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【DIY工作】ギターを8時間で作る方法(缶テレの製作)

ある日のこと、ぼくのギター製作のツィートに
「楽しそうだけど大変そう、自分には無理」
ってコメントが。

何処が難しいのかな、と改めて自分の工程を思い出して気づきます。そういや木材加工が大変だ。
トリマも丸のこも持ってない中では手が出ないのも頷けます。

なのでコメントくれた人でも簡単に作れるギターを考えてみる。

ノートに書いた落書きですが、煎餅が入ってた空き缶をボディに、ネックとPUを載せる芯材を1x4と2x4で作る構造を考えてみた。これなら手ノコとタイトボンドだけで作れちゃう。

流石にこの雑な落書きだけで作れというのはあまりに不親切なので、実際に一本作ってみることにします。

素材はコレ、煎餅缶と部屋に転がってたテレキャスのPUとネック、ブリッジのコマ。余り物のジャンクパーツばかりですね。
scale648mmを巻尺で確認するとネックジョイントが缶の中に入りますが、気にせず作りましょ。

まずは缶の長さとぴったり同じ長さに木を切ります。コレは手元にあった檜の端材(勿論貰い物)ですね。切るととてもいい香り。

ぼくは手っ取り早くネックポケットとPUのザグリをトリマで作ってしまいます。が、上のメモの様に木材を貼り合わせても勿論おっけー。

もうコレで芯材は完成。後は煎餅缶をボディに作りかえるだけ。
中に芯材を入れて位置を確認しつつ、ネックが入る穴とブリッジコマ及び弦を通す穴をドリルと金切り鋏でちゃちゃっと開けちゃう。
そう、空き缶全体をテレキャスのブリッジにしてやろうって魂胆です。

一度試しに弦を張ってみます。もう演奏できちゃうのが可笑しくて楽しくなってきます。

次にPUの穴を芯材と同じ位置に開けます。

ここまできたら後は組み立てるだけ!

メンテナンスも容易、しかも可愛いエレキギターが一日で出来ちゃった。コレ、ちゃんとテレキャスの音がするんですよね。
そして何より完璧な電磁シールド構造!とんでもないノイズレスに思わず笑っちゃう。

あとは座って弾く時ツルツル滑るので、ボディ横にこれまたガレージに落ちてた端材のウォルナットで太もも当てを作り付けちゃう。

ここまででざっと8時間。ね、ギターって一日で作れるんですよ。

皆さんもぜひ作ってみてください。自分で作った楽器弾くの、楽しいッスよ。

当時のツィートが残ってました。この中で軽く弾いてる音が聴けます。


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