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深夜オムニバス

書きたいことが溜まってきたので、ここらでちょいと深夜オムニバス。

むつかしいから、たのしい

久しぶりにインタビューをしてきた。これは毎回思っていることなんだけど、しばらくインタビューをしていないと取材者としての感度はすぐに鈍ってしまう。目の前のインタビュイーに心地よく話してもらえるような聞き手になりつつ、同時に原稿の構成を練りながら具体の情報も訊き出すことは本当にむつかしい。おそろしいほど脳筋をつかう。入試か?

今回もまさに、ご無沙汰のインタビューで自分の感度がぶりぶりに鈍っているのを実感した。色んなことを気にしすぎて、事前インプットが溢れて、うまく俯瞰できていなかったように思う。とにかく「心地よい聞き手」でいようと意識しすぎるあまり、話者が思わず考え込んでしまうような新鮮な質問をぶつけることができなかった。ほんとうに悔しい。文字起こしをしている最中も、はずかしさと悔しさで思わず手が止まって奇声を発してしまう。

そんな私でもできることは大好きなインタビュイーのため、今持ちうる限りのすべての愛情を原稿に込めることしかない。全てをぶつけ、全てを捧げる。ぜったいにいい原稿にするんだ!という今の熱量と覚悟は、おそらくこのインタビュイーに関しては日本中の誰にも負けないと思うから。

インタビューに行って、こうして自分の未熟さに打ちのめされて、それでももっとうまくなりたくて、「ウオオオオ!!!!🔥fire〜〜〜🔥」と覚醒している瞬間がいちばんたのしいかもしれない。取材のむつかしさは投げ出したくなるものではなく、思わず追いかけて、克服したくなるむつかしさ。だからたのしい。

こういうところが「熱い人間ダネ😅」と言われる理由なのかもしれないけど、私はすっかりインタビューの虜になっている。もう誰にも止められない。

イケてる友達がほしい

同年代のイケてる友達がほしい。noteとTwitter以外のSNSを遮断しているせいで、ただでさえ少ない私の友人枠がさらに狭められている。まるで井の中の蛙みたいだ。

最近気づいたことなんだけど、こんな友達欲しいな、いいな、と思う人がなぜか決まって5歳上。93年生まれ。イケてる考えの人も、イケてる仕事をしている人も、イケてる活動をしている人も、イケてる見た目の人も、なぜか決まって5個上。

5個上といえば、そういえば中学1年生の時の部活の最高学年が5個上の先輩だった。私にとってあの学年は伝説の存在だ。演奏がうまくて、仕事ができて、勉強もできて、それでいて存在そのものがおもしろいおねえさんとおにいさんたち。頼もしい先輩たちと同じ空間にいるだけで、なんだかワクワクできたあの頃、先輩が卒業してからも私の中ではあの代がずーっと目標であり続けた。

それからずっと、5歳上という「手が届きそうで届かない」絶妙な年齢に憧れを感じているのかもしれない。よくよく見ると「意外とそうでもない」部分も普通にあったりするから、「まあ努力すればいけそうだし〜!」と生意気にも思ってしまうのだろう。ちょうどいい塩梅で憧れることができるというのもポイントが高い。

……っていうのを、願わくば同年代と語り合いたい。「あの先輩さあ〜やっぱたまらなくかっこいいよねえ!!!最高だよねえ!!!」って言いあいたい。

ゲス

基本的に自分のこと大好きウーマンなので、自らをわざわざ「ゲス」といって蔑んだりはしない。だってこのあたくすがゲスなわけがないもの。(オホホ)

しかし、最近はとうとうそんな愛しい自分のゲスさを感じるポイントを発見してしまった。それは何か。

星野源の惚気話を、積極的に摂取しにいくことだ。

ア〜〜〜〜〜!口に出すだけでゲスい。かたじけない。

ゲスというか、単純に私の中で無粋だと感じていることなんだけど、人のゴシップとか恋愛とか家庭とかって、別にとやかく首をつっこむことじゃないじゃないですか。そんなことは人生に暇している人がすることであって、スキャンダルも浮気も離婚も投資も勝手にやらせておけば良い。そういうLINEニュースのしょうもないはれた惚れたの芸能欄は(みたくても)絶対に開かないようにしているし、ましてやSNSで言及するなど言語道断のこと。人のプライベートなど好きにしてくれ、というスタンスでいる。

しかし、しかしだね。

星野源とガッキーになると、どうやらその前提がふっとぶらしい。

あれ私、絶対に見ちゃうの。LINEニュースで記事になったオールナイトニッポンの放送、すぐタイムフリーで聴きにいっちゃうの。自分で言っておいてなんてやつなんだ、と思いながらも絶対にチェックしちゃうの。あの二人だけは。

まさにゲスの極みだ、と我ながら思う。

よりにもよって、国民的夫婦のあの二人にまんまと興味を持っていちいちキャッキャ騒いでしまう浅はかさ、凡庸さ。庶民のプロとして、とてつもない敗北感と罪悪感に襲われる。人様のプライベートでワーワー言うって、なんてつまらないやつなんだ。そっとしておきなさいよ。ふだんの私は推しの幸せを遠くからひそやかに見守れるタイプなのに。

こうやって懺悔しておきながら、LINEニュースで2人が出てくるとすかさずリンクを開いて、「ムフフ」と気色悪い笑みを浮かべながらANNを聞いてシャワーを浴びている。この前なんぞ、そのノリで結婚発表の直後の放送まで聞いてしまった。ありえない。
さすがに下品だと自分を戒めつつ、それでも聞いた音源は最高だった。肩透かしな源さんのコメント、選曲、全てにおいてさすがだなあ、と思った。

そう、そんなわけで今日発表のコロナ罹患のニュースもちゃっかり見てしまった私なのである。源さん、どうかお大事になさってください。






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