舌になる…という印象なので、モデルにされたのかもしれません。

コオロギ博士とイザナミ母の関係性

この話数の主題は、イザナミ親子の問題解決なのだと思うが
それは表面的なイベント消化で、裏で重要なのが4話のアバンで描かれたコオロギ博士の研究である。
名前は違えど「幸せの研究」が共通項として描かれる。
イザナミ母は「魔法の研究」と言い換えているが本作のキーになる気はしますが、それは今後の楽しみにしたいと思います。

そして、アサマ博士らが言っていた「本人の意思ではなく、家族の存在」
ということから察するに、イザナミ母の旧姓がコオロギという説が現状では濃厚である。(ひねらずにシンプルに考えるとですが)

これで鈴木たちのフェンリル陣営とのつながりが生まれたので、
この後の話数以降での絡みが予想されます。
(7話あたりが大きな転換期だと、勝手に考えています。)

イザナミの父②

これは考察でもなんでもなく、
一、KEYファン、麻枝ファンとして思ったのが、
イザナミ父の本当のモデルは麻枝准がモデルではないだろか?
家でひきこもって仕事をして、食にこだわりがある…
その共通項だけですが、そのように感じました。
その麻枝さんが家庭をもったら、子供がいたら…
といったIF感があるなと。
それから察するに、
麻枝さんの中でイザナミ母が残した「魔法」=「幸せの研究」というのは過去作で描かれたことが想起される。
AIR、CLANNAD、智代アフター、リトバス、AB!など、企画から参加されたものは必ず、キャラクターの死が感動させるための大きな要素になってきます。今回もその手法がとられており、イザナミ母の死が家族にとって負の影響を与えていました。
ただ、麻枝作品ではその「死」を悲しいものと捉えず、前向きに立ち向かうところに重きを置いているところがあり、「幸せ」になるための条件として「死」を受け入れる…ということが挙げられるのかなと思っています。わかりづらいかもしれませんが、私の言いたいことを要約すると…
「幸せの研究」=「麻枝准の創作活動」
ということです。

話がそれてしまいましたが、
イザナミ家というのは麻枝作品、または麻枝さん自身の思考を象徴したキャラクターな気がします。
それを考えるきっかけになったのが、ED後のイザナミさんのセリフ

「心が身体を追い越してきちゃった」

このセリフは、麻枝さんが「特発性拡張型心筋症」という病気にかかり、一度は死にかけ、きついリハビリなどを経験したからこそ生まれたセリフだと思います。(そのセリフを陽太やひなではなく、イザナミさんに言わせるのが気になりますね)

そうなってくると、敵対勢力である鈴木たちの陣営たちは
この「麻枝准の創作活動」に対するアンチ、または後継者…
そんな感じな気がします。

また、麻枝研究所なるニコニコでのコミュニティ。
実は本作とリンクするような関係性にあるかもしれません。
この作品は麻枝准の原点を突き止めるような、そんな仕組みの作品になる気がします。

6話でついに金魚が…

次回は「祭りの日」ということで、ここで重要になってくるのは「金魚」だと思います。OPやEDで散々描かれているモチーフです。

私の予想だと、祭りで金魚すくいをして、名前を付ける
というイベントがあるのではと考えています。

2話の考察で金魚=ひなという意味不明な予想をしていましたが、
そこらへんも楽しみにしています(笑)

イザナミ家の立ち位置を考えると、主人公とひなのストーリー上の位置づけがかなりよくわからない状態です。
もうすぐで折り返しになりますが、30日で終わる世界、主人公の選択、ひなの正体が非常に気になってきます。
また気になる陽太のセリフとして

「ひなって母親がかかわってくるといつも熱くなるよね」

かなり浮いていたので、引っかかった人は多かったのでは。
このセリフが意図するものは現状わかりません。
6話に期待しましょう。

最後に

いつも神様になった日をループさせながら視聴し、このnoteを書きながら記事を書いているのですが、結構楽しいです。
(だいたい2時間ぐらいかかるので5回ぐらい同じ話数見てます)

あんまり経験したことない見方なので、これはこれで新鮮です。
最初は「どうなるんだろう…」と思いながら見ていましたが、自分なりに深堀、考察しながら見ると全然違った楽しみ方があるなと感じました。

皆さんもぜひ真似してみてください。

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