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フィデリティ・日本成長株・ファンド の月次レポート #月次レポート研究所

月次レポート研究所 です。

国内の会社の株式を主たる投資対象としているアクティブファンド、その中で最も大きな純資産総額となっているのが

フィデリティ・日本成長株・ファンド

です。

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その フィデリティ・日本成長株・ファンドの最新の月次レポートをチェックしてみました。

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企業の収益とその市場の評価を長い時間軸で示しているのは好印象です。

これに続いて、欧米との比較が続いています。

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単純な数値の比較はキケンですが、こうしたデータをレポートの最初にしっかりと示しているのは非常に良いと思います。

約1年前、2020年11月に発信されたレポートもこのデータで始められていました。

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ファンド運営に関わる担当者の「成長企業発見の切り口」。最新のレポートと約1年前のレポートを見比べたところ、挙げられている5つの切り口、項目とその説明とも全く同じ内容が記載されていました、、、これはちょっぴり残念ですね。

3ページ目

投資先上位10社が紹介されています。最新のレポートは2021年8月末基準となっており、少しタイムラグがあります。1社について2-3行。「成長企業発見の切り口」5つの中でどの切り口から選別されているのか、が示されています。

4ページ目

運用実績が載せられています。右下に上位10社が3ページ目に続いて紹介されています。別の情報、ポートフォリオの特性、たとえば以下のような内容を発信した方がベターだと感じます。

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https://www.nvic.co.jp/fund/obune_japan/

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市場別、業種別の組入状況が示されています。

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33業種全部、数値で比較があった方が分かりやすいですね。

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市場概況、運用状況、今後の見通しの3つのパートで構成されています。

ほぼ同じ分量でしょうか。運用状況の箇所は具体的な会社名が記載されています。

Zホールディングス、東京エレクトロンが組入上位に加わりました。

新しい投資先が何社あって、保有株式を全て売却したのが何社あるのか、は不明です。

国内の会社の株式を主たる投資対象としている、最大のアクティブファンドです。こうしたファンドが月次レポートでの発信内容が充実していると、他のアクティブファンドへの影響があるものと推測します。より充実した情報が発信されるか、今後、不定期的に確認してみようと思います。

最後にお願いです。

アクティブファンドの月次レポートにぜひ記載して欲しい情報、データについてご意見をお聞かせください。ご回答お待ちしています。


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