映画「インサイド・ヘッド2」をレビューするぜ!
主人公が「喜び」であるという所に本質を感じる。
たしかに、人生ってそうなのだ。
しかし思春期はほぼすべからくの人間に訪れ、
遺伝子的にもこのカオスは滅されていない。
要するに、思春期に一度それまでの単純な人格を破壊し
別人になる、という事の方が生存確率が上がる、
また人類の主としての発展につながる可能性あり、と
現状は判断されているのだろう。
その思春期の描写も全てが細かく「あるある」で、
それらは主に「心配」によるものだという喝破も白眉。
全てが合理的で考え抜かれていて見事なのだが、
アートワークや造形細部は合理的ではありつつも
わかりやすさ優先(まあこれを気取ったものにしてもしょうがないと思うが)な所が若干疑問符。
でもとにかく面白くて泣ける、王道的な作劇に脱帽!
コンプラ外にレールを切ったディズニーの今後に期待!
としかいえない傑作だった!
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