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愛してると言って ・・・みよう、何度でも

私の大好きな一冊です。

この本の著者、影山知明さんのツイートです。

8刷りが決まったということを知った、私のツイート。

このツイートをご覧くださった影山さんのツイート。

影山さんがご覧くださった記事はこちらです。

『ゆっくり、いそげ』の”第7章 時間は「敵」か、それとも味方か”で「傑作」と一緒に出てくる言葉が「定番」です。210ページ”現代は、定番商品が生まれない時代?”という節が置かれています。

かつての定番商品が定番商品としての地位を確立するまでには、それなりの時間をかけての、作り手と受け手との間のコール&レスポンスがあったはずだ。
すぐに売れなかったとしても店頭に置かれ続ける時間、記憶に残るCM、そのお菓子を持って行楽に出かけた思い出、一緒に食べた人の記憶ーそういったものがないまぜになって、その商品が忘れられない一品となっていく。

コール&レスポンス。ごく簡単ではあるのですが、最初にご紹介したツイートの往復は、作り手=影山さん、受け手=私の、一種のコール&レスポンスです。こうしたコール&レスポンスが続いていくことで「定番」になっていくのでは、と感じました。上記の本の引用箇所は、お菓子を題材にして語られていたわけですが、これはお菓子に限った話ではなく、本にも当てはまると思います。

『ゆっくり、いそげ』は、その名前の通り、ゆっくりかもしれませんが、着実に、じわじわと、でも確かに「定番」への道を歩いているように感じます。

こちらの記事でご紹介した、 #教養としての投資  ですが、

こんな風に売れているようです。Amazonでも単行本は在庫が一時切れていました(昨日、復活したようです)。

こんなプレスリリースも。

書籍『ビジネスエリートになるための 教養としての投資』が 紀伊國屋書店(新宿本店)ほか各書店で週間売上 1 位を多数獲得! 発売後即、3 刷重版決定!
約 8 割もの人が新型コロナウイルスの影響でお金に不安を感じると回答(NVIC による調査) with コロナ時代を見据え"お金に関する教養"を学ぶ人が続出!

私自身、この本にも「定番」になって欲しい、そう思っています。

今この瞬間、売れ筋であることが「定番」への道を拓くことになるのか、と考えると、どうだろうか?となってしまいます。ドンドンと新しい本が数多く出版されているのが現状です。その現状は、そうそう簡単に変わらない。

私に何か出来ることが無いか。

コールを送り続けること。その「愛」を伝え続けること。

ブログ等で発信し始めて15年以上経ちました。最初の頃から読書の感想を書いてきました。でも、そうした発信はほとんどの場合、読み終えた直後のその1回だけです。「めっちゃ印象深い本や!」と感想を書き記していても、その1回のみ。

これを変えようと思います。新しい本が出て来てもモノともしない「定番」となるに相応しい、そう感じた本は、何度も読み直そう、そうした本は読み直すごとにハートに刺さる箇所が微妙に違ってくるのを体感しています。久しぶりに読むと、「この本にこんなことが書いてあったのか?!」と感じられるものです。

そして、あらためて読んだ感想を発信する。

コールを送る、その「愛」を表現する。

これを実践しよう!

ただ、その際に気をつけなきゃ、と感じていることもあります。

この本の中に”他動詞と自動詞”という一節があります。

「人を集めるには?」ではなく、「人が自然と集まるようなお店をつくるには?」ーそう問うてみてはどうかと思うのだ。そのお店に行くかどうかを決める決定権は他社にある。それをコントロールすることはぼくらにはできない。

その本への愛着を表現するのだけれど、「この本を読むべきだ!」と仕向けようとした意図はとにかく抑えなければいけない。なかなか難しいことかもしれないけれど。なんというのでしょう、自分に矢印を向け続けてその愛を語る、って感じかな。

うん? 本からすると、受け手は読者の私なので、

コールではなくて、レスポンスなのかな? ま、いっか。

もう一つ、最初に引用した箇所に気づきがありました。

すぐに売れなかったとしても店頭に置かれ続ける時間、記憶に残るCM、そのお菓子を持って行楽に出かけた思い出、一緒に食べた人の記憶ーそういったもの

本も、こういう「コト」がセットになっていることが愛着につながるのかもしれない、って思いました。本に限った話ではないですけれど。

こうした記事が書けたのも『ゆっくり、いそげ』等の、私自身、「定番」になって欲しい本をあらためて読み直し、読み返したからです。

これから不定期的にコールを送ろう、その愛を表現しようと考えている、「定番」に相応しいと私が考えている本を紹介した記事です。残念なことに、2冊は絶版状態のようです。

「定番」に相応しいと感じられる本がまた一冊増えるような、そんな出会いも楽しみにしています。


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