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【実録:生徒会庶務の心の声】 思い

 僕は今、私立高校に通う1年生。中学生の頃から生徒会庶務という役職に就いてきて、今年で3期目だ。高校生になり、新しい友人が増えた中で、僕が生徒会庶務として欠かせない存在が1人いる。同学年のYさん(男性)。部活と生徒会が同じで、今では生徒会運営に欠かせない存在である。彼は思いたった志は最後まで貫き通す、いうまでもない「初志貫徹ボーイ」なのだ。生徒会運営の中で、今までとは違った味を見せつけてくれる、最高の友人Yさん。今回は、今生徒会で起きていることについてYさんの思いも一緒に語っていこうと思う。

Chapter1. 新事業

 僕が生徒会に入る際の生徒会選挙で掲げる公約は3年間同じ「生徒の声を実現」である。この公約を使い始めたのは中学1年生の3学期。僕は幼稚園の頃から同じ学園に通っていたので学校への馴染みは深かったが、小学校から中学校に進学すると、違った空気感がある。当初使っていた投書箱に意見を書き入れたことがあるが、一向に実現しない。それに不満を抱えていた。中学1年生の3学期に行われた生徒会選挙で生徒会庶務という役職に選ばれたが、「生徒の声を実現」という壁は破るまでに時間がかかった。

 生徒会庶務として歩み始めて5ヶ月が経ち、新高校生徒会の2年生 Mさん(男性)に出会う。僕はその先輩に多くの影響を受ける。彼は代表という仕事につくことがあまりなかったようだが、行動力に感動した。◯◯したいと言うと、素早く実現するし、とにかく新幹線のような行動力を発揮していた。それから彼が生徒会を引退し、僕が中学生徒会を引っ張っていく立場になったときに、新型コロナウイルスという見通しの立たない壁がやってきた。生徒会の見せ所である文化祭も中止になり、体育祭は無理をして縮小での開催をし、本当に辛い1年を送ってきた。そんなこともあってか、高校に進学したときに生徒会に入ることは早くから決めていた。

 ようやく高校生になり、部活も再開したところで、同じ部活のYさんに出会う。彼はボランティアチームに所属し、地域社会への貢献に力を入れていた。僕はその姿に影響を受けた。6月に生徒会選挙があり、僕が立候補することを伝えると、彼も立候補すると伝えてくれた。僕がそのとき悩んでいたのは、同じ役職に立候補していたら、一緒に活動できないのではないかと。しかし彼は、そのことを想定して「庶務」ではなく「会計」に立候補してくれた。本当にありがとう。そこから生徒会人生が再スタートした。

 生徒会役員として歩み始めた2人は、「学校の質を良くしていきたい」という思いが同じだった。彼は中学生のときに生徒会副会長という役職を経験していたようだったが、思うような生徒会活動が出来ずに後悔していた。新しい舞台でなんとか「学校の質を良くする」という壁に挑戦したい。そう思っているようだった。7月に入り、生徒会活動が本格的に始まったときに彼は、ついに動き出した。今まで生徒会が携わることがなかった「スクールバス新設に関する草案」を制作することに着手することができた。ここから生徒会はついに本舞台の夏休みに突入する。現在は延期が決定している学園祭の準備と部活動に全力を注いだ。夏休みにもかかわらず週6日(日曜日除く)登校し、学園祭を無事成功させるために本気で準備に取り組んだ。しかし、延期が決定されて心が痛い結果に。

 9月に入り、学校も通常授業が再開したところで今年発足した倫理委員会が本格的に始動した。現在は倫理委員会の育成を生徒会が担っているため、生徒会が行っている仕事は「会計」「中央委員会運営」「倫理委員会育成」「スクールバス開設に関する草案制作」「体育祭」「学園祭」と多岐にわたる。実際は仕事が多くて大変だが、1つ成し遂げるたびに達成感を味わうことができ、生徒会を辞めたいと思うことは一切ない。達成感依存症だろう。

Chapter2. 思いの違い

 生徒会に入りたいと思う人は「学校を変えたい」という思いが熱くあるからだと思う。だが、その熱い思いは生徒会に入ったあとに、各個人の思いの食い違いから対立を生むこともある。政界で言えば、与党・野党の役割だ。これがあるからこそ生徒会が成り立っているのだと思う。僕が「スクールバスは本当にいるのか?」と問うと必ず賛否が生まれる。これは先生との間でもそうだ。この思いの食い違いが程よく生徒会の運営に貢献してくれている。自分の思いを熱く語れる人こそ生徒会に向いていることがわかるだろう。

 僕は生徒会1期(中学2年生)のとき、高校3年生の先輩が怖くて怖くて一時期は生徒会室に足を踏み入れることすらできなかった時期がある。このときにも「なんでお前は来ないのか?」という人と「どうしたの?」と自分に寄り添ってくれる人がいた。これも各個人が持っている思いの食い違いから生まれるものである。僕はYさん並みに自分の意見をガッツリと言える人ではないので、思いの食い違いが生まれるとYさんや他の先輩に合わせがちだが、自分の思いをはっきりと言える人の方が立場的には有利である。思いを持って生きていこう。

Chapter3. これから

 私とYさんは高校生徒会2期(高校2年生)も立候補する予定だ。今は控え気味な自分の思いを、高校2年生になれば、賛否はあるが存分に言うことができる環境が整う。この機会を逃してはならないと私は思う。今は下積み段階で、高校生徒会2期(高校2年生)は実践段階となる。どれだけの対立が生まれるのかは未知なる世界だが、多くの意見を出し合い、たくさん対立して、より良い学校生活を送れるように昇進していこうと思う。

 課外活動として僕は消防少年団 / 交通少年団 / 応急手当普及員として活動し、Yさんはボランティアチームの副代表として、両者ともに2つの道を同時並行で歩んでいる。新しい発見を見つけたら共有し合い、最高の学校づくりを目指していきたい。これからも応援よろしくお願いします。

▽ この記事に登場するYさん ▽

▽ この記事を書いた人 ▽

▽ 東京都内での「普通救命講習」開催ついて ▽

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