「勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書」 by エシモの備忘録
今日まとめた本はこちら、「勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書 中田敦彦」それでは参りましょー!
【この本から学びたいこと】
2019年一躍時の人となったオリエンタルラジオのあっちゃん。彼がどうして教養のYouTubeチャンネルを始めたのか、なぜあんなに面白い動画を毎日配信できるのか、彼の勉強法はどんなやり方なのか、盗みたい。
【備忘録】
◆先進国を視察せよ
これからは自分を日々進化させるための勉強ができることが必須スキルになる。
自分の興味が湧く最先端の人に会う/SNSやブログやメルマガなどを常に追う
◆独学の時に意識すること
1.読書の目的を明確にする
→教養をつけて人の繋がりを広げたい。情報収集の手段。本を読んで自分の知識を人にわかりやすく伝えるのが快楽。
2.情報収集は1冊の本を軸にする
→本はネットよりも立体的に理解できる。
書店で読み比べて一番わかりやすい本を選ぶ。目次を読み込む。同じテーマで2.3冊買って、すぐ一冊読んで、残りは補足的に参考にする。気になるワードはググる
3.本で学んだ知識を体感してみる
→読んだ内容はすぐアウトプットする。ブログやノート、人に話す。学んだことを実際に体感してみる。現地に行ってみる。
4.誰かに話すことを前提に本を読む
→1時間近く喋り続けることを前提に本や資料を読むと、情報が頭の中で立体的に積み上がる。
ノートは絶対に欠かせない重要だと思ったことを書き殴る。
板書は左に時系列、右に人物名。物事を理解する時のフォーマット
6.歴史を軸にその他の分野を横展開で学ぶ
→池上彰は本の方が面白い
歴史を軸に学ぶメリット:ジャンルを広げた時に自分の頭の中で知識を一つに体系立てて整理できる
行き当たりばったりで知識を入れ込んでも歴史を軸にした学びよりかは理解度に劣る
◆歴史の勉強方法
おススメ:一度読んだら絶対に忘れられない世界史の教科書
・歴史を流れにフォーカスして学ぶメリット
一つの根源的な欲求が満たされる
私たちの根源的な欲求:「今、自分が生きている時代がどうやってできているのか?どう生きていけばいいのか知りたい」
・歴史の出来事に「なんで?どうやって?」という視点でツッコミを入れる
・世界史→日本史→偉人伝の順に学ぶ
日本史の出来事を世界史の視点から眺められる。共通点を見つけ出せる。共通点から法則を導き出すことが創造につながる。
ニュートンもブロックとリンゴを落として万有引力を見つけた。
・推しメンを作る
推しメンを作ると周りのメンバーや敵対人物にも関心が向く。結果的に推しメンが生きた時代全体に興味が湧くようになる。
・歴史上の人物にキャッチコピーを付ける
ex)徳川家康→パーフェクトコントロール
人物の特徴か明確になり、親近感を覚える。
◆日本史のこれだけ覚えておけばいい年表
日本史の時代ごとの年表を覚えておくと世界史の史実と照らし合わせやすい
239年 古墳 卑弥呼にサンキュー
593年 飛鳥 国民思いの聖徳太子
710年 奈良 なんと綺麗な平城京
794年 平安 鳴くよウグイス平安京
1185年 鎌倉 良い箱作ろう鎌倉幕府
1392年 室町 いざ国まとめる南北朝
1573年 安土桃山 室町滅びて以後涙
1603年 江戸 人群れ見上げる江戸幕府
1867年 明治 一夜虚しく大政奉還
1914年 大正 行く意思固める第一次世界大戦
1939年 昭和 いくさ苦しい大東亜戦争
1989年 平成 いくばくかの希望の時代
・後世に語り継がれるような普通でない人生を送った人間たちの記録である歴史は、絶対に面白い。
→事柄<人間
・乱世よりも平和な世の中を永く築いた人にスポットを当てると学びが多い
ex)徳川家康:徳川家の統治術を理解すると、国や会社、チームなどの組織をよりよく治める本質を理解できる。
家康から光成の武断政治で武士と農民を絶妙な生かさず殺さずのバランスでコントロールした。
企業経営も厳しいルールで締め上げると社員は叛旗を翻し、崩壊へと向かう。
・渋沢栄一の生涯を学ぶことは、これからの稼ぐを模索する人への大きなヒントになる
・歴史は人間の成功と失敗の記録
当事者意識を持って学ぶことで現代社会に繋がる。なぜ成功できたのか?なぜ失敗してしまったのか?このような問いを立てることで歴史を自分の人生に役立てることができる。
◆中田の考える人の欲求
「学校で習ったけど、内容がよく理解できなかったもの」にもう一度チャレンジしてみたいという欲求がある
→昔どっかで読んだけど、人は自分が知っているものに興味を持つ。認知しているものだと見たくなるらしい。ex)徳川家斉の秘密より徳川家康の秘密のほうが興味を持つ人が多い
