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スパークス・アセット・マネジメントの月次レポートを読んで #51(2024年7月末)

スパークス・アセット・マネジメントさんの運営するファンドの月次レポートを読んでみる定点観測です。


スパークス・ジャパン・オープン (愛称:キョウソウの架け橋)

2024年7月末基準の月次レポートでは、投資先の MARUWA さんが詳しく紹介されています。

同社がフォーカスしている高付加価値セラミックは、放熱用部材として、主にEV(電気自動車)や通信機器向けに用いられています。高電圧を必要とするEVの駆動系においては、発熱による性能低下が大きな課題となっており、高性能な放熱用セラミックが求められます。また、データセンターは大量の電気を必要とし、結果として発熱が避けられないと言われており、空調だけでは放熱が追い付かず寒冷地を選んで設置されることがあるほど放熱部品の重要性が高まっていると思われます。放熱部品として他の素材が使われることもありますが、自動車やデータセンターなどの重要な分野においては信頼性が高いセラミック部品が好まれています。一方で、均質なセラミック製品を量産するのは簡単ではありません。

ファンド紹介ページの運用コメントをぜひご覧ください。

MARUWAさんのIRページです。


スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド (愛称:ライジング・サン)

2024年7月末基準の月次レポートでは、 タイミー さんが紹介されています。

2018年8月にサービスを開始し、現在では業界トップの地位を確立しています。同社の強みは以下の3点にあります。1点目は、

詳しくはファンド紹介ページの運用コメントをぜひご覧ください。

タイミーさんのIRページです。


スパークス・企業価値創造日本株ファンド

2024年7月末のポートフォリオです。

https://www.sparx.co.jp/mutual/vcj_202407.pdf

1年前はこうでした。

https://www.sparx.co.jp/mutual/vcj_202307.pdf

三菱重工業さん、森永製菓さんは2つの時点で上位5社に含まれています。

スパークス・新・国際優良日本アジア株ファンド(愛称:日本アジア厳選投資)

2024年7月末の上位10社です。

https://www.sparx.co.jp/mutual/jag_202407.pdf

前月末です。

https://www.sparx.co.jp/mutual/jag_202406.pdf

投資先は1社増の39社となっています。

上位10社は4社、入れ替わっています。

1年前の上位10社です。

https://www.sparx.co.jp/mutual/jag_202307.pdf

7社が入れ替わっていますね。

月次レポート、今回も非常に興味深い内容です。

 当月は一部のセクターにおいて、組入比率の調整を行いました。
 第一に、半導体銘柄、とりわけAI(人工知能)データセンターに直接的に関わる銘柄で、バリュエーションの高い企業の組入比率を引き下げました。

第二に、日本とインドへの投資比率を拡大しました。これはテクノロジーセクターのバランスを見直したことをきっかけに、アジア地域においてテクノロジー以外の投資機会を探ることができたためです。

レポート全文をぜひご覧ください。

この記事でご紹介したファンド、実は僕は1口も保有していません。保有していない投資家にも、中身のある内容の濃い月次レポートが読めるのは大変ありがたいと感じます。

スパークス・アセット・マネジメントの皆さん、ありがとうございます!


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