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仮想世界と現実世界での自己成長。どっちもアリ。

昨夜テレビで「竜とそばかすの姫」を観た。

細田守作品の描く現実とファンタジー空間が融合された世界観、また作品を通して描かれた人間模様やメッセージ力に共感し、「サマーウォーズ」を初めて観た時から、新作が出ると必ず劇場に足を運んでいる。

(ここからはざっくりと書いてるが、一部ネタバレになるのでご注意)
本作品は幼い頃に母を亡くして以降、人に心をなかなか開けずにいた主人公が、同級生から紹介されたメタバースアプリを通し、仮想世界での自己開示をきっかけに仮想世界と現実世界での心の成長を描いた物語。

ここ2、3年で「仮想世界」「仮想空間」というキーワードをあちこちで目に入ってくるようになり、私自身の興味レベルも世の中自体も「サマーウォーズ」を観た頃より格段に現実味を増している。

「仮想」と「仮装」の融合

作品を通して感じたことは仮想世界といえども、「むしろ現実世界より仮想世界の方がしやすかったりするんじゃないか?」とも次第に思えてきた。

外見は自分じゃないけど、中身は自分というある意味心強いバディの存在。
それがアバターであり、現実世界ではなかなかできない、言えない自分も仮想世界ではアバターという仮装プレゼンスによって自己表現をオープンにしやすかったり、現実世界では会うことがないであろう世界中の人達と出会ったり仲間づくりや様々な大家などを通して日々の生きがいや充足感、自己成長できる機会がより増えるかも知れない。
また、現実世界では金銭的に難しいことが仮想世界で実現性が高いのではとも感じている。 
人によっては現実世界より断然仮想世界に比重を置いている人も少なくないはず。

もちろん仮想世界ならではの危うさも孕んでおり、気をつけなければならないこともあるけど、それって現実世界でも同じことで、ちゃんと事前にマナーやルールを学んだり準備したりすれば良いだけなのだ。

新たな人生・新たな居場所

仮想世界が想像上の世界でなくなった今、現実世界のみで自己成長するも良し、仮想世界で自己成長するも良し、両方の世界観で自己成長するも良し(ちなみに私は欲張りなので両方。)。
成長の空間場面も多種多様だ。

ベタな言葉遊びだけど、アバターという「仮装」をして「仮想」世界で現実と同じ体験、はたまた現実世界では想像しても実現できなかったであろう体験を通し、新たな自分の発見、そして新たなライフストーリーが生まれていく…。

ヤバい…ここでちょっと想像しただけでも、脳内に溢れ出す何だか知らないワクワク感と果てしない妄想を止めることがもはや出来ずにいる自分が既にいる。
そして現実世界に時々嫌気を感じた時、仮想世界が私にとっての安息地となり得そうな予感も若干感じてしまっている…。
今後もますます目が離せない仮想世界。
気がついたことは、こうやって時々noteに書き記していこうと思う。

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