カーハート年代別タグ
ブランドの歴史
「Carhartt」は、1889年にアメリカのミシガン州で生まれたワークウェアブランド！
コンセプトは「耐久性、品質、フィット感、着心地の良さ」です。
社名の由来は「Car」=「汽車」と「Heart」=「ハート」を合わせたもので、最初は鉄道機関士の服を作っていました。
その服がすごく丈夫で着心地も良かったため、労働者の間でめちゃくちゃ大人気！
歴史のあるブランドなんだけど、最近また人気が急上昇してるんですよ。
この記事では、そんなCarharttのタグで年代を判別する方法を紹介します。
1920年代頃 筆記体タグ
白いタグに、ブランド名「Carhartt」が斜めに入っているのが特徴！
筆記体のデザインが印象的です。
1920年~1930年代頃 マスタークロスタグ
赤と白の刺繍で「MASTER」「CLOTH」そして「Carhartt(筆記体)」がデザインされてます。
1930年~1960年代頃 ハートタグ
ヴィンテージのCarharttの中では人気が高いハートタグ！
「ハートタグ」は４種類あるので、１つ１つ解説します。
初期は単色タグ90年代
1930年代〜1940年代は、白地に赤刺繍のみのシンプルな作り。
1940年代〜1950年代頃 ２色タグ
1940〜19550年代頃になると、「赤」と「青」の「二色タグ」が登場！
ブランド名の「Carhartt」が青い刺繍でデザインされています。
50年代頃〜 プリントタグ
デザインこそ似ていますが、刺繍からプリントに大きく変化！
そして、ブランド名の「Carhartt」が斜めに大きくデザインされるようになりました。
59年代頃〜 RNタグ
1959年〜は「RNタグ」と言って「RN表記」がされてます。
RNは、「Registered Number」の略で、タグに「RN 14806」とあるのは、会社に与えられた企業ナンバーのこと！
1960年代頃〜 「トリプルネームタグ」
トリプルネームタグは、「Carhartt」「HEADLIGHT」「FINCK」の３つのブランド名がタグに並んでいるんです！
このタグが作られたのは、Carharttが「HEADLIGHT」と「FINCK」を買収した後のほんのわずかな期間だけ！
なかなかお目にかかれない、すごいレアアイテムですよ！
1960年代頃〜 「デカCタグ」
デカCタグは別名、「Cマークタグ」。
「C」が大きく描かれ、その中に「Carhartt」とデザインされたタグが使用されています。
白×赤、黒×金の2バージョン！
このタグも非常に短い期間でしか製造されてない、お宝タグです！
1960年代頃 SUPER DUX by Carhartt
希少な「SUPER DUX」とのダブルネームのタグ。
製造期間がわずかなので、ほとんど現物が見られず、かなり貴重です！
1966年~1970年代頃 Cロゴタグ
「Carhartt」と言えばこれ！
現行と同じデザインは、1966年〜使用されているんです。
豊かさを表すシンボルである「コーヌコピア（豊穣の角）」と呼ばれる、ギリシャ神話に登場するゼウスに乳を与えたヤギの角がモチーフとなっています。
1984年代頃〜 内タグ
1984年頃から、タグに日付コードが記載されてわかりやすく！
この日付コードさえ判読できれば、簡単に年代判別ができます。
読み方は右から製造年、製造月。
3桁の場合、製造月の0が省略されています。
こちらの上部、「992」の記載が、92年9月製という意味。
上部の「0207」が2007年2月製です。
1989年頃 100周年タグ
1989年は「Carhartt」が創業して100周年！
タグもボタンも100周年仕様にして、こだわりが伺えます。
1990年代頃〜 刺繍タグ
マークが刺繍で作られています！
おわりに
カーハートは着心地よく耐久性のある高品質な製品作りで、130年以上前から続く老舗ブランド！
使う人のことを考えたデザインで、昔も今も変わらず愛されているのですね！
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