【ギター製作】 BUTA-3の製作⑥(2度目の仮組みと微修正)
状態確認のためにネックをボディへ載せパーツを組んでいきます。
前回の仮組みの際にハイポジの弾きにくさが際立ってたので、予めボディ側へカッタウェイを追加。質量稼ごうとボディを厚くした弊害ですね。
弦を張り直し、ネックの反りを調整したら弦高とオクターブピッチを調整します。ブリッジのコマが高くなり過ぎてしまったのでとりあえずはネックポケットへピックを挟んで誤魔化します。
これで演奏出来る様になりました。2台を並べてみてもスケール差は殆ど分からない位ですね。
早速試奏してみます。
手始めにカッティングしてみたらイイ感じ、わずかなスケール長の変更でしたがテンションの改善に大きく貢献しています。
そしてバッキングトラック流してリードを弾き始めたら何か変。ハイポジで弾くと音がズレてるんです。
最初はピッチズレかと思ったけど、コレはそんな次元じゃない。何が起きたか訳が分からずネックを眺めてるうちに気付きます。
ポジションマーク、ズレてるやん!
ココでZO-3と2台、横に並べてみますね。
なんということでしょう。
12フレットから上が1フレットずつズレてます。何度見てもそう、数えてもそう。
そういえばこのネック、スケール変えた為にネック長の辻褄合わせで23フレットなんですよね。ポジションマーク入れてたときに、ZO-3のネックを見ながら作業してて、ネックエンド側は確認せずに下穴開けちゃった。
この時にやらかしてます。あーあ。
暑い最中の作業で、頭回っていませんでした。
哀しみの中、手直し方法を考えます。
元のマークを抜いてφ6の木栓で埋めればいいかと思うものの、指板の色と合わせたい。ならばココボロから木栓作るしかありません。
木ダボドリルを買いに工具屋さんへ。だけど結構いい値段。赤貧DIYerなぼく、自分の失敗の手直しの為にそんなお金掛けたくない。
で、出来たのがコレだったんデス。
両頭グラインダで刃を研いだらココボロから木栓を切り出していきます。
元のマークは中央に小穴を開けて千枚通しでグリグリしたら取れました。
後は木栓を埋めて面を出し、正しい位置に座グリを入れてマークを埋めます。
きっとぼく悪い夢見てたんです。コレで無問題。
ネック高さの修正は手かんなで済ませます。結局コレが一番楽かな。
コレでようやくコマが好みの高さへ。
サイドマークも正しい位置に入れ直しておきます。
修正を終えたので組み立てて再確認。
イイ感じにバランスが取れてきました。早速セッションに投入してみましたが、音もプレイアビリティもバッチリ。コレなら充分戦えます。
しばらく無塗装で弾きこんだ後で、塗装に移ります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?