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企業価値を探究するファンドで企業価値増大を楽しむ投資

2020年2月に始めた定期購読マガジン「アクティブファンドを眺めてみよう」を改称。 新しいマガジンの名前は 企業価値を探究するファンドで企業価値増大を楽しむ投資 です。 非常に数… もっと読む
株式投資(since 2003)、ブログ発信(since 2005)の投資家rennyが毎月追加で… もっと詳しく
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2024年2月の記事一覧

株式投資歴20年超の個人投資家が「ちゃんとした投資」を考えるために厳選した本だけを並べた書店を神保町 PASSAGE SOLIDA でも始めます (追記:蔵前 透明書店にもあります)

投資家 renny と書いた名刺をつくりました。名刺交換の際、受け取った方から「投資だけで生活しているんですか」「専業なのですか」と質問を投げられる、その前にすかさず「普通に会社員です」と説明するようにしています。 兼業の個人投資家という表現が正確なところです。でも、兼業とはいえ、胸を張って言いたいのです。 僕は投資家です と。 投資信託を中心としたポートフォリオで20年超、株式投資に取り組んできました。過去の成果をざっくり示すとこんな感じです。 おかげさまでこの2

”投資信託に蔓延る PL発想、PL脳”を『投資信託事情』 2024年3月号に寄稿した話

月刊誌『投資信託事情』2024年3月号にコラムを寄稿しました。タイトルは 投資信託に蔓延る PL発想、PL脳 です。 この『投資信託事情』、次号の2024年4月号をもって休刊となります。1958年12月に創刊と書かれていますから65年を超える歴史を紡いできたことになります。 大変ありがたいことに、2018年7月号から毎月、1ページのスペースを頂戴し寄稿の機会をいただいてきました。いよいよ来月号が最後の寄稿になります。 そのトリ前に寄稿したのが 投資信託に蔓延る P

スパークス 『アジア厳選投資』 『少数精鋭』ウオッチ #14 (2024年1月末)

2023年から2つのファンドの月次定点観測をはじめました。 スパークス・新・国際優良アジア株ファンド(愛称:アジア厳選投資) スパークス・少数精鋭・日本株ファンド この2つのファンド。 アジア厳選投資は2021年から、少数精鋭は2022年から、毎月コツコツと買い足しています。 前回の記事はこちらです。 最初に受益権総口数の推移からです。 受益権総口数の推移アジア厳選投資 設定来の推移です。 2024年1月は前月末比で受益権総口数が減少、ファンドから資金純流出

ウエルスアドバイザーの「国際株式型」分類、運用歴10年以上のファンド (2024年1月末) #87

「国内株式型」と同様、定点観測を続けてきた「国際株式型」版です。 ウエルスアドバイザーさんのカテゴリーで「国際株式型」とされている、運用実績10年超のファンド。そのパフォーマンスのデータをこれまで7年以上、定点観測してきました。 この定点観測をきっかけにして、興味深いファンドをいくつか見つけることができました。この結果で気になったファンド、そのファンドのポートフォリオ、投資先の入れ替え状況、月次レポート等の情報発信を調べていく感じです。こうした過程で見つけたファンドも以下

noteさんの株主として第12期定時株主総会に出席してきた話

noteさんが上場した初日に株主になりました。 その後、ちょっとずつですが追加で買い増しています。今年追加取得した株式はNISAの「成長投資枠」で保有することにしました。 そのnoteさんの第12期定時株主総会に出席してきました。昨年秋の臨時株主総会に出席しましたが、定時株主総会の出席は初めてです。 今回は株主総会の後に、事業の現状、今後の展望を説明する株主ミーティングも設けられました。株主総会、株主ミーティングともに非常に活発な質疑が行われました。一言で感想を述べると

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アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(年2回決算型)愛称 GGO ーアクティブファンドを眺めてみよう #45

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから 「企業価値を探究しているか?」 そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第43回です。 これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。 今回眺めてみるのは アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(年2回決算型)愛称 GGOです。 日本を含む全世界の上場会社が投資対象になっています。1998年7月の設定。したがって、運用実績は25年を超えます。

