有料にした理由、noteを選んだ理由


投資に偏見」の有料販売開始から約2年半。以来、感じたこと、考えたこと、疑問、発見を綴る、のが、このマガジン"「お金持ち」より「お株持ち」"です。

今回のテーマは

有料にした理由、noteを選んだ理由

です。

このマガジンを有料にした理由、このnoteを選んだ理由について書いてみます。私自身のk2k2-investの実践とあまり関係が無さそうなテーマに感じられるかもしれません。しかし、個人的には非常に重要な部分がこの理由に込められているのではないか、と日々、その想いを強くしています。

では、まず、

有料にした理由

投資に偏見」も有料だったから。

それは一つの理由です。その意味では、根っこにあるのは同じものです。

有料コンテンツにして儲けたい!という気持ちはゼロではありません。それは認めます。しかし、このマガジンは299円ですからね。そこからnoteの運営会社の取り分もあるわけですし、「儲かった!」という未来図をイメージすることはありません。何かがきっかけになって沢山の人がお買い上げくださって「儲かった!」というのは嬉しいことには違いないのですが。

有料にした最大の理由は、「バイサイドのコンテンツに投げ銭が起こるか」という実験をやってみたいから、です。

無料で公開している、誰でも読めるブログでは書きづらい(理由は後述します)見解に加え、より具体的な実態に近い数字を披露していることもあり、有料にするのは一定の理由がある、と私自身考えています。しかし、別にお金が欲しいわけではありません。実験したいのは、有料コンテンツを受け入れる人がいるのか、いないのか、ということです。299円であれば、一般の書籍と比してもかなり安いわけで、言わば「投げ銭」だと勝手に考えています。

「投資に偏見」にしても、このマガジンにしても、私の投資、資産運用、investの実践、そこからの気づき、発見、疑問、思考の内容を綴っています。言うなればこれは「バイサイド」(金融商品を買う側)のコンテンツです。毎月発行されるマネー誌は、エンターテイメント性が盛り込まれているものの、「セルサイド」(金融商品を売る側)のメディア、コンテンツの典型例です。これには定期購読者がいたり、一冊数百円で販売されたりしているわけです。内容も広告を出稿するサプライヤーの意図を極力おもねったものになりがちです。おそらくは広告収入で支えられているメディアだと想像しますが、有料で購読している人が一定数存在するのは事実です。ただ、以前に何度も聞いたのは「コツコツ、時間をかけて資産形成」をテーマにした号は、あまり売れない、と。そもそも「コツコツ、時間をかけて資産形成」の実践者はマネー誌にはあまり関心が無く、マネー誌のコアなファンも「コツコツ、時間をかけて資産育成」にはまるで関心が無い、という状況のようです。

私のこのマガジンの質が物足りなさ、力の無さはあるものの、この「バイサイド」のコンテンツに投げ銭してくださる人がいらっしゃるかどうか、それを確かめたい、ということなんです。

未だ何も具体的に決まっていませんが、「バイサイド」なコンテンツを有料販売できないか、という企画について、ブレインストーミングを何度か行なっています。

「買い手にとって意味ある情報には、それ自体に対価が設定されていて、必要な人はその対価を受け入れて入手、アクセスする」

こんな状況を作り出したい、と考えています。こうした状況がなかなか生まれないことが、幅広い層から長く支持される金融商品が育たないのではないか、という仮説が基になっています。売り手側の思惑がふりかけられた「セルサイド」の情報は依然存在し続けるものと想像しますが、真に「バイサイド」なコンテンツを有料でもアクセスする、そんな支持者を広げたい、広げられないか、と考えているわけです。

それに向けた事前の調査、実験という意味合いがこのマガジンにはあるのです。

このマガジンを有料にした理由、ご納得頂けたでしょうか。

続いて、

noteを選んだ理由

「投資に偏見」は電子書籍として販売しています。amazonのkindleストアでもお買い上げ可能です。

しかし、このマガジンの電子書籍化は、いまのところ全く考えていません。↑の内容をご覧になって、このマガジンに「投げ銭」したいと感じてくださった方がいらっしゃるかもしれません。

ただこのマガジンに「投げ銭」するには、noteでアカウント取得しなければなりません。amazonで注文するのに比べると遥かに面倒です。「この先を読みたい」の想いが強くて、その面倒を厭わない人のみが「投げ銭」が可能になるのです。

これってハードル高いよね? 

私もそう思います。ただ、そのハードルの高さゆえの大きな、大きなメリットがあるのです。

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