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【ギター製作道具】研磨関連

今回は砥石で硏削する道具をご紹介。

左下から時計回りに、両頭グラインダ、ベルトサンダ、ランダムアクションサンダ、仕上げサンダです。

両頭グラインダだけは刃物の研磨が主な使用目的でドリル刃やノコ刃の研磨に使用します。あとノミやカンナ刃が欠けた時の修正、寸切りボルトの端面仕上げ等にも使っています。

ベルトサンダ、ランダムアクションサンダ、仕上げサンダはボディやネックの素材表面を整えるために使います。研削能力はベルトサンダが最も高く、仕上げサンダは緩やかに削れます。ベルトサンダは木材素地に対して広範囲の平面出すのが得意、あとふたつは使用するメディアの番手と合わせて木材や塗装面で使い分けています。どれか一つ最初に手に入れるなら、荒削りからバフ仕上げまで対応可能なランダムアクションをお薦めします。

ディスクサンダは木工よりも金工で多用、いつも違うメディアを使い分けているので複数台持ちが便利です。大体一方に切断砥石、もう一方に研磨砥石を付けていますね。ギター作りでは寸切りボルトをジグに使うことが多いので、手軽に切る時はよく使います。

速度調整機能付きなら、サンドペーパー用パッドを付けて木工に使用する事も可能です。ただし定速タイプじゃ回転数高過ぎて事故るのでやらない方がいい。

寸切りボルトや鉄素材を切ったりするにはコレ、高速カッターです。トグルクランプのフラットバーもコレで切断していました。ディスクサンダで切るには大きい材料を切る時に使っています。

あとはコレ、別記事でも紹介していますがスピンドル&ディスクサンダ、ギター作りではコレがあるとないとで大違い。ぼくにはマストアイテムですね。スピンドルサンダは内Rの仕上げ、例えばボディのくびれた部分を仕上げるのに使い、ディスクは外Rの仕上げ、ボディの外周を仕上げるのに使用します。どちらも直角が出るので仕上がりが綺麗になるんです。

自作工具をもうひとつ、こちらはドラムサンダ。板材の厚みを調整する為の道具ですが、これも製材を自力でどうにかするのにとても便利。嘘みたいですが 厚み精度は誤差±0.05mm以下まで制御可能です。

映ってる工具を見ると分かるようにぼくは大体中古で手に入れています。回転軸に負荷が掛かる道具なので、ベアリングを新品交換してやるだけで、中古といえど侮れない実力を発揮しますよ。

あと番外編ですが最強の研磨ツールがコレ。定盤の上に紙やすりを貼り付けたものですが、平面研磨に圧倒的な威力を発揮します。この上で木をズリズリすれば平面度の高い面が作れるので、加工精度の低さをカバーするのに有効です。

ただしコレすると定盤が使えない、次はガラス板の上に貼ろうと思っています。

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