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企業価値を探究するファンドで企業価値増大を楽しむ投資

2020年2月に始めた定期購読マガジン「アクティブファンドを眺めてみよう」を改称。 新しいマガジンの名前は 企業価値を探究するファンドで企業価値増大を楽しむ投資 です。 非常に数… もっと読む
株式投資(since 2003)、ブログ発信(since 2005)の投資家rennyが毎月追加で… もっと詳しく
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2024年3月の記事一覧

神吉晴夫さんの著書『編集者、それはペンを持たない作家である』を読んでみた

あることがきっかけで出会った1冊です。 あることがなければ、神吉を(かんき)と読むことさえ知らずにいたことでしょう。 noteには光文社新書さんのアカウントがあります。その最初の記事。 こちらにも神吉晴夫さんが登場されていました。 『編集者、それはペンを持たない作家である』で印象深かった箇所を書き留めておきます。 刺激的でした。何より驚かされたこと。この本の原著『カッパ兵法ー人間は一回しか生きない』が1966年に刊行されたということです。50年以上経った今でも全く色

ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド ーアクティブファンドを眺めてみよう #48

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから 「企業価値を探究しているか?」 そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第48回です。 これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。 今回眺めてみるのは ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンドです。 2021年12月に設定されたファンドです。 最新の月次レポート からです。 投資先数が27社と推測されます。厳選って感じがします。 交付目論見書 からです。

日本株式インパクト投資ファンド を月次定点観測する #1 (2024年2月末)

↑の記事で眺めてみた 日本株式インパクト投資ファンド 月次定点観測をはじめます。 受益権総口数2024年2月末で 7.16億口。前月末比 0.11億口増 です。口数が増加しているのでファンドへの資金純流入です。 2023年5月以降 10ヶ月連続の資金純流入です。 投資先・ポートフォリオ全体感 まずは普通の投資信託でみられるものから。 そして、このファンドならでは、の課題領域別の分布です。 教育の多様化・充実の解決というインパクトの観点での投資先はゼロになっています

投資信託の月次レポート、タテとヨコで比較できるようになる日はいつやってくるのか

6年近く毎月、計70回、月刊誌『投資信託事情』にコラム連載の機会をいただいてきました。先日、その連載が最終回を迎えました。 この連載の過程で、いくつか挑戦を試みたのですがそのうちの一つが #月次レポート研究所 です。 月次レポートとは、投資信託が発信する毎月の報告書です。ほぼ全ての投資信託が月次レポートをつくっています。 素晴らしく中身の充実した月次レポートもごくわずかに存在しているのですが、その大多数が残念な存在にとどまっています。これを変えられないか、というのが月次

スパークス 『アジア厳選投資』 『少数精鋭』ウオッチ #15 (2024年2月末)

2023年から2つのファンドの月次定点観測をはじめました。 スパークス・新・国際優良アジア株ファンド(愛称:アジア厳選投資) スパークス・少数精鋭・日本株ファンド この2つのファンド。 アジア厳選投資は2021年から、少数精鋭は2022年から、毎月コツコツと買い足しています。 前回の記事はこちらです。 この2つのファンドを対象にした定点観測は今回が最後となります。 理由は「有料パート」でご説明します。 受益権総口数の推移です。 受益権総口数の推移アジア厳選投

ウエルスアドバイザーの「国際株式型」分類、運用歴10年以上のファンド (2024年2月末) #88

「国内株式型」と同様、定点観測を続けてきた「国際株式型」版です。 ウエルスアドバイザーさんのカテゴリーで「国際株式型」とされている、運用実績10年超のファンド。そのパフォーマンスのデータをこれまで7年以上、定点観測してきました。 この定点観測をきっかけにして、興味深いファンドをいくつか見つけることができました。この結果で気になったファンド、そのファンドのポートフォリオ、投資先の入れ替え状況、月次レポート等の情報発信を調べていく感じです。こうした過程で見つけたファンドも以下

株式じゃなくてビットコインだったら受け取るのかな、と妄想した話

清水大吾さんのポスト。 3月24日の午前11時過ぎ。ポストされてから18時間余り。 表示回数は100万回超え。 ポストを最初に読んだ時は「そんなアホな」と思いました。が、もしかしたら、そういうこともあるのかなあ、なんて。ほんとうにこんな会社があるのかしら。 今朝届いた、田内さんのnote、最新の記事。 全然知りませんでした、、、ビットコインの時価。 最初の清水さんのケース。自分の会社の株式を受け取ろうとしない人たち、ビットコインなら受け取るのでしょうか。なんて妄想

