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防犯・防災リノベーション

防犯性・防災性を高めるリノベーションについてご紹介いたします。

防犯性を高めるには、住宅に「犯人をいかに侵入させないか」を考えていくと答えが見えてきます。

まずは、敷地に侵入させないことが大切です。
侵入された後に鉢合わせとなれば、体に危害を加えられる可能性が高くなります。

なので、侵入する気にさせない外観を作ることが大切です。
そのために有効なのが人感センサーライトや防犯カメラ、そして砂利です。

もし自分が泥棒だったら、外から見て人感センサーやカメラがある住宅は避けたいと思いますよね。
砂利が敷いてある敷地に足を踏み入れると音がするのでバレるリスクが高いから嫌ですよね。

「この家はガードが固くて侵入しにくそう!」と思わせる環境を作ることが、最初の大きな防犯リノベーションです。


そして、屋内に侵入させないために大切なのが玄関と窓の対策です。

玄関は、ドアの鍵が従来のディスクシリンダー(ギザギザ)タイプの場合、ディンプルシリンダー(窪み)タイプに交換したり、2か所をロックするタイプにすることや、キーレス、暗証番号タイプにする等の対策がありますので、ピッキングで侵入されにくい状態を作ること大切です。

窓は、泥棒の6割以上が侵入を試みる場所と言われていますので、入念な対策が必要です。
一番多い手口の「ガラス破り」を防止するために、複層ガラスや合わせガラスにしてガラスの強度を増したり、二重窓にして見た目から侵入する気を失せさせる事が大切です。

雨戸やシャッター窓があったり面格子が付いていると、ぱっと見で防犯性の高さも示せるので効果抜群です。

このように、泥棒の侵入意欲を失せさせ、侵入を試みられた際の時間・手間をかけさせることでリスクを減らしていきます。

まずは見た目で防犯意識が高いことを犯人に示し、侵入し難そうと思わせ、侵入口の鍵やガラス等に工夫を施すことで、防犯性が高い住まいへリノベーションすることができます。

防災という面で特に有効なのは、耐震強化、太陽光発電システムやエコキュート、シャッター、丈夫な窓、作り付け家具を活用したリノベーションです。

1981年(昭和56年)以前に建てられた建物は、新耐震基準のもとに作られておらず、耐震性が劣っている可能性が高いです。

気になられる場合は、耐震診断などを行うと現状をしっかりと把握できます。

耐震性を上げるためには、接合部を金物で補強したり、筋交いを入れたりして柱や壁、繋ぎ目を補強する方法がありますので、状況や予算に応じて検討されてみてください。

太陽光発電システムは、停電時にも電力を使用することができ、エアコンもキッチンも冷蔵庫も使えます。
また、エコキュートがあれば、停電してもしばらくはお湯を使うことができ、断水時の非常用水としても頼りになります。

シャッターや雨戸はもちろん、ペアガラスや強化ガラス、二重窓は、地震や強風でガラスが割れて飛散するリスクを減らし、ケガや逃げ遅れにを起こしにくくしてくれます。

そして、家具を作り付けにしておけば、壁や床と一体化しているので、地震の際などに倒壊するリスクが少なく、下敷きや逃げ遅れによる命に係わる危機を防ぐ事につながります。

このように、ちょっとした工夫から防犯や防災の対策ができますので、できる範囲で対策を施したリノベーションをして、自身や家族の暮らしを守りましょう!


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