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高校2年生でトップ昇格。高井幸大はフロンターレの未来を担う

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ここ5,6年で川崎フロンターレが抱える選手の“自前色”が強まっている。大学経由組を含め、毎年のようにアカデミー出身者がトップチーム入りを果たしている。ジュニアチームを立ち上げてからの1〜6期生までがトップに上がってJ1の舞台でプレーをした。過去形にしているのは欧州へ羽ばたいた田中碧と三笘薫がいるからだ。空いていた“4期生”の椅子も早坂勇希が埋めたことは昨年、記事にしている。

宮城天の1つ下の7期生は高卒での昇格が見送られたが、続く8期生の五十嵐太陽が2022年よりトップ昇格を果たした。そして、そのリリースから1年も絶たぬ間に、9期生・高井幸大のプロ契約が発表された。



彼を初めて見たのは中学2年生のとき(と言ってもまだ4年前)だが、そこからの成長は目覚ましい。将来的には、現在の日本サッカー史上トップクラスのCBとして第一線で活躍する吉田麻也のようになる可能性を秘めている。


“フロンターレ出身者”のイメージを変える


小学5年生からフロンターレのU-12に加入した高井は、実はマリノスのスペシャルクラス出身だ。

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