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【アーカイブ公開中】session8.新しい村づくり】 から未来を照らす

※これは、2022年9月22日~23日に開催された「リノベーションまちづくりサミット2022@沼津」のアーカイブ動画です。
※本内容はイベント開催時点の情報です。

session8
【新しい村づくり】から未来を照らす

ある程度の人口規模がないと、まちは変われないのか。リノベーションまちづくりの取り組みの中で、我々は「新たな村をつくっている」とも言えるような全国の事例に出会ってきました。 人口約9,000人の秋田県五城目町では「共創的な学び」を軸にあらゆる活動を行うことでベンチャー企業・起業家が集まる動きがはじまり、また、東日本大震災で3世帯だけとなってしまった宮城県石巻市の蛤浜では「暮らし・産業・学び」を軸とした「蛤浜再生プロジェクト」が関係人口や新たな雇用を生み出しています。また、栃木県那須町では9つの店が連なって「GOOD NEWS」がオープン。観光+農業+福祉による新たな産業創出と就労支援に一体となって取り組みはじめています。 単体の事業だけでなく、地域の生態系を育むこれらのプロジェクトはどのようにして生まれたのか。このセッションではその秘密に迫ります。

モデレーター

島原 万丈 / 株式会社LIFULL LIFULL HOME’S総研 所長
1989年株式会社リクルート入社。グループ内外のクライアントのマーケティングリサーチおよびマーケティング戦略策定に携わる。2005年よりリクルート住宅総研へ移り、ユーザー目線での住宅市場の調査研究と提言活動に従事。2013年3月リクルートを退社、同年7月株式会社LIFULL(旧株式会社ネクスト)でLIFULL HOME’S総研所長に就任し、2014年『STOCK & RENOVATION 2014』、2015年『Sensuous City [官能都市] 』、2017年『寛容社会 多文化共生のための〈住〉ができること』、2018年〜2020年『住宅幸福論Episode1 〜3』、2021年『地方創生のファクターX』を発表。主な著書に『本当に住んで幸せな街 全国官能都市ランキング』(光文社新書)がある。

登壇者

亀山 貴一 / 一般社団法人はまのね 代表理事
石巻市蛤浜で生まれ育ち、宮城県水産高校に勤務する。震災によって壊滅的な被害を受けた蛤浜を再生するため、2012年3月に蛤浜再生プロジェクトを立ち上げる。2013年3月に退職し、2016年3月まで宮城県おしか地区復興応援隊として活動。2014年4月に一般社団法人はまのねを立ち上げ、牡鹿半島の持続可能な集落づくりを目的として蛤浜を拠点にcaféはまぐり堂、マリンアクティビティー、水産業・林業・狩猟の6次産業化などに取り組んでいる。


丑田 俊輔 / シェアビレッジ株式会社 代表取締役 / ハバタク株式会社 代表取締役 / プラットフォームサービス株式会社 取締役社長
千代田区の公共施設をまちづくり拠点として再生する「ちよだプラットフォームスクウェア」、日本IBMの戦略コンサルティングチームを経て、2010年にハバタクを創業。新しい学びのクリエイティブ集団として、国内外を舞台に様々な教育事業を展開。2014年より秋田県五城目町を拠点に、田舎発起業家を育む「ドチャベン」、古民家を舞台に地域をつなぐ「シェアビレッジ」、遊休施設を遊び場化する「ただのあそび場」、住民参加型の小学校建設「越える学校」支援、住民出資による温泉再生「湯の越温泉」等を推進。2021年、共創型コミュニティプラットフォーム「Share Village」を公開。

宮本 吾一 / 株式会社GOODNEWS 代表取締役 / 株式会社バターのいとこ 取締役
1978年 東京都生まれ。 2000年 オーストラリアに1年滞在後、東京から栃木県那須町へ移住。2002年 リアカーをコーヒー屋台に仕立てた「リアカーコーヒーUNICO」を開業。2005年 ハンバーガー専門店「HamburgerCafeUNICO」を手がける。2010年 那須の生産者、事業者を巻き込み那須地域のマルシェ「那須朝市」を開催。2014年 マルシェから生まれた実店舗「Chus-チャウス-」を開業。2018年 酪農家と共同で開発した那須の銘菓「バターのいとこ」を手がける。 2022年 那須町にある5万平米の森に新しい施設「GOOD NEWS」を開業。 チーズ工房と共同で開発したお菓子「ブラウンチーズブラザー」を手がける。

奥田 達郎 / 奥田達郎建築舎 / 設計事務所主宰、居場所を育てる建築家 ・awai KIYOSHIKOJIN(食をテーマにしたシェアハウス)企画運営・INCLINE(きっかけの場所 / シェアオフィス、レンタルスペース)企画運営 ・あわいレディオ(Podcast)パーソナリティー
1987年生まれ、学部生時代に文化人類学(anthropology)を学び地域の風土と文化、人の営みの多様性について感銘を受けた、生業として人の営みと結びつきの近いものづくり建築の道を志す 建築設計だけに留まらず、ワークショップによる施工や一つの建築からマチを心地よくをコンセプトにイベント企画運営、なども行っている。 技術としての建築、造形としてだけではなく人々の生活や、暮らしの背景としての心地いい建築づくり、場づくりをすることを信念とする。 美味しいごはんを食べることと、みんなで料理しながら楽しむホームパーティー好き。