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うさんくささセンサーと学習格差

最近訳あって無職なんですが、なんかやらないとな~と思い英語の勉強をしています。いつの日か世界を救うと信じて。
近い将来AIの英語翻訳がさらに進化してバウリンガルみたいなので会話が可能になるとか言われてますが、そうなったら英語を学ぼうとする意欲は絶対に無くなるんで、逆に今が英語を学ぶ最後のチャンスなのかなと。

で、回り道したくない現代人の例に漏れず効率の良い英語の学習方法みたいなのを探すと、「イングリッシュおさる」というYoutuberの方がよく見つかる。このnoteで検索しても結構評判がよく、英語初学者界隈では有名な人らしい。見てみた。


正直な感想を言えば・・・めちゃくちゃうさんくさい。
最初に経歴出すのもそうだし、やたらオーバーなフレーズやそもそもの喋り方とか・・・胡散臭いというか、普通はこれやったら胡散臭いと思われるから避けることを避けてないというか。

内容も変なところがある。
動画の内容はサンプル音声の英語を文節ごとに発声練習すれば聞き取れるようになるぞ、という話なのだが、コメントでも指摘されている通りサンプル音声では「I'm going to」を省略形で「アマナ」と発音しているのに対し、この人は「アムゴナ」と説明するので動画のコンセプトが台無しになっている。
別にこの人の英語能力を疑っているのではなく、収録とは別のタイミングで映像を加えたことによるよくあるミス。ただ、自分だったら間違いに気づいた時点で動画消して再収録だと思うのだけど、そうしないのは本当にYoutubeだ。

でもこれが令和のやり方なんだとも感じる。ミスを除けば言っていることは至極まともだし、何よりわかりやすい。コメント欄で「手の動きが詐欺師っぽくて笑った」みたいなことを言ってる人は一人もおらず、自分ひとりが勝手にうさんくさいと感じて真剣に学ぶ機会を失っているだけだ。

そもそも英語学習をこれから始めようとしてリーチする情報は大半がうさんくさい。英語に限らず、例えばITエンジニア学習はうさんくさい連中に支配されて久しいし、遊戯王マスターデュエルをこれから始めようとするならば「最強デッキランキング」とか書いてあるうさんくさい企業系ゲーム攻略wikiからスタートするしかない。じゃあそいつらが全部嘘つきの詐欺師かというとそうでもなく、「カモを釣るために正しい情報を発信している」みたいなところがある。

西野亮廣やひろゆきみたいなのをうさんくさいで片づけず、うさんくさいを取り除いて有益な情報だけ取り入れる、それが令和の処世術だと思います。


うさんくさくない質実剛健な英語学習情報

本を読もう。

一番理解を得た本。TOEIC対策に特化しているが、その分実践的。
他の英文法の本が「副詞とは動詞を修飾するのが主な働きで~」みたいな正しい説明をしているのに対し、この本は「名詞以外を修飾してたら全部副詞」「語尾にlyってついてたら全部副詞」みたいな今日勝てる情報を学べる。

TOEIC関連の本を探すとだいたいこのTEX加藤氏の本に当たる。TOEIC界のダグラス浜田みたいなものだと思っている。

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