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エゴサ回避


ルインズメイガス体験版

VR×魔法×アクションの「ルインズメイガス」の体験版を遊んだ。

「オノゴロ物語」「ディスクロニア」と並んで2022年国産VRゲーム三本柱の一つとして注目されている作品。というのは自分が今考えた表現だけど、腑に落ちる人も多いと思う。

遊んだ感想としてはちょっと厳しめ。操作感は魔法というより銃器を扱う感触に倒しており、単に操作がややこしい一昔前のVRシューターになっている。拠点とダンジョン間の移動が省略されていたりイベントも暗転が入ったりと没入感は低く、ダンジョン内の意匠や敵もかなり簡素で視覚的なところも残念。

全26クエスト中体験版で遊べるのは3クエスト。序盤も序盤だけれど、その範囲のサイクルと全体の予算感からしてゲームが劇的に変わることは・・・な印象。

ただ、JRPGっぽさは非常に良かった。トゥーンなグラフィックや可愛いキャラはVRでも違和感なく見て楽しめるし、会話や寸劇の感じも良い。似たような作品が多いファンタジー系VRにおいて差別化はできていると思う。

クラウドファンディングで「日本発大作VRRPG」「VRゲームを盛り上げる」と銘打っているように、そういうお気持ちに乗っかれるなら楽しい・・・というのは斜に構えすぎか。作るのが難しいジャンルであり、quest2のマシンパワーの制約もあり、予算の制約もあり。当然それらの問題を分かった上での挑戦のはずで、それは日本の誰かがやるべきことだったのは確か。乗っからせて頂きます。


本題

昔、VRゲームの「アルトデウス」についてツイートしたら公式にいいねされた、という話を以前自分のブログに書いた

その後しばらくして、「オノゴロ物語」についてツイートしたらいいねどころか重役の方にリプライを頂いた。

で・・・今回嫌な予感がしてtwitterで「ルインズメイガス」の語句で検索したところ、やはりというか、殆どのツイートに制作会社の代表取締役によるいいねが付いていた。

何気ないSNSでのつぶやきに対する公式からの見ているアピール。前述のブログにも書いた通りこの施策は全くもって正しい。公式が見ていると分かれば悪いことは言いづらいし応援したくもなる。中小規模ゲーム開発のベストプラクティス。何故VRゲームでばかり観測してしまうのかは謎だけど、多分VR界隈特有のポジティブさとか連帯感とか、そのあたりの期待からかもしれない。

まあ個人的には・・・やだな~~って思う。やだな~~~。
自分も動画を投稿していて批判がちょっとでもあればすごい気にするし、なるべく批判を受けないような作風や露出を心がけているのだけれど、作品とは別のところで評価を是正しようとするのはちょっと納得いかない。批判、言うのも見るのも(意見が合えば)楽しいので。

まあ、正しい時代なんだと思う。批判しない方が良い。距離感近い方が良い。全面的に正しい。正しくない人間は生きづらい時代です。

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