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Christmasと夢幻の回廊

冬至を過ぎ、クリスマスを迎えた。今年の聖夜はSNSのフォロワーさんとの雑談会だった。リア充ではないかもしれないが、こういうクリスマスも良いと思った。いつからだろう、クリスマスが恋人との特別な時間を過ごす日と考えられるようになったのは。ユーミンのヒット曲「恋人がサンタクロース」が流行った頃からだろうか。

それから数十年経った。最近は、特別恋人と過ごすより、家族と一緒に過ごす人や、(ゲームしたり動画配信サービスで映画やアニメ見たりして)一人で過ごす人も多くなったという。個人の活動が細分化され、商業主義・恋愛至上主義から自由になったようだ。ネットの普及が進み、スマホが発達し、SNS環境が当たり前になったからだろうか。いつでも、遠くの誰かと緩く繋がれる。それは確かに素晴らしいことかもしれない。

でも、現実生活で特別な誰かと過ごす事はいつだって素晴らしいことなのだ。たとえ何回か重ねるうちにマンネリになろうとも。私は夢を見る。等身大の自分を受け入れてくれる人と出逢うことを。もしかしたら、それは現実には存在しないのかもしれない。私が何故か小説を書きたくなったのは、その諦念ゆえだろうか。それとも・・・。

雑念を払い、筆を取る。夢の異性を描く。
そうやって、私は現実を超えていくのだ。
メリー・クリスマス。


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