旅の「乗り物」
こちらの記事。noteに書いた方が良かったかな、という部分も、ついつい勢いでブログに載せてしまいました。若いな、青いな、私はまだまだ。
セゾン投信の中野さんは、自社のファンドを『セゾン号』と喩えられます。目的地に向かう「乗り物」ということを意識してのことでしょう。この『セゾン号』は長い長い旅路を想定されて運行されています。乗務員(=セゾン投信の社員の皆さん)、旅客(=投資家)も、そのつもりで選んでいる人が多数を占めるはずです。もちろん、ちょっと乗ってみるか、と軽い気持ちで乗ることだって可能です。また、長い長い旅路が想定されていると知りながら乗り込んだものの早々に下車してしまう人も。他に魅力的な「乗り物」を見つけて乗り換える人がいるのは仕方ないのですが、その道中の揺れ(つまりは、ファンドの値動き)に気分が悪くなったり、もう目的地にしちゃおうとハイになったりして、早々に下車してしまう人がいるのです。『セゾン号』運行チームのトップ(社長)は、この値動きを理由に旅を打ち切ってしまう旅客の存在に胸を痛めている、と。
よくよく考えてみると、なかなかユニークなことです。こんな風に胸を痛める理由は何なのだろうか?と。
長い長い旅路の果てには良いことがある、スゴいことになっているという強い確信がその理由だろう、と私は考えています。絶対に誤解しないでほしいのですが、結果は保証できません。
良いことがある、スゴいことなっている、のは旅路の果てだけではなく、その道中もそうかもしれないな、と。そう考えると、旅の仲間は性格の合う、価値観が近い人の方が、旅は楽しくなるかもしれない、少なくとも途中下車は少なくなるだろう、と。この「乗り物」は乗り合わせた人数で、そのスピードが変わったりすることもあるんでね。
性格の合う人に一人でも多く乗ってもらうために、チケットは原則手売りです。一部、旅の内容や乗り物の性格がよーく分かっている代理店にも卸していますが、広くあちこちの旅行代理店にはチケットを卸したりしません。こういうチケットの販売の仕方って、「独り善がり」だと思いますか?
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