◆文学作品はあらすじを頭に入れてから読む
・文学作品はまんがで読破シリーズなどであらすじを理解しておけば原作の文章の美しさに気づける
・最初の一行と最後の一行に注目する
→最初の一行は作品のすべての内容が詰め込まれている。最後の一行は体操の着地みたいなもので読後感を気持ちよくさせてくれる
・文学作品は書き手の人生が投影される。作家の幼少期の過ごし方と死に方からも作品を読み取れる。
・自分を守るために知識つける
法律を知らないと法律に縛られる。金融リテラシーが無いとお金に困る。デザイン知識がないと新しいデザインが作れない。芸術の知識がないとただ作品を作っても正当な評価は得られない。知識は自らを守ってくれるもので、大きなアドバンテージになる。
→ルールや法則の知識を持って初めて舞台に立って戦える。
◆近い未来は予測できる
・テクノロジーの動向を追え
産業革命では蒸気機関の可能性に早く気が付いた人が工場を作った。ゴールドラッシュでは作業員が動きやすいパンツをリーバイスが作ってぼろ儲けした。石油ラッシュではロックフェラーがスタンダード石油を作って精製する工場を牛耳った。テクノロジーを追うことで世の中の流れを予測することができる。
・5Gの時代に変わること
ポイント
⑴高速・大容量通信
⑵超高信頼・超低遅延
⑶多数同時接続
変わること
⑴映画のダウンロードが2秒
→高画質の映画をスマホで簡単に観られる
YouTubeも高画質長時間が当たり前に?
今までの10分動画とは違うドラマや番組が見られるかも。おそらくテレビ局が丸ごとYouTubeに入ってくることもあるだろう。
⑵VR仮想現実とAR拡張現実の技術が上がってスポーツ観戦などがマルチアングルで楽しめるようになる。
→VRとARは他の本でも調べた方が良いな
⑶ゲームがありえないほど規模がデカくなる。世界中のプレイヤーが同時に同じゲームに参加することもできるだろう。
→レディープレイヤーワンみたいな?
⑷自動運転本格始動。運転手という職業は死語になる。
→ドローンで荷物を運べる。止めずにタクシーとしてずっと走らせとけば良いので駐車場も徐々に消えていく。
⑸医療は遠隔操作が可能になる。
→金さえあれば世界の名医の手術を最寄りの病院で受けることができるかも?
⑹無人コンビニが普及して、店員はいなくなる。
→失業者な大量発生からの治安悪化?
テクノロジーの登場の波に乗っかるには、自分だったら何をするか?を考えて動くことが大事。まずはテクノロジーによって変わる未来をイメージしてみる。
◆ビジネスで成功している起業家のタイプを分析せよ
成功者のタイプは二つ。
・自分が前に出て攻めまくる人
攻撃力は強いが、防御は弱い。
孫さん、ホリエモン、西野など
→人気も上がるけど、盲目的な信者やバッシングも増えるだろうなぁ。宗教っぽくになりがちかも。あっちゃんもこっちな気がする。
こっちは幸福度も上がるかもしれないけど、長く続けるのは大変そう。
・自分は影に回って裏から指揮をとる人
存在感を感じさせないため、目立てないが、息が長い。
ラリーペイジ、ラファエル
→これは最初は中々難しい攻め方かも。目立った方が注目されて良くも悪くもいろんな機会を得られるから。顔を出さずして注目度を上げてから裏に回って指揮をとるのが最強だね。だとするとラファエルとかはすごい戦略家だなぁ。
成功者を分析して自分のビジネススタンスを想像してみるのは面白い。
◆あっちゃんが主戦場をYouTubeに変えた理由
→全体的に視聴率が下がっているのが目に見えてわかった。テレビ業界がタイタニック号に見えてからはテレビ業界の外の人と付き合い始めいろんな話を聞いてYouTubeでやり切る覚悟を決めた。
【エシモの所管】
あっちゃんが「緊張しないプレゼンのやり方」を2019年の夏頃に上げてからずっと動画を見てきたけど、他のYouTuberと比べて流石に喋りのプロだから見飽きない。抑揚だったりボリュームだったり、テンションだったり、スピードだったり照明やメイクなどなど、面白いコンテンツを発信するために目に見えるところでも流石プロだなって勉強になるところがたくさんある。
あっちゃんのおかげでリベラルアーツの面白さを知ったので、これから自分で世界史から学び直そうと思う。リベラルアーツを学んだ上で、専門的に学びたいことが生まれるんだろうね。
ジュペングラーの西洋の没落でも言ってたことだけど、時代に迎合して頑張るのが正しい正攻法だな。没落して行くと分かっててもそこで古いものに固執し続けていても運命に引きずられるだけだもん。
勉強はしようと思ったときが最高の初めどき。
何歳からでも楽しめる最高の趣味だな。
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