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ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(愛称:ロイヤル・マイル) ーアクティブファンドを眺めてみよう #26

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第26回です。

前回はこちらです。

今回眺めてみるのは、

ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(愛称:ロイヤル・マイル)

です。

2019年1月に設定されました。2023年1月に第4期の決算を終えています。

その第4期の運用報告書(全体版)です。

https://www.am.mufg.jp/pdf/zenunyou/253406/253406_20230125.pdf

この運用報告書と、四半期毎に発信されているレポート等を使って眺めていきたいと思います。

受益権総口数

受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。

「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。

ご覧の通り、何度か受益権口数が減少する(ファンドから資金純流出)月が連続することもありましたが、足元は2021年12月から18ヶ月連続で受益権口数が前月比増加(ファンドへの資金純流入)となっています。

パフォーマンス

データ期間数がまだまだ非常に少ないのが実状です。

ローリングリターン 1年を、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と比較してみたのが下のグラフです。

ローリングリターン

緑の棒グラフがプラスの期間が、ロイヤル・マイルがアウトパフォームの期間です。期間数は41、ロイヤル・マイルの20勝21敗となっています。なお、2020年8月末〜2021年8月末以降の21期間連続でアンダーパフォームでしたが、2022年5月末〜2023年5月末で22期間ぶりにアウトパフォームとなりました。

ローリングリターン 3年です。

ローリングリターン 3年

ロイヤル・マイルの10勝7敗(データ期間数 17)。2019年11月末〜2022年11月末以来、7期間連続でアンダーパフォームです。連続記録更新中です。

交付目論見書

「ベイリー・ギフォード社」を皆さまはご存じでしょうか。

1908年、同社はスコットランド・エディンバラで創業して以来、 100年以上にわたり「長期投資の哲学」に基づき、 グローバル株式投資において運用実績を積み上げるとともに、 各国の年金基金などの機関投資家から資産運用を任されてきました。

-「長期の視点で高い成長が期待される銘柄を辛抱強く保有する」- そのような信念を持ち続けてきた同社の運用戦略を活用する投資信託を 皆さまにお届けいたします。

長期、成長。そして「辛抱強く」。

https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/253406/253406_20230425.pdf

目論見書は非常にあっさりとしていますが特設ページが用意されています。


「企業価値を探究する」姿勢、感じられますか。

月次レポート

過去1年の月次レポートが閲覧可能です。

このファンドは月次のレポートに加えて、ファンドの全投資先を報告するレポート、そして”エディンバラからの便り”と題した運用レポートが四半期毎に発信されています。この2つのレポートは非常に中身が濃く、読み応えたっぷりです。

最新号です。 

2023年3月末の全投資先  エディンバラからの便り(2023年1月〜3月)

投資先の推移

全ての投資先の開示が始まったのが2019年7月末、2回目が2020年6月末で以降、毎四半期末に報告されています。

四半期末基準で、一番投資先数が多くなっていたのが2022年3月末の40社です。30〜40社で運営されていることがわかります。

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