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BICダークオレンジ

おそらく多くの人が仕事以外の趣味に没頭する瞬間があるはずだ。
恥ずかしい話だが、声を大にして堂々と言える趣味というものがない。笑

そんな退屈そうな男でも小さな楽しみが密かに存在します。

ここ最近コツコツと集めているモノがある。
BICのライターだ。

BICと言えば世界で初めて使い捨てのボールペンを発売したフランスのメーカーだが、ライターや小物も製作しています。

なぜBICのライターを集め始めたのかというと、あるデザイナー様の影響です。
パレットのような綺麗な色目のライターが多くあるBICですが、中には珍しいカラーが存在します。

ピンクやイエローといった色目の中から、私は白のBICライターを見つけて、これは相当珍しいのではないかと思い込んでいました。

早く誰かに見せたい!
はやる気持ちを抑えて、あるデザイナー様との会食で自信満々に白のBICライターを取り出しタバコに火をつけたその時でした。

見た事のないグレーのBICライターをデザイナー様が持っていたのです。

なんだこのクールなライターは….

よくよく思い返せば、フランスのあの方や他のデザイナー様もグレーのBICライターを使っていたことに気づく…

ちなみに白のカラーは全く珍しくありませんでした苦笑


グレーは秋冬カラーらしく混入率が極めて低いそうです。

そこからというもの街の煙草屋に何か理由をつけては通っていました。
そこそこの数が収集できはじめた頃に、新たな情報を得ることに。

グレーよりも珍しい濃いオレンジが存在すると。
混入率は4%らしい…

オレンジと言えばBICの代名詞だが、あのオレンジではなく濃いオレンジ…
そんな物見たこともなかったが、根気よく探し続け数本ストックできている。


通常のBIC オレンジ
左がダークオレンジ,右がグレー


今では両方見つけては買い足しているので、部屋の中がBICのライターだらけ笑

完全に自己満だが、このライターで煙草に火をつけのが小さな楽しみである。

フランスでオレンジといえば"HERMES"オレンジ。

第二次世界大戦による物資不足から、しかたなくオレンジの包装紙を使用しはじめたことからHERMESのイメージカラーになっていったそうです。

当時オレンジの紙などの物資が大量に余っていたらしい。

言われてみると、フランス軍のミリタリーウェアーにオレンジのステッチで縫われたモーターサイクルコートやM-47を見たことがある。
オレンジといってもくすんだオレンジだが…

もしかしてBICオレンジもこういった時代背景から生まれたのかな….

詳しくはわからないのでこれ以上言及するのはやめておこう笑





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