株式市場で高い値段が付いた銘柄を上から順番に買っていくファンドの話

昨日、Xにクイズを出題してみました。今日のうちに締め切りです。 みかんぬさんとのXスペースこのXスペースではまだ入り口のところか、と思っていますが、重要なテーマの一つが #価格と価値は違う です。 価格と価値の違い。個人的に、非常に重要な概念だと認識しています。 奥野一成さんの「農地」の例え懐かしいです。↓の動画は2019年11月のイベントでの奥野一成さんのご講演。 「農地」の例えは↑の記事でも登場しています。 「この土地がどのくらい値上がりするのか」は”価格”と読

コムジェストさんの月次レポートを読む! #32 (2024年1月末)

コムジェスト・アセットマネジメントさんがファンド運営に携わっている3つのアクティブファンド の月次レポートを読んでみる コムジェストさんの月次レポートを読む! 前回はこちら。 3つのファンドとは ニッセイ/コムジェスト新興国成長株ファンド(資産成長型)【愛称:エマージング・セレクト(成長)】 ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド から改称した  SBI・コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド ESGフォーカス コムジェ

「答え」なのかもしれない

日経平均が史上最高値に。

保有資産の「メンテナンス」と、日記 2024年2月 第3部

自分の「資産」の中には、投資信託、株式が非常に多く含まれています。その「資産」がどういう状態にあるのか、将来に向けてより大きな価値を創造、実現してくれそうか、それを自分なりに調べてみる、考えてみる。 これが「メンテナンス」です。 具体的に言うと、投資信託を通じて関わっている会社、株式を保有している会社、それらの財務や業績、事業内容をちょこっと眺めてみる。この作業を指します。実際のところ、かなりの数(たぶん何百社の単位になると思います)の会社に関わっているので、その全てを眺

三井住友・中小型株ファンド ウオッチ #50 / フランクリン・テンプルトン・グローバル・プレミア小型株ファンド ウオッチ #54 (2024年1月末)

2023年から 三井住友・中小型株ファンド、フランクリン・テンプルトン・プレミア小型株ファンド この2つのファンドの月次定点観測をまとめています。 2016年から毎月買い足している 三井住友・中小型株ファンド 2019年2月から毎月買い足している バックナンバーは以下のページからご覧ください。 受益権総口数から確認してみます。 受益権総口数の推移三井住友・中小型株ファンド 2024年1月は前月末比で受益権総口数減=ファンドからの資金純流出となりました。3ヶ月連続

ベイリー・ギフォード/ロイヤル・マイル ウオッチ #48  (2024年1月末)

2020年3月から毎月追加投資しています。 このファンドの定点観測です。 純資産総額と受益権総口数3ヶ月連続です、ファンドからの資金純流出。受益権総口数が前月末から減少、ファンドからの資金純流出となりました。2023年11月は10月末比 3.13億口の減少、23ヶ月連続していた資金純流入が流出に転じました。 年が明けて1月も12月末対比 4.2億口減少。3ヶ月連続でファンドからの資金純流出となりました、、、 2024年2月19日時点では、以下の通りです。 受益権総

三菱UFJ 日本株オープン「35」 ーアクティブファンドを眺めてみよう #44

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから 「企業価値を探究しているか?」 そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第43回です。 これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。 今回眺めてみるのは 三菱UFJ 日本株オープン「35」です。 1999年3月設定。運用実績はまもなく25年。老舗と呼べるでしょう。 このファンドに関心を寄せた理由は、月次レポートの開示範囲。 ご覧の通り、月次レポートで直近の月末の全ての投

Xとかで見られるアクティブファンドへのコメントのその大半はノイズだと思う(ポジショントーク)

最初にお断りしておきます。 今から始めるお話はポジショントーク。そうご理解ください。 僕自身の金融資産に、まだかなりのパッシブファンドが含まれています。でも、いつかはこれをゼロにしたい、インデックスフリーを実現したいと考えています。 その経過は毎月、月次で記事にしていますので、ご興味あれば覗いてみてください(肝心なところは有料になってます、ご了承下さい)。 インデックスフリーを目指していますので、巷で話題のオルカン(それに類する金融商品)を取得することはありません。も