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Renpei’s magazine_vol.1  今年はこれからの俳優人生のスタイルができていくスタートの1年!

芸歴15年目の板橋廉平が、今年も様々なことにチャレンジしていくつもりだ。まずはこのインタビュー記事を中心にしたマガジンの発行。
定期的に自分の思いや出演した作品の話をファンへ伝えていきたいという。
他にも常に新しいことに挑戦していきたい、俳優として成長していきたいという廉平の話を訊いてみた。

文/M.Jitsukawa Photo/Madoka.Shibazaki

◾️Renpei’s magazineが俳優として成長していくコンテンツになる。

——いよいよRenpei’s magazine始まりますね。マネージャーからの提案でしたが、やろうと決めた経緯や思いを教えてください。

廉平:HPやSNS、ラジオとかで自分の言葉を発信することはあるんだけど、自分の今の思いとか、作品の感想、エピソードなどをじっくり語る場所がなかったなと思って。文章でいつでも読める、思いを知ってもらえるものがあったらいいなと思ったんです。
今後は僕の思いだけじゃなくて、興味がある人と対談したりして、その人の考えとそれに対しての僕の考えを伝えたりして、楽しんでもらいたいなと思ってます。

——誰か対談したい人はいますか?

廉平:同業の俳優はもちろんですが、他業種の方達とも話してみたいですね。お芝居をやっている時がやっぱり一番楽しいんですが、芝居のことだけ勉強していても芝居は上手くならないと最近あたらめて思うんです。技術は大事だけど、それだけやっていても演技の幅が広がらなくて、それを発揮することができるのは、いろんな人の考えとか環境とか言葉を、みたり聞いたりしたことで考えが豊かになって、演技力になると思うんです。だからマガジンが自分を俳優として成長していくコンテンツになったらいいなと思っています。
あ、ファンの人と対談するのも面白そうですね!


◾️お客様が違和感を感じないようにするにはどうしたらいいかとずっと考えていた。

——今年は1月から舞台の本番があって忙しかったですね。あらためて舞台『野に咲く花なら』お疲れ様でした。ヒロインの敬子の夫・宮坂一郎役でしたが、演じてみていかがでしたか。

廉平:この作品は基本的には80年代の病院が舞台で、僕は病院で働く保母の敬子の夫役で、自宅でのシーンだけだったんです。なので敬子役の山下聖良さんとの3シーンだけと出番は少なかったんですが、その中で新婚から、数ヶ月後、離婚に至るまで演じなければならなかったんです。夫婦関係の変化とというのは些細なんだけど、二人の中では確実に変わっている部分があって、そこをどうやって出して行けばいいかなとずっと考えていました。離婚という結果に対してみているお客様が全くもって違和感を感じないようにするにはどうしたらいいかと考えていて。
一郎という役は、描かれているシーンではずっと敬子の話をきくだけなので、描かれていない物語を想像して埋めていかなければならない。心情の変化を作るための物語はどういうものがいいのかなと、すごく考えながらやってました。 

——そういうことは相手役の山下さんと話し合うんですか?

廉平:作品によってもちろん相手役の方を話し合いはします。でも今回は1つ目のシーンしか話してないんですよ。それも楽しくしようかとか、はしゃぐようにしようかといった感じのものだけで。2つ目のシーンなんかもそうなんですが、その一つ前のシーンで、患者さんが死んで他の患者たちに嘘つきって敬子が言われて、そのシーンのショックが大きければ大きいほど、2つ目のシーンが成立すると思うんですよね。だから話し合っても意味はないのではないかと思ってました。敬子自身が働き始めて初めて患者さんの死を経験した時にどこまで凹んでしまうのかとか、患者との距離感がわからなくなったのか、彼女自身が感じたものを家に帰って吐露するものだから、夫の立場でアドバイスするのは野暮だと思ったので、彼女に完全に任せました。

——廉平さんと一郎との共通点ってあるんですか?

廉平:ないです笑 僕はあんなにちゃんとしていない笑
今回は一郎を嫌なやつにだけはしたくなかったんです。それはファーストインプレッションというか、役をいただいた時に感じました。自分が演じるから愛着を持ちたい。いろんな人間像が想像できるけど、一番気持ちが入るキャラクター像の方が説得力を持って芝居ができるし、違和感なくお客様がみてくれると思って。

—— お客様に伝わっと思いますよ。

廉平:だと嬉しいですね!


◾️見栄えが変わることは、お芝居をしやすくする

—— 舞台の前に、『知恵泉〜大黒屋光太夫〜』(NHK E)の再現VTRにも出演していましたね。髷も初めてでしたし、普段と違う衣装でしたがどうでしたか。

廉平:ガッツリ自分の見栄えが変わると、その世界に没入しやすくなると改めて思いました。役によって自分でも髪型変えたり、髪色変えたり、体型変えたりしますし、変えることで演じる自分に対して説得力が生まれるけど、今回のように見事に見た目が変わると、わあーっとなって、昔の人だーと思って笑 その感動がお芝居をしやすくする要素になりました。

—— 似合ってましたもんね。

廉平:そうなんです。僕も似合ってると思いました笑 似合ってて嬉しかったです!

—— 映画や舞台と再現VTRの仕事の違いってありますか?

廉平:再現の時って、監督とかプロデューサーのイメージ映像が強いんです。なので100%演出されたことを体現しようとします。他の撮影だと自分が台本を読み込んできたキャラクターを詰め込んで現場に行って、監督や共演者と話し合ったりするんだけど、再現ももちろんその役のことを調べては行くけど、再現VTRを入れる意味を一番考えているのはプロデューサーとか監督だと思うから、意向を聞いた方がよく見えるだろうと思ってます。

—— 撮影時間は長かったですね。大変だった点とか何かエピソードありますか。

廉平:嵐の中の船上のシーンは大変でしたね。船が揺れていることを俳優たち自身が揺れることで表現しなければならなかったので、ふらついては倒れ、起き上がってはまた倒れと繰り返して、みんな最後は動けなくなるくらい疲れちゃって笑 僕は一生懸命になりすぎて股引モモヒキのまたを大きく破いてしまってパンツ見えちゃいました。もちろん放送では映ってないですが笑


◾️ファンイベントやりたいです!

—— 長い時間ありがとうございました。最後に、今年はどんな一年にしたいですか。

廉平:ずっと動いていたいです。毎年、やったことないことだったり、やったことがあってももう一度挑戦したいこととか考えてはいるんだけど、何かをやりたいという気持ちを持ちながらお仕事をするのが、精神衛生上いいなと思ってるんです。その年が忙しくて考えていたことができなかったとしても、挑戦したい、やりたいと思っているのがすごく大事だと思う。その自分たちがやりたいことを続けながら、いただいたお仕事も精一杯するのが一番幸せだと思う。そういう俳優人生としてのスタイルができていく最初の一年が今年だと思ってます。

—— 廉平さんが今やりたいことは。

廉平:ファンイベントやりたいです!

板橋廉平 Renpei Itahashi
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