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コモンズ30ファンド ウオッチ #20 2024年7月末

コモンズ30ファンド の月次定点観測の第20回です。

前回の定点観測はこちらです。

月次レポート「コモンズレター」です。

https://www.commons30.jp/pdf/fund30/report202407.pdf


ポートフォリオと上位10社

2024年7月末のポートフォリオ、上位10社です。

月次レポート 「ピック!」のコメントから:

#マキタ

7月30日に2025年3月期第1四半期決算発表をしました。売上高1,939億円(前年同期比+5.1%)、営業利益213億円(同+30.9%)で、前年同期比増収増益。年間計画の売上高7,100億円(前年同期比▲4.2%)、営業利益750億円(同+13.3%)に対して、好進捗の決算となりました。

#ユニ・チャーム

ユニ・チャームが使用済み紙おむつリサイクルの実証実験を行っている、鹿児島県大崎町の「そおリサイクルセンター」を見学する機会を得ました。
現在、大崎町と隣接する志布志市においては、紙おむつ専用の回収ボックスが設置されており、そこで回収された紙おむつは回収袋ごとミキサーに投入され、プラスチック、吸水性樹脂(SAP)、パルプといった素材ごとに分離されます。そして、パルプについてはオゾン消毒したうえで、再度紙おむつのパルプとして再利用するという水平リサイクルの実現を目指しています。実際に消毒後のパルプを触ってもみましたが、全く臭い等の違和感も無く、通常のパルプと見分けがつかないほどでした。

今後、どんな新しい価値が実現されるのか楽しみですね。

#日立製作所

連結合計から再編影響を差し引いた主要3セクターの合計では増収増益となりました。業績好調の主な要因は、堅調な国内外のデジタル需要を背景にDXに向けたシステム更新需要などIoTプラットフォーム「Lumada」事業が好調に推移していること、パワーグリッド(電力の送配電関連)事業、鉄道システム事業が堅調に推移していることに加えて、円安の影響などです。
一方で、国内の家電事業では空調は好調でしたが白物家電は低調に推移しました。

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2024/07/0731/2024_1Qpre.pdf

この「ピック!」から、投資先の会社の皆さんが未来での価値創造、実現に向けてどんな行動をおこなっているのか、その一方、何が起きているのかについての考え、どこに関心を向けられているのか、が読み取れます。

株価(価格)ではなく、投資先の会社が実現している「価値」をしっかりと追究している、メンテナンスしてくださっている姿勢を感じます。

巻頭の伊井さんのメッセージ、バフェットさんの言葉が紹介されています。

足元の株価が乱高下する状況では、株式投資とはどんな行為、行動なのか、一体自分は何をしているのか、そこをしっかり考えることがとても大切だと感じます。

受益権総口数の推移

受益権総口数は、投資信託に資金が流入しているか、流出しているか、を示しています。

資金が流入する、継続的に資金が流入している=受益権総口数が継続的に増え続けている投資信託は、その投資家(受益者)からの信頼を継続して得ている、その信頼が深まっていると推測することが出来ます。

コモンズ30ファンドの2017年12月末以降の月次の推移です。

2021年3月以降2023年4月まで26ヶ月連続で受益権総口数が前月末比増加、つまり、ファンドへの資金純流入が続いてきました。しかし、2023年5月は減少となりました。27ヶ月ぶりのファンドからの資金純流出でした。

2024年7月は1.08億口の増加でファンドへの資金純流入となりました。

14ヶ月連続の資金純流入です。

バックナンバー

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