三井住友DS日本バリュー株ファンド【愛称:黒潮】 ーアクティブファンドを眺めてみよう #47

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから 「企業価値を探究しているか?」 そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第47回です。 これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。 今回眺めてみるのは 三井住友DS日本バリュー株ファンド【愛称:黒潮】です。 このファンドを眺めてみよう、そう考えた理由です。 ↓のページをご覧ください。 このアワードで日本株式部門 最優秀ファンドを受賞しました。 交付目論見書 各種投

コムジェストさんの月次レポートを読む! #33 (2024年2月末)

コムジェスト・アセットマネジメントさんがファンド運営に携わっている3つのアクティブファンド の月次レポートを読んでみる コムジェストさんの月次レポートを読む! 前回はこちら。 3つのファンドとは ニッセイ/コムジェスト新興国成長株ファンド(資産成長型)【愛称:エマージング・セレクト(成長)】 ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド から改称した  SBI・コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド ESGフォーカス コムジェ

保有資産の「メンテナンス」と、日記 2024年3月 第3部

自分の「資産」の中には、投資信託、株式が非常に多く含まれています。その「資産」がどういう状態にあるのか、将来に向けてより大きな価値を創造、実現してくれそうか、それを自分なりに調べてみる、考えてみる。 これが「メンテナンス」です。 具体的に言うと、投資信託を通じて関わっている会社、株式を保有している会社、それらの財務や業績、事業内容をちょこっと眺めてみる。この作業を指します。実際のところ、かなりの数(たぶん何百社の単位になると思います)の会社に関わっているので、その全てを眺

三井住友・中小型株ファンド ウオッチ #51 / フランクリン・テンプルトン・グローバル・プレミア小型株ファンド ウオッチ #55 (2024年2月末)

2023年から 三井住友・中小型株ファンド、フランクリン・テンプルトン・プレミア小型株ファンド この2つのファンドの月次定点観測をまとめています。 2016年から毎月買い足している 三井住友・中小型株ファンド 2019年2月から毎月買い足している バックナンバーは以下のページからご覧ください。 受益権総口数から確認してみます。 受益権総口数の推移三井住友・中小型株ファンド 2024年2月は前月末比で受益権総口数減=ファンドからの資金純流出となりました。4ヶ月連続

ウエルスアドバイザーの「国内株式型」分類、運用歴10年以上のファンド (2024年2月末) #89

2016年10月末基準から続けている、この定点観測。2022年3月から note に引っ越しました。前回の記事です。 今回が89回目。8年目に入ってます! ウエルスアドバイザーさんのカテゴリーで「国内株式型」とされている、運用実績10年超のファンド。 どんな方法、どんな枠組で定点観測しているか、はこちらをご覧ください。 ウエルスアドバイザー「国内株式型」  運用実績 10年超のファンドこの詳細条件の選択で抽出した結果です。 2024年2月末時点で「国内株式型」で10

ベイリー・ギフォード/ロイヤル・マイル ウオッチ #49  (2024年2月末)

2020年3月から毎月追加投資しています。 このファンドの定点観測です。 純資産総額と受益権総口数4ヶ月連続です、ファンドからの資金純流出。受益権総口数が前月末から減少、ファンドからの資金純流出となりました。2023年11月は10月末比 3.13億口の減少、23ヶ月連続していた資金純流入が流出に転じました。 年が明けて1月は12月末対比 4.2億口減少、2月も1月末比 4.4億口減少。4ヶ月月連続でファンドからの資金純流出となりました、、、 2024年3月18日時点

日本株式インパクト投資ファンド ーアクティブファンドを眺めてみよう #46

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから 「企業価値を探究しているか?」 そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第46回です。 これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。 今回眺めてみるのは 日本株式インパクト投資ファンドです。 以前に月次レポート研究所で注目したファンドです。 m@さんもブログで取り上げられていました。その当時(2023年8月)。 m@さんが「熱いぜ!」と評されるのは、かなりの熱量です。