根拠のないツイートは人を傷付けると理解しろ

本来なら今日は新宿ReNYで、まねきケチャの出る対バンに参戦予定でした。

ですが、コレットプロモーション所属のナナランドのメンバーAさんが新型コロナウイル感染検査で陽性であることが明らかになり、その結果、コレット所属のまねきケチャ、BenjaminJasmineもPCR検査で陰性が確認されるまで、活動自粛となった。
この件については、新宿シアターモリエールでの舞台での出演者の体調不良に伴う劇場クラスターの関係から、万が一まねきケチャやナナランド、BenjaminJasmineのメンバーが原因で対バンでクラスターが発生したら重大な責任問題になりかねないことから、代表の古谷完氏が決定したことなのだろう。
それは英断だと思う。
ナナランドの公式ツイッターでもその件を報告しているが、やはり、恐れていた事態が起きてしまったようだ。

小池都知事とマスコミの異常な偏重報道による影響か

今月に入り、新型コロナ感染者が200人を超える日々が続いている。その際やり玉に挙げられたのが「夜の街」である。
新宿歌舞伎町が主に槍玉に挙げられた。
それは主にホストクラブやキャバクラなどの接待を伴うようなお店でのクラスターだと思われるのだが、市中感染についてはマスコミは触れることは少ない。
そういった影響からか、一部の連中が「コロナ感染=夜の街行った」と短絡的に考えているようだ。
しかし、市中感染の可能性も十分考えうるわけで、朝の通勤電車の車内でも、マスクをしないで乗っている人がいる。
そのマスクをしてない人がコロナ感染の疑いがあったとしよう。
咳とかをしたら近くに乗っている人は当然飛沫を浴びるわけだが、そういった飛沫感染をする可能性もあり得るだろう。
そう、コロナの感染は夜の街が原因ではない。マスコミの一時期の偏重報道が原因なのかどうか分からないが、そういったことが事実だと思い込んでいる人がいる。

石橋哲也大先生の「言葉は包丁と同じだ」の意味を再確認せよ

ナナランドの公式ツイッターでも、Aさんが新型コロナ感染した事実をツイートし、事務所としてどのような対応をしているかをツイートしているが、そのツイートにやはりいた。
夜も街でもいったんですか?
と心無いリプを送ってる大馬鹿野郎が。
そもそも、ファンであれば「大丈夫ですか?」とか「早く治って、元気にステージに戻ってきてくれることを願ってます」などとリプをするはずだ。
にもかかわらず、「夜の街でも行ったのか」などと根拠もなくリプを送る常識のないバカは何を考えているのか。
ナナランドの公式ツイートでも「メンバー1名」とツイートしており、メンバー名を出していない。
これはおそらく事務所側が「そのメンバーのTwitterに誹謗中傷がいかないように」との配慮からなのだろう。
それは当然だ。そういう、根拠もないリプをしてそのメンバーを傷つけようとする愉快犯の連中の行動を見越してのことなのだから。

そういった愉快犯の連中に言いたい。
そのメンバーが誰かは特定されていないし、夜の街に行ったという証拠などどこにもない。
これが、安田大サーカスのクロちゃんのように、過去に水曜日のダウンタウンで嘘ツイートばかりしている、呼吸するかのように嘘をついている、というイメージが定着しているのであれば、そう叩かれても文句は言えない。
事実、クロちゃんはツイートするたびに罵詈雑言で炎上している。特にアイドル絡みとなると、DMでやれなどとリプがくる。
クロちゃんのツイートはどうでもいいことばかりなので、炎上しても当然といえよう。

しかし、今回の場合は違う。
そのメンバーが誰なのか分からないが、ナナランドのメンバーは10代もいるし20代もいる。
10代のメンバーが夜の街に行くとは到底考えにくし、20代のメンバーもコロナの恐ろしさを分かっているし、事務所側もいろいろと言っているはずだろう。

そういったことを考えると、今回の一件は市中感染、もしくは感染経路不明のケースだと思われる。
にもかかわらず、公式のツイートにそういった投稿があると、そのメンバーが心を痛めてしまい、ステージに復帰しづらくなるのではないだろうか。
ここで以前にも書いたが、構成作家の石橋哲也大先生の名言「言葉は包丁と同じだ」を思い出してほしい。


心の傷は目には見えない

愉快犯の連中は面白がってそういうコメントを投稿するのかもしれない。
しかし、その包丁が、そのメンバーの心に刺さったらどうなるだろう。
「私、夜の街になんか行ってないのに、どうして?」
となったらどうなるだろう。
もしそのメンバーが私のように精神的に弱い子だったらどうなるのだろうか。
私は小学校3年の頃、給食の時間にゲロを吐いてしまい、そのことが原因で女子が私を避けるようになったことで、私の中で「女子は私を好きになってはくれない」と思うようになり、女性恐怖症になった。
その心の傷が癒えるまでに20年以上かかった。

そう、何気なく発した言葉が相手にとっては刃物として大きく突き刺さり、それがトラウマになったりする可能性もある。
私の場合、小学校時代から母親にすべての価値観を否定されたこともあり、心の傷が癒えるまでに20年以上かかっているが、普通の人でも1年くらいかかるのではないだろうか。
擦り傷や切り傷は目で見て完治したかどうか分かるが、心の傷は本人にしか分からないし、場合によっては本人でさえも心の傷が治ったかどうか分からないこともある。
そう、心の傷は目には見えないから恐ろしいと言って良い。

親が子供に対して発した言葉によっても、子供が傷つくことがある。
そう、親であっても子供の心に傷を負わせる可能性がある、
私の母親のように、価値観の否定などが典型的な例と言って良いだろう。

根拠もなく相手を傷つけることは犯罪のようなものだと私は思う。
コロナウイルスは感染したくなくても感染してしまう危険なウイルスだ。
夜の街に行ってなくても感染する。それを理解してほしい。


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