『ラジオ』の中から…。

ご存知の方もおられるかと思いますが、
毎月第二水曜日に、地元のラジオ局、FMいずみさんの、
『デイリーカフェ』の中でお時間をいただき、

「悩んだ時の答えの見つけ方」

と題して、お話をさせていただいております。

一昨年の４月から、やらせて頂いておりまして、先日の放送で、27回目となり、
その時に感じたことや、世の中の動きに対して、お伝えしたい事をお話ししております。

3月は、コロナの影響により、電話での出演となったり、

先日は、パーソナリティの方との間に、アクリルのシールドが用意されていて、

世の中は動き出していますが、今まで通りではなく、新しい形が求められていることを感じていました。

今回のお話は、
『「これからの生き方」について考える』
という事で、ウィルスとともに生きていくことになる私たちが求められている事は何か、お話ししましたが、

放送に入る前、パーソナリティの〇〇さんと軽くお話ししている時、

昔、仙台を走っていた路面電車の話題になり、

自分は小学校に上がる前くらいに乗った覚えがあり、〇〇さんに、

「乗った事、ありますよね？」

と聞いたら、

ない、とのことで、

県外の方かと思ったら、地元生まれだけど、まだ生まれてないので…。とのことで、

微妙な空気が流れました

〇〇さん、決して同年代だと思ったわけじゃないんです（苦笑）。

ここで気づいたのは、

自分が知っているから、周りの人も知っている、と思い込む事がある、ということでした。

私を含め、お坊さんは、仏様のことについて、一般の人よりも知っていることは多いかと思います。

だから、皆さんも知っている前提で話をしても、我々の中では理解出来ても、みんな知っているわけじゃないから、

知らない前提で話をした方が、よりわかってもらいやすい。

そこまで気を配る事が出来るかどうかが、その人の、人に対しての関わり方に深く繋がっていることを、改めて感じました。

思い込みで話を進めても、違う事がわかれば、そこで訂正すれば、お互いに気持ちよく会話を続けることが出来る。

3年近く話していても、話す時の自分のクセを指摘されてもなかなか治せず、
話すことの難しさも感じながら続けてきましたが、今回も
自分の中にある、

『思い込み』の強さに、気がつくことが出来たので、良かったことでした。

YouTubeに、動画をアップしています。

ただし、音声だけなので、画面上の面白さは、全くありません（笑）。

よければ、どうぞお聞きになって下さい。

放送の最後に、「時の扉」が、どーのこーのというくだりは、

コーナーに入る前に、流れていた
曲のタイトルで、

〇〇さんにとっても、自分にとっても、

思い込みではなく、ちょうど流行っていた当時、よく聞いていた、共通認識の曲でした。

https://www.youtube.com/watch?v=4vaiPSx3sxs&feature=share