レナトの中国移籍を、なぜ自分は「スクープ」できたのか
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7/4にJ1が再開すると決まった中、各媒体が過去の振り返りコンテンツを多く出している。確かに、思い出語りをするには最適な時期である。個人的にはあえてそこは避けてきたのだが、ひとつふたつくらいは出してみても良いだろう。とはいえ、誰もが知っていることを書くのは面白くない。自分しか知らない、書けないことを書いてこそ「ここだけの話」である。
それって何だろう?
ちょっとの時間考えてみたが、結論は意外とすぐに出た。今回は遡ること5年前、自分が初めて以下の“スクープ”を取った話をしたい。
2015年、レナトが突然、中国へ移籍した。
ブロゴラ(エルゴラッソのweb版)で自分この情報を出したのだが、同タイミングで他メディアは一切報じて無く、世への第一報となった。
なぜ自分はこの独占情報を得て、発信することができたのか。当時の話をしようと思う。
“違約金”の衝撃
事件が起こったのは7月14日の火曜日だった。1週間の中でも、訪れる記者が少ない日でもある。翌日にはアウェイ鳥栖戦があったのだが、前の週末のFC東京戦から中4日の3日目。疲れていた人もいたのか、メディア関係者も少なかった。
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