分散させると、「お金が好きな投資家」の成分がふえていく?
「会社が好きな投資家」代表格と勝手に僕が認定している?、ろくすけさんの記事です。
「お金が好きな投資家」「会社が好きな投資家」をご紹介して頂きました。
誤解されると困るのですが、これは二者択一、「お金が好きな投資家」 or 「会社が好きな投資家」というものではありません。一人のなかにある成分、グラデーションともいえるかもしれません、そういうものです。
「お金が好き」成分強めの投資家もいらっしゃれば、「会社が好き」成分強めの投資家もいらっしゃる、そういうことです。
ろくすけさんの記事で、非常に印象的だったのが最後の一文です。
なるほど、と思いました。
お金、投資に使える資金もそうなんですが、それ以上に有限な資本・資源といえば、時間です。また、対象に投じることのできる関心や熱意、想いなんかも有限だと思います。時間や関心といったものは有限である以上、投資しているものが分散、幅広く数百社、数千社に分散していたら、投資先夫々をざっくりと知ることもなかなか難しいでしょうし、当然「会社が好き」という境地にはなかなか至らない。結局、時間をかけずにすぐにチェックできる株価等に意識が向くことになるのだろう、と。株価は一見すると「お金」のように見えますから「お金が好き」成分を高めていく。
もちろん、分散投資をしている=「お金が好き」成分多い、という単純な図式が成立しているとは考えていませんが、分散が「会社が好き」成分を減らし「お金が好き」成分を増やすことになる可能性は十分に考えられます。
僕は今、毎月十数本のアクティブファンドを買い足しているのですが、いずれも「スキ」なファンドです。まだ買ったことはないけれど興味深いファンドがいくつかあったりするのも確かですが、毎月買うファンドを1つ増やすことは分散を高めることになります。個々のファンドの中身への関心が減ってしまうことになる?
毎月買い足すファンドを増やす判断は慎重にしなければ、と気付かされました。
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