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【楽器製作】OMタイプギターの製作㉑(仮組み)

2週間の渡米を終え充分にラッカーも乾燥した筈、いよいよ楽器の形にして行きましょう。

今回の最大の懸念はネックの仕込み角。組んだ状態で見る限りはイケてそうだけど、弦の張力を加えてどれだけ各部がたわむのか、経験がないので予想も付きません。

仕込み角を変えるにはネック根元の面の角度を弄るしかないので、ネックをボディに接着すると修正が大変。なのでネックをボルト結合だけで保持させて弦を張ってみる事にします。因みに使用ボルトは強度区分10.9なので、張力により発生するモーメントからの反力には充分耐える筈。むしろ鬼目ナットが心配ですがビビりながら行きましょう。

まずはブリッジにピンに合うテーパー穴を形成します。φ4.5の下穴を開けてテーパーリーマでゴリゴリ。ひとつピンと現物合わせでテーパーの深さをキメたら、マスキングテープで深さをマーク、あとは一気に6穴開けてしまいます。

ペグも取り付けちゃう。背中を定規で揃えてから回り止めの木ネジ下穴を開けると上手く行きます。

さて、ナットやブリッジサドルには手持ちのモノを仮使いして弦を張ってみます。ロングスケール(650mm)なので11-50でまずは様子を見てみる事に。

最初はドキドキしましたがビクともしないのでレギュラーチューニングへと一気に合わせます。

するとなんて事でしょう。仮組みのサドル高さで弦高6弦2.5mm、これなら問題なく今の仕込み角度で組めそうです。

折角なのでピックガードも付けて娘に見せびらかすことにします。

ムスメより先に嫁さんに見られたけれど、珍しく褒められてぼくご機嫌。ムスメもいっぱい写真撮ってたので気に入ってくれた様子。

さぁ、外観は出来上がってきました。
あとは

- ボディへのネック接着
- フレットすり合わせ
- ナット、サドル製作
- 細部の詰め
- ムスメ用にウルトラライトへ張替

位かな、いよいよゴールが見えてきました!

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