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【随想】素材と人と作品
今日、朝からアコギ作りで大変お世話になった大阪にある松本木材さんと和歌山にあるギター工房 暗中模索さんの処へお礼を兼ねて出来たギターを持って伺ってきました。
松本木材さんへはこのギターは里帰り。こちらの端材市で入手した木々がこの形を成しています。
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ここで製材された木を元にこのギターが産まれたんだなぁと思うと思う事いろいろ。素材を眺めつつお店の方と色々話す中で沢山の気付きを貰えた事がこのギターの構成やデザインのベースになったんですよね。
お店の方やほかのお客さんとギターを眺めつつ話す中でも「アレがこうなったの!??」と言われる事が作った本人嬉しくて仕方ない。素材としてでなく、ひとつのギターとして言葉を掛けて貰えてとてもしあわせな気分でした。
そして次に訪れたギター工房暗中模索のご主人がギターを見るなり、
「森の中に自然と溶け込む感じだね」
とまさに目指した方向性を見抜いてきて、これ程嬉しい事はありません。誰かに届いたら嬉しいなと思ってた事をまさか大先輩から話されて最高の気分。そして、変な作り方をやってないと絶対気付けない部分を「ここ○○の処理大変だったでしょ」と造作もなく指摘されて、イバラの道を歩んできた人の言葉の重みをまた噛み締める事に。
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その後も色んな話で盛り上がったのですが、ご主人には一番伝えたかった、製作中になげかけた疑問に対して戴いた答えを自分自身で検証、実証した結果を話してお礼に代えさせてもらいました。
やってみて初めて言葉が腑に落ちるんですよね、やらなきゃ分かんない。
それにしても今回は色んな事を学べて楽しかったんです。ギター作りって料理とよく似てて、
素材の個性を掴んで
知識と技術を吸収し総動員して
それを味わう人を喜ばせる
このプロセスにおいて図書やネットだけでなく、多くの人との関わりから学びを得て行けるんですよね、コレは楽しい。まだまだ駆け出しのぼくには折角の良い素材を調理する腕は備わっていませんが、いい趣味に巡り会えた事は確実だなと思います。いっぱい学んで成長していきたいですね。
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